早稲田大学ラグビー蹴球部WASEDA UNIVERSITY RUGBY FOOTBALL CLUB OFFICIAL WEBSITE

Beat Up

2024

対東京ガス ラストワンプレーで…


 梅雨入りのお天気に停滞するロースコアの試合展開。どんよりした雲の下、ワセダの悪いところがむきだしになってしまった。
 前半はCTB谷口拓郎が東京ガスのギャップをついてスラリと2トライ。一方の東ガスもモールを軸としたFW戦で、ワセダBに圧力をかける。 そして12-14で折り返した後半開始早々、ビッグプレーが飛び出す。相手ミスボールのこぼれ球を拾うと、2年生ロック覺來弦がそのままスピードに乗って70メートルを独走。もう一人のバックローとも呼ばれる男が、その持ち味を存分に発揮し、流れを引き寄せたかに思われた。
 しかし、接点のところでの激しいディフェンスで粘りを見せる東ガスに、チャンスフェイズをものにできないワセダB。逆に20分にトライを喫し、再度逆転を許してしまう。ジリジリと過ぎ去る時間。このままでは終われない…。
 「何かが起る」。そんな追い詰められた状況の中、グラウンドサイドで見つめる小山コーチの予言が的中する―。土壇場の残り1分、SO久木元孝成の狙い済ましたキックパスに大外のWTB高津雄矢が反応。最後は自慢の快足で相手のペナルティーを誘い、値千金の認定トライをもぎ取った。ゴールも決まり、26-21。劇的な逆転劇に誰もが勝利を確信した。しかし…
 直後のキックオフ、あってはならないお見合いで相手に攻撃権を与えてしまうと、そのまま緩いディフェンスの連続であっさりとトライを献上。微妙な位置のゴールキックも決められ、まさかの逆転負けを喫してしまった。ラストワンプレー、肝心なところで見せてしまった集中力の欠如、気持ちの淡白さ…。大一番・関東学院大戦を前に、ワセダの問題点がまたもや露呈してしまった―
 

早大ラグビー蹴球部広報・青木 理美

<ワセダらしさの欠落に猛省のフッカー岩永剛>
「今日はFWのディフェンスで何度もタックルが外されていたし、コール不足だった。後半は入れ替えで外から見てたけど、最後の最後にミスで自滅していってすごく情けなかった…。勝つという意志を必死に、全面に出さないとチームが勢いづかないし、コミュニケーションにも影響する。ワセダ全体の問題だから、みんなで勝つ気持ちを持ってこれからの練習に励みます」

<戦慄の2トライも敗戦に肩を落とすCTB谷口拓郎>
「今日の試合は接点でやられすぎたし、順目のオーバーラップもボールキャリアもだめだった。スイ-プがめくりきれていなかったところなど、反省すべき点が沢山あるので次の関東戦までには必ず改善しなくてはいけない。今日の2トライはただ当たり前のことをしただけ。FWが劣勢なときにこそBKが引っ張っていかなきゃいけなかったのにチャンスフェイズを無駄にしてしまうことが多かった」

<この日が初シニア 自慢の足で一時は逆転となるトライを上げたWTB高津雄矢>
「今日はシニアで初めての試合だったけれど、やっぱりパワーが違うし、ブレイクダウンでの激しさもハンパなかったです。これから簡単に倒れないように1対1を強くしていきます」


<久々の上井草 後輩・谷口拓郎の成長にタジタジの内藤晴児>
「上井草は自分がいた頃と全然違いますね。芝生もいいし、うらやましいです。谷口はとにかくいい。スペースがあったら全部持っていくし、ビックリしました。昔はただ速いだけだったのに(笑)。1本目は人数が合っていたのに完全にいかれてしまいました。今日は恥ずかしい限りです…。ただ、後半はワセダのペースが落ちたように感じた。もっと攻められた方が東ガスとしては嫌だったし、自分としてももう外には攻めてこないでくれ、頼むって思ってましたから(笑)。社会人のCTBは外人ばかりで、とりあえずタテ。いかにしてそれを止めるかだけど、ワセダはデコイをふんだんに交えてきて、どう対処していいか本当にビビリました。ブレイクダウンもタックルも他のチームより激しいけれど、ワセダはまだミスが多い。今日もラインのミスがなければ、東ガスは負けていたと思う。今年の4年生は、自分が4年生のときと同じ立場。同じ轍は踏むなと言いたいし、とにかく春の関東戦。今やらないとダメ。秋になっていきなりがんばっても、日本一になろうと言っても、『荒ぶる』は手に入れられない。とにかく今からがんばってほしい」