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悲願の連覇へ 145名で新たなスタート!

2005/04/24

 『常勝ワセダ』に34個の新兵器―。2005年4月24日。一生に一度の尊き儀式。赤黒に恋する若者たちが、聖地・上井草に集結した。

 強い日差しがこれでもかと照り付けるなか、まずは佐藤英善部長が、緊張した面持ちの新入生に対し、ワセダラガーとしての心構えを教授。「ラグビー部員である前に、早大生であることを忘れない」。そして「大学日本一がワセダの使命です」―。

 続いてマイクを握った清宮監督も、いつものごとく情熱的な言葉で新入生の心をガッチリキャッチ。「ここにいるスタッフみんなで、全力の熱い指導をしてワセダを日本一にする。みんなも負けないくらいの熱いハートでそれに応えて欲しい。連覇するには新しい力が必要だと言い続けているけれど、君たちはまさしくワセダの新しい武器だ。今シーズンは成すべくして連覇する」。サブグラウンドの人工芝化に代表されるハードの整備はもちろん、進化のためにもっとも必要なのは、純真無垢な新たな血。百戦錬磨の指揮官もご満悦。連覇のカギ、そして赤黒の未来は個性溢れる34人に託された。


 「尊敬する有田幸平先輩を倒します」「名前を売るためにワセダに来ました」「連覇に貢献できるよう精進します」「この4年間で日本一のWTBになってみせます」「久我山の偉大な先輩たちに負けないように」…。入部式のメイン、ひとりひとりの決意表明では、お手本を示した副務・高橋興平(「がんかていこっせつしました~」)に触発?されたのか、それぞれが男らしく堂々とした姿を披露。最後は2005年度主将・佐々木隆道のリードで(公の場ではこれが初めて!)部歌・『北風』を斉唱し、新たな門出を祝福した。

 ピカピカの1年生34名が新たに仲間入りし、これで総勢145名。今年もワセダは全員で、成すべくして連覇します!新入生のみなさん、おめでとうございます。これで晴れて早大ラグビー蹴球部の一員です。清宮監督が言われたように、今日の気持ちを忘れずに最高の4年間を過ごしてください―。


<大敗にも見せ場十分! 無限の可能性を秘める34人の新戦力>

 入部式に続いて行われた恒例の新歓試合では、2年生を向こうに回しルーキー一丸果敢なチャレンジ。「運動量の差で負けた」と誰もが口を揃えたように、最終的には大敗を喫したものの、先制トライを挙げるなど、随所に光るプレーを見せた。

 まず先輩たちの度肝を抜いたのが、新人練から抜群の破壊力を見せてきたSO長尾岳人(本郷)、CTB佐藤晴紀(東京)の都会っ子ホットライン。SO長尾の速く鋭く精確なパスから、CTB佐藤が躍動感溢れる走りで一気に裏へ。幾度となく見せてきた形を先輩相手にもお披露目し、開始4分の先制パンチ(トライはWTB山北和徳・千種、後半開始早々の連続トライは佐藤と長尾がそれぞれマーク)を演出した。

 ユース代表候補に名を連ねてきた佐藤のスケールの大きさはもちろん、特筆すべきは無印良品・長尾が見せるその質の高さ。抜いてよし、放ってよし、蹴ってよし。SOの必須機能、ディフェンス力もしっかりと持ち合わせる(体を当てるタックルに猛烈なバッキングと、この日もディフェンスで大奮闘!)マルチぶりは、大きな可能性を感じさせる。がっちりとしたその体型、仕掛けへの動きは、あの大田尾竜彦(一昨年度主将・現ヤマハ)を彷彿…。


 一方のFW陣も、強烈なインパクトを残した都会っ子BKふたりに負けず、その存在感を大きくアピール。華麗なキックオフキャッチ(ほとんどをマイボールに!)、吸いつくようなラインアウト、そしてオフロードと、そのすべてのプレーで溢れるセンスを見せ付けたロック・豊田将万(東福岡)に、時として有田幸平の8単を迎撃して見せたフランカー小峰徹也(清真学園)。FW陣もなかなかの粒ぞろいです。


 そしてそして2005年度ルーキー、最大の特徴は最前列の盛況ぶり。U19日本代表、途中出場ながらこの日も強烈なヒットを見せた橋本樹(國學院久我山)に、畠山健介をして「高校時代組んだ中で(このときは同期。東北大会などで対戦)3本の指に入る」と言わしめた石澤尚之(秋田)。更には「メチャクチャいい」と清宮監督が惚れ込む超逸材・瀧澤直(千種)―。まさにプロップ天国。やはり、ラグビー=スクラム…。


