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2023

帝京大学D戦/観戦記

早稲田のキックオフでスタートした前半。開始早々にペナルティを獲得し、敵陣5m
付近でラインアウトのチャンスを迎えると、正確なキャッチからアタックを継続し、LO江島航(法4=早稲田渋谷シンガポール)がグラウンディング。試合を勢い付ける先制トライを挙げた。

しかし、その後は立て続けにペナルティを犯し、モールで押し込まれて2トライを献上、帝京大がリードする展開に。前半終了間際にも失点を許し、7-19で前半を折り返した。

後半序盤は互いに粘り強いディフェンスを見せ、試合は膠着状態に。だが、10分を過ぎて徐々に相手陣に入ると、13分にボールを大きく展開して、WTB和田遼(社4=早大本庄)のトライが生まれる。SO仲山倫平(法1=ウェリントン・カレッジ)のゴールキックも成功し、14-19とワントライ差まで迫る。

その後は互角の戦いとなり、なかなかトライまで結びつかなかったが、試合終盤の39分に相手ボールのスクラムでペナルティを得る。相手陣内でラインアウトを獲得するとモールを形成、最後はモール右でボールを待っていたNO8勝矢紘史(スポ1=長崎北陽台)がゴール右端に飛び込み同点トライ。惜しくもゴールキックはポストを外れ、最終スコアを19-19として試合を終えた。

・出場選手コメント

CTB金井奨(人4=太田)
春、夏と負けている帝京大学さんとの試合だったのでなんとしてでも勝つという気持ちで臨みました。結果として勝ちきれず悔しいですが、ブレイクダウンやゴール前のディフェンスなど、これまでの練習の成果が出た面もあったのでその点はよかったと思います。チームとしての課題やひとりひとりの課題がわかった試合でもあったので、その課題をクリアにしてまた成長していきたいです。

LO江島航(法4=早稲田渋谷シンガポール)
夏合宿で帝京に負けた悔しさから勝つことを目標に練習してきました。結果は引き分けとなりましたが、成長できた部分も多かったと思います。勝ち越せなかった原因をしっかり分析し、さらに成長できるように明日から頑張りたいと思います。

FL岡村圭悟(スポ2=本郷)
今回のチームテーマのコリジョンの部分では全員が試合中に一貫性を持って戦えていたと思います。しかし、勝ちきれなかった部分でまだまだチームとして課題があると感じました。個人としてよかった点も悪かった点もあったので日頃の練習からひとつずつ改善して次につなげていこうと思います。

SH清水翔大(文2=早実)
テーマとして掲げたコリジョンの部分で、前に出てコンタクトすることはできたと思います。ただ、勝ち切ることができなかったのは仕留めや精度の部分であったり個人的にもゲームコントロールなどで課題が生まれたので、上井草に持ち帰って次に向けて練習していきたいと思います。

SO仲山倫平(法1=ウェリントン・カレッジ)
とにかく、勝ちきれず悔しかったです。しかし、帝京戦に向けて取り組んできた、ワークレートの面、ブレイクダウンの面で勝負できたのは収穫です。個人的には、早稲田に来て初めてSOを務めましたが、特にゲームコントロールの面で、経験不足とスキル不足が顕著に現れたと思います。同じグラウンドで練習する吉村紘さんや、伊藤大祐さんのプレーから学び、レベルアップします。

文・写真=早稲田大学ラグビー蹴球部広報チーム