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2024
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対法大戦 メモリアルゲームの主役を強奪!


 『ULTIMATE CRUSH』ならぬ、『ORANGE CRUSH』!赤黒ワセダが、80周年メモリアルゲームの法大から主役を強奪。覇権奪回へ避けては通れない難敵相手に、力の差をまざまざと見せ付けた。
 激しい雨に苛まれた前週とは打って変わり、この日は会心のロケットスタート。強さ、速さ、うまさ、そして意識。ボール獲得を含む、すべての局面で相手を圧倒し、おもしろいように前に出続けた。
 「ものすごく安定した戦いぶりだったね」。清宮監督も思わず笑みを浮かべる、文字通りの横綱相撲。押して、押して、最後は寄り切る。「ちゃんこパワーっすかね」(主将・諸岡省吾)。自慢のFWを前面に押し出したニュースタイルで、主役のはずの法大をまったく寄せ付けず、憎たらしいほどあっさりと、トライの山を築き上げた(前半38分にはゴール前でモール勝負を挑んできた相手から、ボールを奪い返し、一瞬で90メートルを切り返すスーパープレーも)。これぞ赤黒ワセダの新常識…。
 しかし、自らも体験したことのないようなハイペース、茹だる様な暑さに、後半は『横綱』らしからぬ失速ぶり。「点数が伸びなかったとかそういうことではなくて、我慢しなくてはいけないところで、我慢し切れなかったのは反省しないと…」(諸岡)。ベーシックなフィットネスはもちろん、足りなかったのは忍耐力、ゲームの流れを読み切る力。『荒ぶる』ワセダの真骨頂・『機を見るに敏』。大人のチームへの営みは、まだまだ予断を許さない。
 チャンスフェーズでの稚拙さ、ターンオーバーの少なさ、まだまだ真価を発揮し切れないスクラム…。課題を挙げればキリがないものの、裏を返せば『諸岡組』に進化の余地があることの証。「ものすごくやりがいありますよ」(副将・後藤翔太)。貪欲な『諸岡組』の成長は、こんなところでは終わらない…<早大ラグビー蹴球部広報 疋田拡>


 法政大学ラグビー部の皆様、創部80周年おめでとうございます。お互い技術、精神を磨き合い、シーズン直前、そして正月に、ワセダと法政しか成しえない熱い戦いをしましょう。


<安定したゲーム運びを評価した清宮監督>
「今日は取りにいったところで取れたのがよかった。ゲームにものすごく安定感があったことは評価できる。ブレイクダウンも相手より勝ってた。後半はあんなもんでしょう。前半のハイペースで疲れがでた。FWが動けなくなって、ターンオーバーできなくなってしまった。前半あれだけFWでいったら疲れもでる。ペース配分というか、そこのバランスが大事になってくる。ディフェンスはよかった。抜かれる場面もあったけど、致命的な抜かれ方はしていないし、要所はしっかりと締めていた。今日は法政より意識の高いプレーができた。隆明は体を張ったいいプレーをしていたね」

<快勝にも気を引き締める主将・諸岡省吾>
「今日は法政のコンタクトに負けないで、半歩でも前に出ようとみんなで話していた。前半はしっかりとそれが実践できて、いいアタックができた。FWが前に出て、順目順目に立つ。意識も高く持てた。攻められる時間が絶対にあるなかで、いかにそこで我慢して、流れを断ち切って、自分たちのペースに持ってこれるかが大事だと思うけれど、今日はそれができなかったのが反省。そこができないと昨年と同じになってしまう。前半あれだけ取れたから、後半はもっと点数を伸ばさないといけないとかそんなことではなくて、いかに我慢して流れを持ってこられるか。ラグビーで80分間攻め続けるなんてあり得ないですから。そこがポイントなのに、できていないのは反省。前半はブレイクダウンでも相手を圧倒して、このままいけばという感じだったけれど、後半すべてが雑になってしまった。そうなったときに如何に全員が意識を高く持って、修正できるかだと思う。あとはメンバーが入れ替わった時の対応。最初はどうしてもズレが生じてしまうけれど、そこはうまく適応できるようにしなければダメですね。前半は意図通りの展開だったけれど、後半新しい課題が見えてよかった。ケガ人が多い中でも、今年のチームがこういうラグビーをしていくんだというものも見えてきたし、誰が出てもやれると感触も得ることができた。これからケガ人が戻ってくれば、もっともっと高いレベルで競争して、いいチームができると思う。今日は大勝したけれど、相手どうこうではなく、一戦一戦自分たちを見つめながら戦っていきたい。今日はこういう結果になりましたけど、だからどうってことはないです。自分のプレー、スクラムはあまりよくありませんでした…。決勝の関東戦が100としたらまだ70くらい。伊藤、青木とも色々話して、意識を高めて、いいスクラムにしていきたいです」

