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関東大学対抗戦   試合結果

2010/10/02
(Kick off 14:00)

熊谷ラグビー場

早大A 筑波大
  34 8 - 21 26  
26 5
T G PG DG   T G PG DG
1 0 1 0 3 3 0 0
4 3 0 0 1 0 0 0
5 3 1 0 4 3 0 0

T:トライ G:ゴール PG:ペナルティゴール DG:ドロップゴール

レフリー
タッチジャッジ


対筑波大 アンビバレント・ワセダ

2010/10/02


 会場を包み込んでいた重苦しい雰囲気がこの試合のすべてを表していた。ノーサイドの瞬間、選手たちは素直に喜ぶことができなかった。負け試合とさえ思えてしまう薄氷の34-28。痛感した甘さと一方で得られた確信。『有田組』の今に、2つの想いが交錯した。「自分たちは甘いなと。タックル、ブレイクダウン、サポート。プライドが問われるところ。前半と後半、今日は本当に両極端なところが見えた試合でした」(主将・有田隆平)―
 まず問題の前半、ちょっと手を施した逆目へのキックオフノット10でいきなりつまづくと、夏以降なかなか見えなかった「甘さ」をこれでもかと露呈。攻めては人が湧き出る感まったくなし。手詰まりに加え、2人目の寄り遅く連続のターンオーバー。守ってもファーストタックラーが弾かれ、内に寄り、人数足りずに外でブレイク。幸先よく先制トライこそ奪ったものの、ミス続出、躍動感なきチグハグな戦いで、そこにワセダらしさは微塵もなかった。「ディフェンスからゲームを組み立てる」心つもりが、気持ちよくボールを繋がれ3トライ。1:1で勝つ、走り勝つ、刺さって勝つの気概はどこへ…。このままだと負ける。『有田組』に訪れた今季最大の危機…。
 しかし、熊谷の異様な雰囲気をよそに、ワセダはまだ正気を失ってはいなかった。ハーフタイムのロッカールーム、小さな空間でお互いに顔を合わせると、チームを引っ張るリーダーたちが、首を絞めている要因、それに対する改善策を次々に列挙。1:1:、ディフェンス、セット、テンポetc。原点回帰への意思統一、何より誰がではない「俺が変える!」の意志が、チームに変化をもたらした。
 迎えた後半、ミス激減!とはいかなかったものの、開始からワセダの象徴・有田隆平を先頭に、CTB坂井克行が、ついに復帰の山下昂大が、タテに強いプレーで脇目も振らず前へ。振り回しにいって、かえって自分たちが振りまわされる。相手ディフェンスが待ち受けているところに足を踏み入れターンオーバー。そんな前半のイメージから一転、サポートも淀みなく湧き出し、流れを一気に手繰り寄せた。7分、テンポを変えるの意志がタップリ詰まった速攻からSO山中亮平→CTB村田大志で一点差。15分、ゴール前モールで相手を釘づけにし、ようやく逆転。22分、25分にも1:1を制したところからWTB中靍隆彰がインゴールを駆け抜け、勝負を決した。修正点をしっかり理解し、立て続けにトライを重ねた後半の戦いには、ワセダらしさが散見。「あの点差を逆転できたのはすごくよかったなと。後半はみんなから変えてやろうという意識、気持ちを感じました。リザーブメンバーから特に」(主将・有田隆平)。
 これでひとつの山を越えたものの、自分たちの甘さ、勝つためにワセダとして~の部分が痛いほど心に突き刺さった。全員で拘ると誓い合った1:1、生命線のタックル、動き出しがこのままでいいはずがない。加えて、「間違っていない」と誰しもが信じている、ベリーグッドチーム・筑波と戦って改めてその思いを強くした「形」を相手関係なく体現できるかどうか。「ワセダとしてはやっぱりタックルなんだと思います」(主将・有田隆平)。「今日を踏まえ、特に新しいことをやるというのはない。今年のラグビーの精度を上げていくだけです」(辻監督)。ふたつの顔が見えた両極端な前後半、そこに多くの教訓があった。Dead or Alive。今、改めて問われる『有田組』のプライドと覚悟―

<ワセダはタックル!両極端な試合から進むべき道を見出す主将・有田隆平>
「まぁ、勝てたこと、あの点差を後半逆転できたことはすごくよかったと思います。でも、内容的には…、負けというか、自分たちの甘さが出てしまいました。アタックに関しては、1:1の一人目のところは勝っているけど、リリースのところがよくなかったり、2人目が遅かったり、ミスも多くて。最初のところはうまくいっているのに、焦ったようなところがあったのは反省です。ディフェンスについては、もうタックル。すごく甘かったです。動けてないうんぬんではなく、普通にいかれてしまってました。とにかく今日は一人目が外されすぎ。そこで負けている。プライドの問題です。後半に関しては、強いプレーで前に出て、テンポよくアタックできたことが変わったところだと思います。サポートもよくなりましたし、動き出しの意識も上がって。ハーフタイムでは、タックルのところと、キャリアのところの話をしました。もう、まったくよくなくて反省だらけだったので…。後半はみんなから変えてやろうという意識、気持ちを感じました。リザーブで入ってきた選手からは特に。筑波という素晴らしいチームと戦った上で、今後を考えると…、やっぱりタックルなんだと思います。ワセダはタックルです。今日はワセダの甘さ、今年はこうやったら勝てるんだという自信、両面が見えたすごく極端な試合だったと思います」

