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2023

2007年度入部式 末恐ろしい男たち 待ち受ける明るい未来?

 嵐を呼ぶ男たち上井草に降臨?― 2007年4月22日、突風吹き荒れる上井草にて入部式を開催。覇権奪回を固く誓う『権丈組』に33人の新戦力が加わった。

 まず、佐藤英善部長が「学業もラグビーもワセダらしく」と、その心構え、あり方を説くと、中竹監督の祝辞を挟み、恒例の決意表明。「高校でも日本一になったので、大学でも日本一になります!」、「『荒ぶる』を奪回します!」。毎年必ずといっていいほど飛び出すユーモア、笑いの類はほとんどなく、誰もがまっすぐに、その熱い思いを口にした。日本一、『荒ぶる』、日本一、『荒ぶる』、ワセダの一員として…。幾度となく出てきたその言葉からは、頂点のみを目指すワセダの意志が、既に浸透(『Penetrate』)しきっていることが感じられた。大いなる可能性を秘めた超優等生たち、何と心強いことか―

 そして最後はすっかり風格漂う主将・権丈太郎の力強く、堂々としたリードで部歌『北風』を斉唱。「ワセダにはすばらしい環境がある。それを活かせるかは自分次第。とにかく今年見ているのは『荒ぶる』だけ。『荒ぶる』目指してみんなで突き進んでいきましょう!」。嵐を呼ぶ33人の超強烈な新戦力。この日を境に『権丈組』が飛躍的にパワーアップしたことは、間違いない―


<末恐ろしい男たち… スーパールーキーがゲームを支配!>

 入部式に続いて行われた新歓試合では、1年生が渾身のチャレンジ。ただ気合だけでなく、プレー毎に配置を変えるインテリジェンス(8宮澤で有田のBK。フロントスリーにディフェンス力を集中させる布陣などなど…)も随所に見せ、2年チームをかつてないほど追い詰めた。

 フィットネスの違い、さらには自ら志願して緊急出場した現在バリバリの1本目・早田健二の力で最後には力尽きたものの、ゲームを支配していたのは紛れもなくルーキーチーム。中でも有田隆平、山中亮平、宮澤正利、中濱寛造(名づけて『四天王』?)の存在感は別格で、チームを見事なまでに躍動させた。

 有田の万事に渡る芯の強さとジャッカルスキル(ほぼすべての局面に絡んでます)、清宮前監督をして「もう大人のSOじゃん」と言わしめた山中の立ち振る舞い(今見ていて1番面白いSOです)。今駒アドバイザー大絶賛の宮澤はフットボーラーとしての抜群の能力と超絶の仕事量、工大初入部の中濱はペネトレーターとしての強烈なオーラで、見る者を自分たちの世界へと引きずりこんだ。2年生のデキうんぬんはひとまず置いとくとして、この4人が動けばゲームも動き、何かが起こる…。スペシャルな男たちが、期待通りの働きを見せたからこその「肉薄」だった。

 この4人以外にも、上田一貴そっくりの中村拓樹、しなやか、かつ接点でも仕事のできる岩井哲史、医学部志望だった秀才・村田大志、速く長いパスのSH榎本光祐と、推薦入学組は多士済々(+U19が3人)。今田コーチ命名の『秋田の至宝』、『福岡の最終兵器』、学院・実業勢などなど…、ワセダのアイデンティティ『無印良品』もしっかりと集結し、夢のあるメンバーが揃った。

 「自分のプレーには全然納得できません。ボールをもらう機会はありましたけど、1人目で倒れてしまったり全然でした…」(有田隆平)、「自分のプレー、できなかったです…」(山中亮平)。あれだけのものを見せながら、試合直後に出てきたのはこの言葉。創立125周年、メモリアルイヤーに集った男たちは何とも末恐ろしい。ワセダには明るい未来が待っている―