<攻守にチームを引っ張った副将・後藤翔太>
「今日はBKのミスが目立った。チャンス、ピンチでの意識をもっと高めて、そこを外さないようにしないといけない。ここだという取るべきところで取って、守るべきところでは守る。そういう意識のしどころをもっと把握していかないとダメですね。今日もチャンスで簡単にミスしたり、余計な手数をかけてしまったところがあったので。ただFWはものすごくよかったです。僕はラグビーは15人みんな同じ、FWもBKも関係ないと思っているので、取れるところ、崩せるところで崩せてよかったなと。でもBKはもう少し取れるところで取っていかないといけないですけど…。もっと高く意識を持つことが必要。まだまだです。後半ああなったのは意識の部分だと思います。BKで声を出しているのは慎平だけでしたし。大勝でしたけど、反省も多い試合でした。法政にこれだけやれるとは正直思ってなかったですけど、これで満足してはダメです。個人的にももっとFWをコントロールしないといけないですし、BKも引っ張らないといけない。やることは山積みです。自分自身、今1番考えているのは捌きの部分。捌けないとワセダのSHとは言えないですから。そこはこれからも一生突き詰めていくことになると思います。この先ひとつひとつ課題をクリアしていきたいです。今は責任感のみでやってますし、今年はやりがいを感じてます。全体は諸岡に任せて、自分は体を張ってBKを引っ張っていきたいです」

<存在感を見せ付けたロック・内橋徹>
「今日の試合は直前でBKのメンバーが変わったので、BKがミスしても、FWで行ってやろうと思っていた。それでああいう形になった。前半はよくできたと思う。後半は前半動いた分、動けなくなってしまった。FW戦を多くした時のフィットネスが課題です。そこはゲームコントロールをしっかりして、全体のペース配分も考えながらやっていければと。FWは昨年とメンバーもほとんど変わってないし、やりやすいです。お互いどんなことしたいかも分かってますから。自分としても狙ったところをピックゴーで抜けたのはよかったです。ただ、その後トライを取れなかったのは悲しいです。それでは昨年と同じになってしまいますから。今年は思い切りプレーして、その中で後輩たちにも色々なものが伝えられたらいいと思います」

<大勝にも反省しきりのSO久木元孝成>
「今日はディフェンスが全然ダメでした。やられたのは自分のせいです。チームとしては前半いいリズムでできたけれど、後半ちょっとダレてしまって、我慢すべきところで我慢することができなかった。アタックも次第に意思統一ができなくなってしまった。そこは自分が立て直さないといけなかった。とにかく自分のディフェンスです。今年はもう3年目なので、相手にももちろん自分自身にも負けられない。僕に与えれたチャンスもこれで2回目。これがラストチャンスだと思うので、物にできるように課題を克服していきたいです。一生ディフェンスを追い求めていきます」

<ここ2試合Aチームで活躍を見せるFB松澤良祐>
「今日はバテバテでした。よかったのはカウンターくらいでしたけど、ディフェンスで1本いかれてそれも帳消しです。今日実感したのは自分は弱いということ。もっとウェイトしないとケガしてしまいそうなので、これからは更に力を入れていこうと思います。最近ケガもあって余りできていなかったので。バックスリーであればどこでも同じようにできるので、番号にはこだわりません。今日は久しぶりのFBでしたけど、やりやすかったです。Aでもステップは通用しているので、今年はやれそうだという感触はあります。これからはもっとボールに絡めるようになりたいです。今年はとにかくバックスリーの一角を目指します。甲子郎(今は同期ですが、浪人しての入学のため高校時代はひとつ先輩)と桐蔭ラインが組めればいいですね。甲子郎、今村、曽我部、矢富の活躍を昨年は悔しいというか、すごいなーという思いで見てましたけど、今年は同じ舞台に立ってみせます。今年は勝負の年。この2試合でAのレベルが分かったし、トップレベルのスピードを持つ法政も体感できた。ステップとパワーを磨いて、チャンスを逃さないようにしたいです」

<この日のベストトライ 『九州の至宝』三角公志が今日もやりました!>


 2004年度、1年早慶戦を6月2日(水)、同早明戦を6月12日(土)に上井草グラウンドにて開催致します(KO時刻はいずれも未定)。気持ちの入ったワセダらしいラグビーをお見せしますので、是非応援にいらしてください。今年のルーキーもやってくれるはずです!
 なお、1年早明戦開催に伴い、同日予定されておりました、早大C対明大C戦は中止となりました。