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2024

観戦記/D対武蔵大(8月18日)

前試合から勢いそのままに ダブルスコアで武蔵大に勝利!

時折激しい雨に襲われる曇天の中、早大菅平グラウンドにて早大Dと武蔵大学との試合が開催された。前半序盤は牽制しあい、互いに得点までは結び付かない展開に。しかし前半15分のマイボールスクラムから、立て続けに相手のペナルティを獲得し、3回目のスクラム時にペナルティートライで得点。先制点を奪った後も、リードを維持して、前半を21-7で折り返す。後半に入ると、FWとBKがかみ合いトライを量産。コンバージョンキックもすべて成功し、56-21のダブルスコアで前戦に引き続いて快勝した。

<VS 武蔵大学 メンバー>

前半は早稲田のキックオフでスタートするも、主導権を握ることはできず、お互いに無得点の時間帯が続く。しかし15分のマイボールスクラムをきっかけにペナルティーを連続で獲得し、最後は認定トライが与えられ早大が先制点を挙げた。

23分には、SO茂木陸生(社3=埼玉・早大本庄)からLO佐土原脩(基理3=埼玉・早大本庄)にパスをつなぎ、最後はSH井上泰志(スポ2=福岡・東筑)がトライ。

続いて30分に相手陣22メートル付近のラインアウトをNO8折戸健介(法2=東京・早実)が確実にキャッチすると、WTB小澤ジョージィ(スポ1=千葉・流経大柏)がボールキャリー。走り込んだPR門脇浩志(スポ2=神奈川・桐蔭学園)がトライを決めた。

だが、前半終了間際にペナルティーを与えたことで、自陣ラインアウトからモールを組まれそのまま失点。21-7で前半が終了した。

前半にトライを挙げた門脇浩志

後半は開始早々に、BK陣のランニングが光った。5分にCTB田尻遥也(文2=埼玉・早大本庄)・WTB吉松立志(スポ4=宮崎・高鍋)・FB山下一吹(教1=東京・早実)がゴール前まで運び、最後は井上がトライ。

直後の7分にも、茂木から佐土原・井上・田尻・小澤のBK陣で自陣からボールをつないでゴールラインまで持って行った。

続けて13分に、相手陣5メートル付近のラインアウトでモールを形成し、山本がグラウンディングに成功。FWのセットプレーから得点を挙げた。

その後は、ディフェンスのギャップをつかれて相手にトライを決められる場面も。しかし、25分に門脇がボールを前に運び佐土原にパスをすると、門脇が折り返しのパスを受けてトライを決めた。

試合終了直前の38分には、SO米重皓己(商2=北海道・函館ラサール)のパスを受けた佐土原が左サイドにトライ。コンバージョンキックも成功し、最終スコアを56-21としてノーサイドとなった。

速いセットからタックルを決めた山下広一朗

激しい雨でコンディションが悪いなかハンドリングエラーも見られたが、FWがスクラムやモールのセットプレーで優位に立ったことで試合を有利に運び、BKもボールを回しながらゲインを重ねてゴール前まで運ぶことができた。大外でゲインをされるシーンが何度か見受けられたのは改善点だが、2戦続けての勝利でDチームがいい流れを作ってくれた。今週末に控えるさまざまなカテゴリーの試合でも、勝利を期待したい。

出場選手コメント

SH井上泰志(スポ2=福岡・東筑)
―今日の試合を振り返っていかがですか
上井草や菅平で練習してきたことができた場面とできなかった場面があるので、できなかったことはチーム、個人共に修正して次の試合に臨みたいです。
―アタック面でよかった点と、次戦に活かしたい点をそれぞれ教えてください
アタック面でよかったことは何度か速いテンポでボールを動かせたことだと思います。次戦では、イージーなミスをなくして、速い球捌きをしていきたいです。
―最後に今後の夏合宿の抱負をお願いします
今回の夏合宿ではひとつでも上のカテゴリーに上がれるように頑張っていきたいです。

FL山下広一朗(創理1=東京・早大学院)
―今日の試合を振り返っていかがですか
フランカーとしてタックルからチームを盛り上げることが出来たと思います。
―前試合に引き続き、鋭いタックルが見られましたが、個人でこだわった点はありますか
速いセットをしてノミネートをし、相手より低い姿勢でタックルする事を意識しました。
―今後も試合が続きますが、意気込みを教えてください
目の前の試合に全力でプレーをして、上のチームの試合に出れるように努力をします。

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため練習見学はご遠慮いただいております。ご了承ください。

文・写真=早稲田大学ラグビー蹴球部広報チーム