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2024
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対大東大戦観戦記

対大東大戦・観戦記

 この日はAチームが東伏見で行う最後の対外試合。昭和3年からワセダラグビーを見守りつづけたグラウンドへの感謝の気持ち、更にはこの地で輝かしい歴史を築いてきた先人たちへの敬意を込め、練習試合では異例となる赤黒ジャージーで試合に臨んだ。
 最後を飾るにふさわしくスカッと勝ちを収めたいところであったが、開始から自慢の『高速アタック』が完全に不発。ハンドリングミスも続出し、意図した攻撃がまったくと言っていいほどできなかった。こんな状況に陥ってしまった最大の要因はブレイクダウン。集散も遅れ、今季のカギとも言える激しいスイープを行うことができなかった。ブレイクダウンでの攻防は勝敗に直結すると言っても過言ではないだけに、早期の修正が望まれる。
 アタックが思うように機能しなければ、当然ながら相手ペース。2つのトライを挙げリードこそ奪ったが、嫌なムードで前半を終えた。
 後半に入っても相手のパワーに押され、ズルズルと後退。序盤は常に自陣での戦いを強いられた。しかし、東伏見最後の試合で負けるわけにはいかないワセダは粘りを発揮。フランカー羽生憲久(4年)、CTB安藤栄次(2年)等がこれでもかとばかりに相手に刺さり続けた。
 「ピンチをチャンスに」。粘り強いディフェンスからの切り返しこそワセダのお家芸。この10分にも及ぶ苦しい展開を凌ぎ、そこからの切り返しで見事にトライを奪ってみせた。このトライで息を吹き返すとようやく『高速アタック』が炸裂。「大東もかなり走り込んできたみたいだけど、ワセダはもっと走り込んでますから」(SO大田尾竜彦、3年)という自慢のフィットネスも存分に見せつけ、立て続けに5トライを挙げた。
 もどかしい展開に陥りながらも、終わってみれば56-0の完封劇。「相手のすべてを受け止めた上で勝つ」。そんな懐の深さを見せての勝利は、選手に更なる自信を与えたに違いない。 <HP委員 疋田 拡>

<ゲームキャプテン・椛沢保男>
「今日のチームとしての目標はブレイクダウン、ハンドリングミスをしない、オフサイドをしないということだった。前半は最初のふたつが全然だめ。フォローが遅かった。もっと溢れ出てくるようにできれば問題なかったのだけど…。パワーでもやられたし、人数で上回れなかった。ディフェンスはオフサイドもほとんどなかったし、よかった。意識してできたと思う。今日はラインアウトが多く試合が止まってしまった。ただ、ラインアウトからのモールは押し込めたし、止めることもできた。その点は練習の成果がでた。全体的にもっと精度を上げなければいけないと思う」

<後半から出場し、試合のテンポを上げたSH田原耕太郎>
「今日はチームも自分も今イチ。とにかくブレイクダウン。スイープが弱かった。相手はいつもより大きいからもっとやらないと。ディフェンスはよかったと思うけど、アタックはだめ。よかったというイメージはない。今年の春はかなり細かいところまでやっている。昨年の夏合宿でやっていたようなことを既に取り組んでいる状態。内容的にはかなり速いと思う。(5年生としてチームに残ったのは)離れるよりワセダにいた方がうまくなれると思ったから。日本一になるお役に立てるならと。(コーチ兼任について)練習しながらやっているけど、負担にはなっていない。難しいけど、おもしろい。とても勉強になる。長い目で見たら絶対にプラスだと思う。(後半からの途中出場が続いているが)楽しみあるし、別に何とも思わない。一生懸命やるだけ。チームが勝てればそれでいい」

<清宮監督試合後のコメント>
「(同期の大東大新監督)ラトゥーとはよくやりあったなー(笑)いつも対面だった。今日は相手を0点に抑えたことは評価できるけど、判断ミスとハンドリングミスが多過ぎる。ブレイクダウンもちょっと相手にすかされてた。そいつにスイープできてなかった。後半はターンオーバーからいい形でトライが取れてよかったと思う」

*7月7日、東伏見さよならイベントを開催します。東伏見アイスアリーナ、早大グラウンド通りでワセダラグビー展を開催。街全体がワセダ色に染まるほか、Tシャツや東伏見の砂入りマグカップといった記念品の販売も行う予定です。ワセダラグビーファン必見の一大イベントになること間違いなし!是非足をお運びください。なお、現在イベントに向けたパンフレットを製作しているところです。詳細が固まり次第、皆様にお伝えしたいと思いますのでしばらくお待ちください。