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2024
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対慶大 部員133人、『権丈組』、貫き通した『荒ぶる』!


 権丈が、五郎丸が、畠山が泣いていた。そこにいる誰もが、感情を爆発させた。よき兄貴・中竹竜二は、男になった。すべてを失ったあの日からちょうど1年…。信念を貫き続けた『権丈組』は、ついに極みの境地へと到達した。「1月13日、すべてがあの日から始まった。色々なことを考えた。ワセダらしさとは何かを考えた。それは勝つこと。この1年間、ノーサイドの瞬間にみんなが喜んでいる姿だけをイメージしてきて、その通りになった。中竹さんの顔を見たら、涙がでてきて…、みんなも泣いて、喜んで、ホントよかったなって…」(主将・権丈太郎)―
 『権丈組』がその第一歩を踏み出した3月6日、ワセダを生まれ変わらせる、ひとつの言葉が誕生した。チームスローガン・『Penetrate』。貫く、突き進む、こじ開ける、浸透する…。そこにはあの日ワセダが教わった、身に沁みたラグビーの本質がギッシリと詰まっていた。「ラグビーは戦術じゃない。激しさ。それを今大学で知っているのはワセダだけ。あの日のことを忘れてないよな? すべてを否定された、あんな想いはもうたくさんです…」(副将・五郎丸歩)。強く、激しく、決して折れない芯を持って。07-08『権丈ワセダ』は、万事に真っ直ぐ、貫き通すことを誓い合った。
 その土台となったのは、強固なフィジカルと、それをベースにしたブレイクダウン、ディフェンスでの激しさ&セットの安定。ときに「管理」という言葉も用いながら、中竹監督、権丈太郎は、チームの幹を太くすることに専心した。練習メニューはその大半がガチ。多少のケガ人は厭わない。毎日がプライドのぶつかり合い。聖地・上井草には、常に怒号が響き渡った。スキッパーはことあるごとに繰り返す。「今年のワセダは、激しさ、熱さ、気持ちで勝つ!」
 そして春、夏と順調に結果を残して迎えた10月下旬。シーズン半ばの気の緩みか、はたまたマンネリか、ブレないことを目指したチームが小手先に捉われかけたときの、ある日の府中で、かのサントリー・清宮監督から強烈な言葉が飛んできた。「お前らの気持ちもよく分かるけど、あれはどうだとか、これはどうとか、細かいことをグダグダ言うな。もっとベクトルを自分たちに向けろ。こうなれば絶対というものを作れ。1年のすべてが決まるゲームを、ああだこうだ、そんな細かいことで落としたら悲しいだろ? もっと根本のところで勝とうぜ!」。ときを同じくして中竹監督から提示された、「決勝で50-0で勝つチームを目指す」という指針。「僕たちがまだまだ未熟だったということです…」(主将・権丈太郎)。ワセダはどこで勝つのか。大切なものは何なのか。シーズン佳境を前に、改めてメンバーの心がひとつになった。
 より強固になったチームは圧倒的な試合運びで対抗戦7連覇を達成。選手権でも試練を乗り越えた『権丈組』は、もう如何なる状況にも対応できる、芯の強い、大人のチームになっていた。レジェンド・『佐々木組』のそれに近い試合前練習での空気。自信に満ちた、覚悟を決めた鋭い眼差し…。「俺たちの4年間が、この1年間が間違ってるわけねぇ!絶対に勝つ!」(主将・権丈太郎)。
 すべての審判が下る1月12日は激しい雨( 『雨の早慶戦』?)。ファイナルには到底ふさわしくないと思える最悪のコンディションも、根本で勝つ!ブレずに勝つ!熱さで勝つ!気持ちで勝つ!『権丈組』には、ある意味ではふさわしかった。「レフリング、天候、アンラッキー、ケガ人。どんな状況でも勝つチームになる。そのための50-0。今日は本当に言ってきたとおりになったね」(中竹監督)。まさにザ・集大成がキックオフした。
 強烈な風下の前半は、硬さからか、エリアマネジメント、ゲームコントロールが完全に後手後手。18分、この上ないスクラムトライ(ワセダが決勝でしたのは史上初?)で先行はしたものの、中盤からでも積極的に仕掛けにいった選択は、ベストとは言えず、低く激しい魂のタックルにも晒された。「中盤でラグビーをするのは賢くないぞ。敵陣に行くことをまず第一に考えよう。カウンターされても怖くないから。そして、FWで崩せ」。スコアは7-3。グラウンドもスタンドも、どこか静かな、何と静かな決勝戦…。
 しかし、マッチスローガン・『権丈ワセダ』を胸に秘めた赤黒戦士たちは一転、最後の40分に思いの丈のすべてをぶつけた。大きなキック、ハイパント(ガマンできるようになったSO山中亮平!)でまず敵陣へ。そこからは安定したセットを軸に、FWで圧倒。幻のオブストラクションにも、最悪のコンディションから来るミスにもめげず(ブレず)、ジリジリ勝利へと突き進んだ。16分、22m左スクラムからの8-9-12で勝負を決めると、27分にはついにモールを押し切ってダメ押し。キレ味抜群のヘッドディフェンス(やば過ぎる有田幸平!)、拘りのブレイクダウンでも最後まで最後まで芯を通し、全員で『荒ぶる』を手繰り寄せた。「セットプレー、モール、ターンオーバーからのトライ。今年を象徴するゲームだったと思います」(主将・権丈太郎)…。「プレーしていてここまで1プレー、1トライ毎に狂喜乱舞したのは初めてでした。今日は4年という枠を超えてチームがひとつになった『荒ぶる』だったと思います。全員の、チームの『荒ぶる』です」(副将・畠山健介)…。
 そして待ちに待った歓喜のとき。この1年に想いを巡らし、そこにいる誰もが泣いていた。心の底から絶唱した。
 「荒ぶる吹雪の逆巻くなかに 球蹴る我等は銀塊くだく 早稲田のラグビーは斯界になびき いざゆけ我等がラグビーワセダ ララワセダ ララワセダ ララララワセダ」―。そのすべてはこの日のために…。ワセダ、日本一!

