「セブンズの監督４年間で最悪の試合だった…」（今泉コーチ）。文字通りの惨敗。ノータックル、ノーセービング。いいところ何もなしの２連敗に、飛躍を誓った『ベイビーワセダ』はがっくりと肩を落とした。
「ワセダ暗黒の日」とも言える忌忌しき事態を招いたのは、準備不足でも経験不足でもなく、著しく欠如した戦いに挑む「気持ち」。初戦の大東大戦では外国人部隊の突進にひるみ、敗者復活トーナメントでも黒黄ジャージーの前に力なく敗れ去った。
『赤黒』を身に纏う以上、あってはならない慶大相手の敗北。「学生相手に負けたこと、慶應に負けたことの意味を考えろ。悔しくないのか」（今泉コーチ）。初『赤黒』実に７人。これまでノビノビと育ってきたニュージェネレーションが初めて伝統の重みに触れた。
二度と味わいたくないこの屈辱を、そのままやり過ごすのはワセダとしてあるまじき行為。「１ヶ月間みっちり練習して、東日本大学セブンズ（５月５日、於：秩父宮）は必ず物にする」（今泉コーチ）。幸いにして与えられた１ヶ月間の猶予。ゴールデンウィーク、『常勝ワセダ』にその審判が下される…。＜早大ラグビー蹴球部広報 疋田拡＞
チャンピオンシップ１回戦 対大東大 ０－２７（前半０－１５ 後半０－１２）
先発 ： 中崎宏（４年）、安藤栄次（４年）、百合洋（３年）、茂木隼人（２年）、三井大祐（２年）、若野祥大（２年）、松澤良祐（２年）
交替 ： 菅野朋幸（２年←中崎）、谷口拓郎（２年←若野）
コンソレーション１回戦 対慶大 １２－１７（前半０－１２ 後半１２－５）
先発 ： 池上真介（３年）、安藤栄次、百合洋、茂木隼人、三井大祐、菊池和気（３年）、松澤良祐
交替 ： 菅野朋幸（←百合）、太田淳平（３年←茂木）
得点者 ： トライ＝菅野、太田 ゴール＝松澤１
