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2024

『権丈組』、シーズンを前に初心に返る

 ワセダ、1月ぶりに聖地に帰る―。9月1日、すっかり秋の気配漂う上井草で『権丈組』がトレーニングを再開。目前に迫るシーズンを前に、改めて初心に返った。

 

 午前11:00、中竹監督主導の全体ミーティング(熱気ムンムン…)で夏の総括、これからのターゲットを共有した後、いざグラウンドへ。安易にラックラックにするのではなく、強く立ってディフェンスのウラを取る。ダダ流れすることなく、しっかりスペースに走り込む。立って、繋いで、突き抜けて。「春やってきたことをもう一度意識しようということです。すべては立ってプレーすることから生まれますからね」(主将・権丈太郎)…。オフ明けの影響もあってか、精度の低さは否めなかったものの、そのひとつひとつのプレーには、これから進むべき道がクッキリと映し出されていた。

 

 週末2日間の解凍作業の後、週明けからはいよいよシーズンへ向け本格スタート。「ホント楽しみですね。ワクワクしてきましたよ」(主将・権丈太郎)。もう立ち止まることは許されない。2007・『権丈組』は、初志貫徹で突き進む―

 

<いよいよシーズンイン! 本番へ向け腕を撫す主将・権丈太郎>
「東京に戻ってきて、また新たな気持ちです。公式戦、いよいよ来たかという感じで。今日のミーティングは、夏の総括と、これからは基本的にアタックをやっていくというものでした。1番意識することは立ってプレーすること。春からやってきたハンマーにしても、なんにしても、それらは立ってプレーすることからしか生まれないですから。今日の練習もそこを強く意識して。オフ明け、と言っても2日間だけでしたけど…、の影響もあってミスもありましたけど、全体としてはいい練習ができたと思います。本番を戦い抜く準備、心持ちはこれからというか、まだ実感は沸ききらないですけど、そこも段々と上がってくると思います。夏を終えて、4年生みんなでというのは特別なかったですけど、五郎だったり、三井さんと色々と話をしましたし、委員みんなで中竹さんと今後へ向けてどうしていくか、何をすべきか、共有して、しっかりとベースができたので、あとは細かいところの精度アップをしていくだけです。いよいよシーズン、ホント楽しみですね。ワクワクしてきました」

 

<この夏の『ベストライダー』柿本義典! ライドオンを語る>
「夏合宿の『ベストライダー』に選ばれて、正直ビックリしました。周りのみんなもオイィーって感じで喜んでくれて、嬉しかったです。この夏から使われている『ライドオン』という言葉は、敵に低く刺さって、そのまま上に乗ってターンオーバーする。そういうイメージを言葉にしたもの。自分は体が小さいので低く入るのはスタンダード。そういう意味でも『ベストライダー』に選ばれたのは、嬉しかったです。関東C戦でのタックルが、選ばれた要因みたいですけど(もちろん全員で映像も見ました)、気合が入っていたので、実は試合のことはあまり覚えてません(笑)。この夏はディフェンスをがんばって少しでも上のチームに上がってやろうと思ってました。まだまだ目指さないといけない上はありますけど、チームに貢献できたことは素直に喜びたいです。僕はずっとジュニアで夏を過ごしましたけど、楽しく、盛り上げて、がんばってこれたと思います。とにかくみんなでテンションを上げていこうって。ムードメーカじゃないですけど、そういう役割も果たせたのかなと(笑)。『権丈組』が勝つために必要なのは、やっぱりまとまり。4年生みんなで引っ張って、声出して、タックルして、先頭に立っていけば、必ず『荒ぶる』を取れると思っています。個人としても『荒ぶる』のために1つでも上を目指して、日々向上心を持ってやっていきます」

 

※見事『ベストライダー』に輝いた柿本義典は、大学の研究(ある企業との共同研究)が忙しく、一時山を降りるなど、大変な日々を過ごしていました。見事な文武両道!大きな拍手を!!!