<自分たちからの仕掛け! 苦しさからこの先を見据える副将・山中亮平>
「課題の残るゲームになってしまいました。先制点も取りましたし、試合の入り自体は悪くなかったと思いますけど、次第にディフェンス、ブレイクダウンで受けて、ゲインを切られて、トライという形が多かったので、そこの意識をもっともっと上げなくてはいけないです。後半修正できたのはよかったと思いますが。ディフェンスに関しては、内側がいなくなってしまい、余られて、後手になって差し込まれ、立ってプレーされてモールという形が多かったので、最初のところのタックルだったと思います。アタックに関しては、前半はできるシチュエーションになかったというか、ランナーもいないような感じでしたけど、後半は意識も変わって、いい形でした。ミスしないで継続すること、強いプレーをすることを心掛けたら案の定取れたので、最初からやれるかです。ゲームメークに関しては、もちろんまだまだですが、シンビン中のエリアの取り方、時間の使い方などは、悪くなかったと思います。この先に向けては、やっぱりディフェンスとブレイクダウン。ひとりひとりの意識をもっともっと上げていくこと。そして、自分たちから仕掛けていくことだと思います」

<疲労困憊? HB団としての向上を誓うSH榎本光祐>
「今日は疲れました…。やばいです、心身ともに。前半負けて終わったということで、正直焦ったようなところもありました。入りがよくなかったことで、浮足立ってしまったというか。今日のブレイクダウンは…、悪かったです。2人目の寄りの速さを意識していたんですけど、途中から相手の方が速くて苦しくなってしまいました。後半についても、完ぺきではなかったですし、前半よりはマシになった程度だと思います。アタックに関しては、フェーズを重ねていったときにもっと厚みを出していかなくてはいけないです。FW、BK一体でアタックできるように。後半よくはなりましたけど、今日は完全に今週の練習が出たんだと思います。ディフェンスについては、内側で巻き込まれたり、フェーズのなかでモールを組まれたり、FWがいなくなる場面が多くてしんどかったです。ひとまずこれでひとつの山は越えたので、今日出てくる反省、課題をしっかりと受け止めて、次の戦いまでにしっかりと修正していきます。HB団としては、山中に頼るのではなく、もっと僕からも主導権を持ってコントロールしていけたらと思います」

<強い意志! 後半からの出場で流れを変えたフランカー山下昂大>
「まず頭にあったのは、この一カ月多くの方にサポートして頂いたことへの感謝です。その感謝をプレーで表そうと考えてました。前半は見ていて、自滅という感じだったので、しっかりいつものワセダのプレーができれば、いいゲームになるだろうなと。自分としては、特に何というのはなくて、いつもどおり、強く速く前に出る。とにかくそれだけでした。アタックに関しては、悪くなかったと思います。タックルは外されてしまいましたが…。チームとしては、強いプレーで前に出れるようになりましたし、サポートもよく、いい球が出るようになりました。ブレイクダウンについては、今日は早いジャッカルをしてくる選手が多かったですが、そこでワセダが負けていたら話にならないので、しっかり反省しなくていけないです。後半は雰囲気的にも何か変えてやろうというものがありましたし、いつもどおりのプレーもできるようになってよかったと思います。今日を踏まえてこの先を考えると…、どの相手に対してもワセダのラグビーをすれば勝てるという自信はあるので、いかに体現するかに懸かってます」

<今年の形! 意識を変えての逆転劇を評価する辻監督>
「競った試合になりましたが、予想はしていました。13点のビハインドを強い筑波さん相手にひっくり返したことは評価できます。山下については、後半の頭から行くと決めてました。流れを変えられるプレーヤーですし、実際にそういうプレーをしてくれて、期待どおりです。ブレイク、キャリア、チャージ、タックル、起点は山下だったと思います。ゲームメークについては、山中も色々と勉強中です。今日はいいところも悪いところもありました。色々とゲームメークについて、ワセダのゲームメークについて、しっかりと話をします。ディフェンスからゲームを組み立てるという点に関しては…、ターンオーバーからのトライはありましたが、1人目のタックルは課題です。後半はみんな自分が変えるんだという意識、誰がではなく自分が変えるんだという意識を感じました。今日を踏まえて、特に新しいことをするということはなく、『有田組』のラグビーの精度を上げていくだけです」

 



前半
 8分 早大 22m内LO→9・10・12・11ラック→9・山中トライ G山中失敗 5-0


16分 筑波 TOからの裏キックでさらにTO→9・10・12トライ G成功 5-7

21分 早大 正面10mPG山中成功  8-7

24分 筑波 9が潰されたTOから外に振られて14トライ G成功 8-14

41分 筑波 ハイパントの切り返しでゲインされ9・10トライ G成功 8-21

後半
 7分 早大 速攻でゲイン→継続後9・10・村田トライ G山中成功 15-21


15分 早大 5mLO→モール→9・10ラック→9・中濱トライ G山中成功 22-21


22分 早大 速攻でゲイン→ラックを重ね中靍トライ G山中成功 29-21


25分 早大 相手キックミスからAT→9・10・13・22・中靍トライ G山中失敗 34-21


28分 筑波 HLS→8単で弾かれた後14に走りきられトライ G失敗 34-26

関連ロケーション

地図を大きくする。 [熊谷ラグビー場]

関東大学対抗戦 試合情報一覧

2010/12/05 明大 ○ 31-15 ●

2010/11/23 慶大 ● 8-10 ○

2010/11/03 帝京大 ○ 33-14 ●

2010/10/24 日体大 ○ 91-3 ●

2010/10/02 筑波大 ○ 34-26 ●

2010/09/25 成蹊大 ○ 88-0 ●

2010/09/12 立教大 ○ 64-8 ●

筑波大との戦績

公式戦対戦成績(1974年〜2009年) 早大 36勝1敗1分

過去3試合の対戦結果

2009/10/17 関東大学対抗戦 ○ 50-5 ●

2008/12/28 大学選手権二回戦 ○ 59-25 ●

2008/10/19 関東大学対抗戦 ○ 64-0 ●

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