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早大A対関東学院大戦・観戦記

早大A対関東学院大戦・観戦記


この日の相手は6月30日のオープン戦で5-57と大敗を喫した関東学院大。その時の悔しさを胸に練習に励んできたワセダフィフティーンにとって自らの成長を図る絶好の機会となった。<HP委員疋>

激しい雨のなか行われたこの試合。リベンジに燃える早大は開始からFW、BK一体となった攻撃で相手ゴールを脅かす。しかしペナルティーでチャンスを潰してしまうとそこから相手に切り返されトライを許してしまう。先制トライは許したものの試合は早大ペース。8分には春先のケガから復帰し久々にAチームでの出場となったCTB山下大悟(3年)が力強い突破でインゴールへ。トライかに思われた惜しくもノットリリースザボール。その後も攻め立てたが、ミスもあり、あと一歩のところで得点を挙げることができない。多くのチャンスを逸したことが響いたのか、流れは一気に関東学院大へ。20分、25分と連続でトライを奪われてしまう。早大も28分に相手ゴール前でのラックから素早く展開しCTB山下がトライを挙げるも、前半はこの1本だけ。その後2トライを追加され5-31で前半を折り返した。

相手がメンバーを大幅に入れ替えた後半は早大が優勢。相手を1トライに抑え、3トライを挙げた。最終的には22-36で敗戦。春のリベンジはならなかった。全体を通して攻め込む時間が長かっただけにもう少しトライが欲しかったところ。攻め込みながらミスを犯してしまう早大とそのミスを逃さず確実にトライを挙げる関東学院大。これが現時点での両チームの差と言えるだろう。

<留学組の上村、高森が出場。ワセダに新たな風を!>
夏合宿前にオーストラリア、ニュージーランドへの留学から戻りチームに合流したフランカー上村康太、ロック高森雅和(ともに3年)のふたりが後半から出場。双方とも随所に光るプレーを見せた。オーストラリアとニュージーランド、国こそ違えふたりが得たものとして揃って口にしたのは「自分で考える」ということ。やらされるのではなく自ら考えてやる。この姿勢の大切さを実感したようだ。左京泰明主将も「ふたりともやらされるのではなく、自分で考えて頭を使っている」と精神面での成長を感じている様子。ふたりのこの姿勢はチームに良い影響を与えそうだ。もちろんプレーでも留学の成果を大いに見せてくれるはず。留学組に今後も注目です!

<左京主将、試合後のコメント>
「前回の対戦では近場をブレイクされることが多かったので、FWがそこをやられないように意識した。今日はそこの部分は前回よりも抑えられた。その点ではよかった。ただBKが一発でブレイクされることが多かった。そこが新たな反省点。アタックに関してはテンポがよくなる時もあったけど、ミスでチャンスを潰してしまった。ターンオーバーされすぎ。前回よりも進歩が感じられる試合だったと思う。いいところも悪いところも含めて、方向性が見えたのはよかった」

<SH田原耕太郎(4年)>
「この前対戦した時に反省したことができればと思っていた。反省は生かせたけど前回やられなかったところでやられてしまった。相手の絡みが想像以上にハードでミスが出てしまった。イメージしていたのよりワンテンポ遅れてその分相手のディフェンスに立たれてしまった。BKはもっと止めないと。進歩は感じられた。自分はワセダのSHとしてテンポにこだわっていきたい。死んだ球を生き返らせるようなパスをしていきたい」

<CTB山下大悟>
「ケガしている間は戻った時にそれまで以上になれるようにと考えていた。前回関東とやったときは近場を攻められなかったので、今日は外を攻めようと思った。後半はテンポもよく攻められたと思う。チームとしては頭をクリアにしての意思統一ができていなかった。攻めているときにあたふたしてしまった。強くてもひるまず攻めれるかが大切。これには経験も必要だけど。ディフェンスはまだ激しさが足りない。今シーズンは若い選手が多いので自分の経験を生かしながら引っ張っていければと思う」

<後半から出場のフランカー上村康太>
「新しい刺激を求めて留学した。留学で一番感じたことは考えるということ。ワセダは考えてる奴もいるけどまだ足りない。自分で考えなければうまくならない。関東とワセダの差は技術なんかではなくて精神的なところが100%だと思う。関東はきっと練習してても楽しいだろうし、考えてやっていると思う。メンタル的なところでチームを引っ張っていきたい。ワセダで勝つのは目標だけど、自分はそこに留まりたくはない。もっと上を見ていきたい。ワセダどころじゃないですよ!(笑)」

<同じく後半から出場のロック高森雅和>
「留学してワセダの反復練習で身に付くスキルもあるんだなと感じた。反面ここ一番の集中力がないとも。向こうに行ってラグビー好きになれた。みんな好きだからやっている感じ。全体練習は週2回だったけど自主的にみんな取り組んでいた。技術的にはコンタクトの強さが身に付いた。ラフプレーに近いこともやられて当たり前だし、やって当たり前と思えるようになった。コンタクトで前に出ていい球をBKに出せるようにしたい。去年1ヶ月留学した時はニュージーランド最高って思ったけど、今はワセダもいいじゃんって思います(笑)」