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2024
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対明大戦観戦記

 「メイジとの勝負はあの部分だと改めて感じた…」(大田尾主将)。出鼻をくじかれた前週の反省を踏まえ、開始から宿敵・明大を圧倒したいところであったが、この日も相手ボールのキックオフからズルズルと後退。FWのタテ、スピード溢れるCTBの突進、ラインアウトモール。もっとも警戒していた形で3トライを献上し、僅か10分足らずで19点を失った(5-19)。うだる暑さに蓄積されてきた疲労…。自らのミスではなく、崩されてのトライに重苦しい雰囲気が漂った。
 しかし、「途中からはうまく対応できたと思う」(大田尾主将)と言うとおり、相手の激しさを正面から受け止めると反撃開始。集散の速さと自慢の展開力で、失った流れを『自らの力で』引き戻した。CTB菊池和気(3年)の華麗なステップ、WTB吉永将宏(4年)の目の覚めるような快走で紫紺の背中を捕まえると、35分には十分に押し込んだモールからの仕掛けで主将自らインゴールへダイブ。お得意のトライラッシュで逆に10点のリードを奪い、前半を折り返した。
 「王者の強さ」を見せつけるべく臨んだ後半。大学ラグビー界を席巻した『ULTIMATE CRUSH』で宿敵に引導を渡したいところであったが、あと一歩のところでミスを連発する、らしくない展開。池上真介(2年)、今村雄太(1年)のビューティフルトライこそあれ、4トライしか奪えず、何とももどかしい空気がチームを襲った。
 早明戦57-31の勝利にも満足感を覚える選手は皆無。目指すは他の追随を許さない究極の強さ。理想のラグビー・パーフェクトウィンを成し遂げるまで、ワセダの探求心は満たされない。<HP委員 疋田拡>

<関東学院大戦に必勝を期す清宮監督>
「次は関東だし、ああいうことをしたら勝たせてくれないと思うから、前半の立ち上がりに取られるところは修正しなくてはいけない。昨日、今日と試合をして、メイジはよく練習しているということが分かった。冬に向けて要注意のチームだと思う。モールはうまく組まれたらトライは取られるよ。スクラムは期待通りに組んでくれた。この春で一列の層は厚くなってきたんじゃないかな。甲子郎と今村はまだまだこれから。まだ慣れていないし。でも今村はいいところもあった。チームとしては右肩上がりで成長できていると思う。関東との試合は、どうやって崩そうとかそういうこと以前に、簡単なミスとかでゲームを切らないようにしたい。この3週間で特別なことをやったりはしないけれど、もちろん勝敗にはこだわりたいね」

<メイジの強さを実感 大田尾竜彦>
「今日はミスからやられた法大の時と違って、メイジらしさでいかれてしまった。やっぱりメイジとの勝負はあの部分なんだと改めて感じた。あの辺は死ぬ気でやっているのだなと。試合のなかで相手の強い気持ちを感じた。ワセダは振って何ぼのチームだから、どうしても落ち着くまで、リズムに乗るまでに時間が掛かってしまう。CTB陣の経験もまだ浅いですし。そういう意味ではCTB陣はいい経験を積んでいると思う。関東戦へ向けては、これまで挙がってきた反省点を練習でしっかり押さえて、いい試合がしたいですね」

<初めて赤黒に袖を通した期待のルーキー・種本直人>
「今日は自分でやろうとすることを色々と考えていたけれど、ミスが出てしまい、これからやり直さなければダメだといい反省になった。このままでは自分で満足できないので、もっともっと上を目指してがんばっていきたい。まだまだ先輩に引っ張ってもらっている状態なので、早く自分から引っ張っていけるようになっていきたい。高校時代からの先輩ですし、青木さんのことはやっぱり意識しますね」

<またまた現れたシンデレラボーイ・プロップ古畑博也>
「昨日リザーブ入りを告げられたときにはビックリした。準備も何もしていなかったのであわてて用意しました(笑)。今日の朝、赤黒をもらってもまだメンバーに入ったという実感がなかった。アップをしているときに初めて、実感が沸いてきた。昨日試合をして疲れていた割には気持ちの入ったプレーができたと思う。対面は昨日の方が強かった気がしますね。昨日、今日で結構通じるものだなと自信がついた。これからはとにかく何も考えずに、スクラム中心に一生懸命がんばるだけです。高校時代のCTBからプロップに移ったのはただ体重が増えただけです(笑)」