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2024

対関東学院大戦・観戦記

対関東学院大戦・観戦記


ワセダにとって春シーズン最後のオープン戦が三ツ沢競技場にて行われた。相手は清宮監督が就任時から「目標のチーム」と言い続けてきた関東学院大。昨シーズン(大学選手権2回戦で25-38で敗戦)のリベンジ、そして何よりここまでの練習の成果を測る絶好の機会となった。ナイターということで観衆も多く、両校の注目の高さがうかがえた。<HP委員疋>


昨シーズンの対戦では開始早々に2トライを奪われ敗れただけに、先手を取りたいワセダであったが、キックオフから相手に攻めこまれてしまう。何とか凌いでいたものの、5分にゴール前でのスクラムからトライを許してしまう。さらに10分にもトライを奪われる苦しい展開。しかしワセダも一度ボールを確保するとしつこくつないで相手ゴールを脅かす。しばらく敵陣で攻める時間帯が続いたが、26分にマイボールスクラムを奪われそこからトライを献上。このプレーで試合は完全に関東学院大のものとなってしまった。36分にもターンオーバーから失点し、0-24で前半を折り返す。
何とか流れを変えたい後半であったが、1分にトライを奪われると相手の勢いに拍車がかかり、FW、BK一体となった攻撃にその後も立て続けに4トライを許してしまう。ワセダは終了間際に1トライを返すのがやっと。結局は5-57と大敗した。
球出しのうまさ、展開力、接点での力強さ、なかなか崩れないディフェンス。すべてにおいて大学ナンバーワンチームとの差を感じた試合となった。しかし清宮監督は「関東学院とやって得るものはたくさんあった。今日は試合をやってよかった」といたって前向き。そしてその強さを肌で感じた選手たちも気持ちを新たにした様子。「何も悲観することはない」(清宮監督)。まだまだワセダの挑戦は終わらない。「あの試合があったから…」そう笑顔で振り返る日がきっと来る。

<主将・左京泰明>
「(関東学院との差は)点差のままです。(接点で相手の方が強かった?)その通りです。まだまだ甘いところがあるし、それでは関東には通用しません。(試合は)いつも通り練習でやっていたことをやろうとしていました。これからとにかく頑張るだけです」

<副将・安藤敬介>
「去年やったときよりもパワーがあった。なかなか倒せなかった。接点が強くうまく継続することができなかった。相手の1列はサイズもあるし強かった。自分たちもスキルアップしているけど試合で出し切れていない。これは反復していくしかない。スタッフと学生の間の信頼関係があるので秋にはいいチームになれると思う」