 このほかにも啓光学園を4連覇に導いたU19日本代表・上田一貴、高校ナンバーワン・WTB田中渉太(佐賀工)、オール埼玉・的確な捌きを見せるSH清水智文(早大本庄)などなど、ダイヤの原石がズラリ。赤黒の未来を担う34名に、ご期待ください―。


<センス溢れるスーパールーキー 新人総代を務めたロック・豊田将万>

「今日は自分の弱さにビックリしました。やれることを精一杯やったつもりだけど、これが今の自分の力なんだと思います…。何もさせてもらえませんでした。2年生との試合で1番差を感じたのはスタミナとゲームコントロールのうまさ。自分はキャプテンだったにも関わらず、逆にみんなに引っ張ってもらった感じで、申し訳なかったです。高1で山下大悟さんの優勝を見たときから、かっこいい、大学に行くならワセダがいいと思ってました。ただ、入ってから勉強についていけるか、4年で卒業できるかが不安で、一時は悩んだ時期もありましたけど、今はスッキリとした気分です。祖母と中学の先生がワセダが好きだったこともあって、来ることができました。新人総代としての挨拶は、昨日権丈さん、有田さんに色々と相談したんですけど、余り参考にならなかったので(笑)、自分で一生懸命考えました。ワセダはもっとピリピリしていると思ったんですけど、先輩方もいい人ばかりで居心地がいいです。ただ、(Bチームとして)シニアの練習に参加したときには、レベルの高さ、特にスクラムにビックリしました。1対1のコンタクトが強いことはもちろん、あんなに拘ってスクラムを押し合ったのは初めてだったので。ワセダでは佐々木隆道さんと青木さんがヒュージョンしたような、それに有田さんの激しさを足したようなプレーヤーになっていきたいです。ロックに対する特別な拘りもないですし、使ってもらえるのならばどこでもやるつもりですけど、ラインアウトでたくさん飛んだり、スクラムを押したり、最近大学のロックにおもしろさを感じているので、ロックとして勝負していきたいです。ワセダにはものすごいロックがいて、ふたり抜けると思っていたら、ひとり残ってビックリしましたけど(笑)、1年目から赤黒を狙っていきたいと思います」


<飛び切りのスケールでワセダの未来を担う大型CTB佐藤晴紀>

「今日正式にワセダの一員になれてとても嬉しく思っています。試合は初めての40分ハーフということもあって、走り負けた部分が大きかったです。自分たちから前に出てディフェンスすることができず、差し込まれてしまい、そこで負けました。個人的には慣れないCTBでしたけど、抜けた場面もあってよかったです。テレビで早明戦を見てから、ワセダにはずっと憧れていましたし、あの大きな舞台で試合をしたいと思っていました。上井草に来て、自分からワセダに行きたいとアピールして、入学することができてよかったです。ワセダは思っていたよりも雰囲気が明るいですし、環境も素晴らしいです。FBだったので自分の憧れは五郎丸さん。1つのプレーで局面を変えられるような選手になれるよう、がんばっていきたいと思います」


<大田尾竜彦の再来? この日も抜群の存在感を見せたSO長尾岳人>

「入部式が終わっても、まだワセダに入ったんだという実感は沸かないです。今日の試合は運動量の差で負けました。もっとひとりひとりが走らないと、ディフェンスを組織として動かせないということが分かりましたし、自分のプレーも全然ダメでした。ワセダに行きたいと思ったのはテレビで見ていて、とにかくすごかったからです。入学するにはとにかく自分からアピールするしかないと思い、自己推薦にチャレンジしました。ワセダはみんな明るくて、ラグビーをするときと、それ以外のメリハリがしっかりしていてすごいです。ラグビーのレベルも、もうメチャクチャ高いです。先輩たちと一緒に練習してみてビックリしました。同期のみんなもいい奴ばかりで、いい4年間が過ごせそうです。今は久木元さんを目標に練習しています。今日も試合が終わってから、自分で行くときとパスするときのスピード、立ち位置など色々教えてもらいました。Aチームで日本一に貢献できるようがんばっていきたいです」


※本年度の1年早慶明戦は、vs明大を5月28日(土)、vs慶大を6月9日(木)に、いずれも上井草グラウンドでの開催を予定しております。目指すはもちろん全勝です!なお新人早明戦の開催に伴い、同日予定されておりました早大D対明大D戦は中止となりました。
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