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2024

対帝京大B(Jr選手権) 『中竹ワセダ』のいい形―


 これぞ‘06-07Theワセダラグビー。スウィフト、ディフェンディング、セットアタック…。赤黒を目指すウルトラ戦士(この試合からジャージーが新しくなりました!)たちが、Aチームより一足早く、理想の形に近づいた。「ナイスゲーム! よく完封した。まだまだ課題もあるけど、ひとつひとつ修正していけるチームになろう。これからも全部勝ってこうぜ」(中竹監督)―
 この日はとにかく試合の入り、ゲームコントロールにすべてが集約されていた。キックオフから僅か30秒、こぼれ球を確保したところから、CTB須藤明洋がその前に出る意志で相手を跳ね飛ばすと、息つく間もなく、相方・佐藤晴紀がインゴールへダイブ。強烈先制パンチで機先を制することに成功すると、その後も『超攻撃型イケイケCTBコンビ』がおもしろいように前に出続け(強さ、キレ、心意気、秀逸でした!)、完全にゲームを支配した。<―『スウィフト』の意識、まず『先手』―>
 そして、「今日はBKのゲームメイクのおかげ」とロック寺廻(ゲーム勘アリアリ。よくプレーに絡んでました!)も最大級の感謝を表したように、とにかくこの日はSO南薗洋一のゲームコントロールが抜群。飛距離はもちろん、相手が思わず落としてしまう嫌らしさ満点のキック、常に敵陣にいるエリアの意識、須藤を使い倒した後の裏の選択…。「Bチームだと周りが使いやすいですね。基本に忠実にいった結果です」。本人はそう事も無げに話したものの、間違いなくフィールドを支配していたのは南薗洋一その人だった。入学直後は「ワセダのラーカムになれる」(後藤コーチ)とまで言わしめた逸材(高校時代は『九州の至宝』三角、慶大に進んだ渡辺とともに『修猷館三羽ガラス』と呼ばれ、知らぬ者はいないという存在。後輩・三原曰く「三角さん、南薗さんは神でした」…)、ついに開花か。<―常に敵陣、エリアの意識―>
 さらに、この日爽快感を増幅させたのが、セットから1発で取ったトライが多かったこと。「あれっ、相手のディフェンス悪いんじゃないの?といううちに取ってしまいたい」…。まさにシーズン前、中竹監督が話していた理想形そのもの(28分、32分。ともにセットから挙げた連続トライはこの日のハイライト?)。精度は完璧とは言えないものの、少ない手数でインゴールを陥れ、実に効率よく加点した。ロングキッカーを駆使し敵陣→相手を潰す、相手に出させる→マイボールセットから一撃必殺。これぞ『清宮ワセダ』から継承する流れ、<―セットアタックラグビー―>
  そしてそして、完封という結果が示すように『中竹ワセダ』の根幹・<―『ディフェンディングラグビー』―>も、常に前に出る意識で合格点。・前に出て1発で仕留める ・エリアの意識を常に持つ ・セットから効率よく点を取る―。やられ気味だったスクラムをはじめ、まだまだ課題こそあるものの、全体を通してみれば、『中竹ワセダ』の形をイメージさせる、久々のグッドゲーム。「ここで満足せず、もっと上を目指してやっていきたいです…」(南薗)。あとはこれを継続すること、そしてAの赤黒がトップチームとして、同じような、いやそれ以上のラグビーを見せること。『中竹ワセダ』、今日のイメージを全員で―


<センス爆発! 巧みなゲームコントロールで勝利に導いたSO南薗洋一>
「今日のテーマのひとつが先手で、最初に崩そうって話してたんですけど、須藤がああしていってくれて、勢いがついたと思います。それと常に敵陣で戦うことも、今年1番のテーマ。敵陣にいると戦いやすくなる。今日はその基本に忠実にいった結果です。ゲームメイクに関しても、Bチームだと周りが使いやすいですね、やっぱり。FWも走ってくれますし、すごくやりやすかったです。今日は相手のディフェンスが出てこなかったので、フラットなパスで切るか、外からいって切るか。みんなで話していたように崩せたと思います。キックは久しぶりに当たりましたね(笑)。風も味方してくれました。ディフェンスも人数が合った局面では前にでて仕留められていましたし、いい意識でやれたかなと。今日はいいゲームでしたけど、ここで満足せず、もっと上を目指してやっていきたいです。自分もまだ落ちたり、上がったりなので、まずはここを最低ラインにします」


<復活なるか 久々のシニアで存在感を見せたWTB谷口拓郎>

「全体としてはいいゲームだったと思います。0点に抑えられたことは収穫です。みんな倒れてもすぐに起きる意識があったし、仕留めの意識もあったし、チームでディフェンスすることができた。後半同じペナルティーを繰り返してしまったのは、課題ですけど…。課題だったBKの1次ディフェンスに関しては、相手のアタックがタテタテでやりやすかったのもありますけど、みんな収集できていたかなと。アタックに関しては、須藤のタテ、両CTBが前に出て勢いをつけてくれた。自分としては大外のブレイクダウン( 『スウィフトラグビー』最後の1ピース?)を反省しないといけないです…。今日は久々のシニア、WTBは慣れないポジションですけど、とにかく自分の持ち味を出そうと。タッチに出たりとか、大外のブレイクダウンは、チーム関係なくしっかりやらないといけないところですから、そこは反省しないといけないです。これからも自分の強みを出していけるように。まだ簡単に倒れてしまっているし、ボールキープももっと磨いていかないといけないです。最後のシーズン、悔いだけは残したくない。1日1日大事にして上に上がれるようにがんばります。今日はペナルティーのところだけで、よく走れていたし、声も出ていたし、ダブルでいく意識もあった。外から見ていても安心してプレーできました」


<こちらも久々! 至るところでボールに絡み続けたロック寺廻健太>

「Aチームもダメで、Bも安定せず、ずっとキックオフが課題に挙げられていたので、今日はそこを意識して試合に臨みました。これまではトライを取っても、その後のキックオフがダメで、連続トライにつながらなかった。昨日のミーティングでもそこだって言われていたので。今日はそこが安定したことで、連続してトライを取れたと思います。今まではどっちが取るか譲り合ってしまうようなところがあって、結局はどっちもって感じになってしまっていたので、とにかくいこうと。どっちかが上がって、もうひとりはフォローする。今日はそれを徹底できたと思います。スクラムでちょっとやられてしまいましたけど…。今日はとにかくBKのゲームメイクのおかげです。ずっと敵陣にいられたので、FWは思い切りやれました。ディフェンスも前に出られていたし、走れていたかなと。ラインアウトに関しては、昨日も奥野とビデオを見て取れるところを話し合っていたので、そのとおりやれたという感じです(なかなかでした!)。もっと前半から相手ボールをチェースできていたら、もっとよかったんですけど。ただそこは後半修正できたと思います。今日は久々にたくさんボールにも絡めて、楽しかったです。だいぶ戻ってきましたけど、毎年ここでケガしてしまうので、今年はここから落とさないように。僕はチームのことをどうこう言える選手ではないので、とにかく自分のプレーを落とさないようにがんばって、その結果それがチームの力になれたらと思ってます。今日はいいゲームだったと思います。完封できたことが1番。敵陣ラグビー、ディフェンディングラグビー、そして点も取ることができましたから」

<またまた須藤明洋がやりました!>