<別格の存在感! 早くもスペシャルなところを見せた新人総代・有田隆平>

「今日でやっとワセダの一員になれたという感じです。今は伝統、重み、プレッシャーのようなものを感じています。新人総代は昨日言われて、緊張しまくってました。直前まで色々と考えて、変えたりしてたんですけど、いざ本番ではカミカミでしたね…。昨日は豊田さん(2年前の新人総代)が色々とアドバイスをくれたんですけど、正直あまり…(笑)。豊田さんには1年生のこと、チームのことを言えを言われてました。試合の方は、2年生強かったです。高校とは強さ、接点のところが全然違いました。それと40分はやっぱり長いです。自分のプレーには全然納得できません。ボールをもらう機会はありましたけど、1人目で倒れてしまったり全然でした。大学のなかで1番レベルの高い、質の高いラグビーがしたくて、ワセダを志望しました。その中で自分がどれだけやれるのか。ラグビーをやるならワセダしかないとずっと思ってました。豊田さんからもそう言われていたので。この32人の仲間は、しっかりまとまろうという気があります。話しやすいですし、みんな既に仲もいいです。FWが少ないのがちょっとだけ心配ですけど(笑)、いい4年間が過ごせると思います。すごい仲間です。ポジションは3列の方が動けるかなと思いますけど、サイズを考えるとフッカーかなと…。自分の中ではフッカーで勝負しようかと思っています」

<『キング』の再来? 上井草を自分色に染め上げたSO山中亮平>

「3週間きつい練習をみんなでしてきて、今日でやっとワセダの一員になれたという実感が沸いてきました。2年生との試合は、前半はタックルにもいけていてよかったと思いますけど、後半は体格の差、接点での力の差が出て、トライを取られてしまい、きつかったです。ボールの出が遅いところも多くて、僕のところにプレッシャーがきて、そのままポイントを作らなくてはいけなくなったり、自分のプレーはあまりできませんでした。ただ、トライの形はよかったと思います。とにかくトップレベルでラグビーがしたくて、もう高校生のときからずっとワセダしかないと思ってました。レベルの高いラグビー、先輩方がたくさんいて、自分の思っていたとおりのところでした。同期のみんなはひとりひとりにガッツがあって、どんどんタックルに行ってくれる。いい仲間です。日本一に貢献できる選手、チームを引っ張っていける選手になりたいです」


<超運動量! フットボーラーとして抜群の能力を誇るSO宮澤正利>

「今日で正式に部員として認められて、嬉しいというのが一番です。今年は集った人数も少なく、セレクションがあってないような感じでしたけど、今日こうしてスタートが切れて本当によかったです。試合では大学と高校での接点、フィットネスの差を感じました。今日の敗因はそのふたつ。1年生チームは途中から明らかに走れていませんでしたから…。自分はそんなにセンスがあるわけでもないので、とにかくタックルをがんばろうと思っています。同期のみんなは個性が強いです。まとまるのに時間が掛かるかもしれないですけど、一緒にきついことをして、伸びて、まとまれればと思います。自分はとにかく練習から、すべてが日本一のところに行きたいと思っていました。たとえ4年間試合に出られなかったとしても競争が大事。そう考え、ワセダを志望しました。それに山中がいるのもひとつの理由です。もし違う大学に行っていたら、山中を意識することはなかったでしょうし、近いところにいた方がいいと思ったので。同期はもう高校代表から一緒の奴も多くて、その頃から仲良しで、みんなすっかり打ち解けています。みんなすごいですよね。花園でも活躍してましたし、見ててもすごいなって。敵として対戦しているときも、見ている方がおもしろかったですから(笑)。ワセダでの4年間では、ラグビーのスタイルを突き詰めていくことはもちろん、学業、寮生活を通して、人間としてもしっかりしていきたいと思っています」

<抜群のオーラ! ついに大阪工大高から入部を果たしたWTB中濱寛造>

「練習をがんばって、試合に出て、日本一になりたい。今日入部式を迎えて、改めてそう思いました。2年生との試合ではコンタクトの違いを感じたので、たくさん筋トレして、先輩たちに負けない強さを見に付けたいです。試合に負けてしまったのは、コンタクトの差とフィットネスの差。80分はやっぱりきつかったです。僕も足をつってしまいました。最初の方はみんな自分でいってしまってなかなかボールも回ってこなかったんですけど、後半はみんなひとつになって、いいプレーができたかなと思います。山中からのバックフリップパスは、自分が山中に伝えて、あとはあいつの判断です(惜しくもスローフォワード…。相当すごかったです)。山中とは中学時代一緒にやっていて、大学でもまた一緒にやろうと話してました。ワセダのラグビーには夢があるし、見ていて楽しい。工大からは初めての入部で、自己推薦を受けることに勇気もいりましたけど、ずっと憧れてたので、勉強もがんばれました。同期のみんなとはまだコミュニケーションが取りきれていないところもありますけど、これからしっかりまとまっていければと思っています。チームが苦しいときにこそトライの取れる、チームを助けられるWTBになります」