<執念の覇権奪回! 学生たちに感謝の言葉を贈る中竹監督>
「昨年の1月13日に負けてから、1年間この日だけを見て準備してきた。完璧な準備が出来たし、今日は自信を持って選手たちを送り出すことができた。スローガンは、『権丈ワセダ』。この言葉は今日しか使えない。1月13日から始まったこのチーム、あの悔しさ、権丈を中心にしてきた今年のプロセスすべてをぶつけて圧倒してこいと。今年はプレッシャーのなか、50-0で勝つ準備をしないと勝つことはできないと言い続けてきた。天候、レフリング、アンラッキー、加えてラグビーは人間がやるもの。そのくらいの力があっても拮抗する。見ていた方は前半、ワセダどうした?というのがあったかもしれないけれど、私としては見ていてまったく負ける気はしなかったし、学生たちを信じていた。素晴らしい戦いをしてくれた学生たちに感謝したい。今日の決勝を迎えるにあたって、慶應が相手だから特別な準備をしたということはない。自分たちの戦いをする。だからこそ、スローガンも『権丈ワセダ』にした。(関東学院の辞退でモチベーションうんぬん~の問いに対し)そもそも1月13日に負けたところからとにかくターゲットは『荒ぶる』を取ること。そういう意味では打倒・関東がすべてではない。もちろん可能性が1番高い相手として意識はしていましたが。学生たちはモチベーションの維持が難しい面もあったと思うけど、今年はブレないチームを作ってきたし、権丈自らそれを貫き通してくれていたので、まったく心配はしていなかった。権丈をキャプテンにした理由は…、話すと1時間くらいかかるけど、いいですか?(笑)。権丈には今年のチームに必要な要素がすべて詰まっていると思いました。ペネトレイト、ブレない、FWで崩してBKで仕留める。負けた悔しさをずっと持ち続けられるのもこの男だと思いましたし、1年間激しくやり続けられるのは権丈だけでした。今日だけではなく、この1年間毎日、やっぱりこいつしかいないと思ってました。今日は『権丈ワセダ』の歩みが正しかったことを証明してくれて、本当に感謝してます」

<信念の『荒ぶる』! 1年間先頭に立って貫き通した主将・権丈太郎>
「もうやるべきことはすべてやって、今日は自信を持って試合に臨みました。この雨と風、しっかり敵陣に行って、強みであるブレイクダウン、ディフェンスでしっかりプレッシャーを掛けていこうと。前半は慶應の激しいディフェンスもあって1本しか取れませんでしたけど、これは絶対にいけるという感触でした。セットプレー、モール、ターンオーバーからのトライ。今年を象徴するゲームだったと思います。試合をしていてまったく負ける気はしませんでした。あの悔しさを忘れず、激しくできたことが勝因です。ラインアウトに関しては、Bチームが慶應のスカウトをして、サインをそのままやってくれました。実際サインどおりにきたところもありましたし、自分たちの判断で臨機応変に対応できた部分もあったというところです。しっかり反応することもできて、Bチームがやってくれたからこそのターンオーバーだったと思います。慶應は基本的に後ろで取りたいと思っているチーム。ワセダとしてはある程度前は捨ててました。たとえ前で取られたとしてもモールしかできない。そうなれば怖くないと。長尾のトライは…、これまで豊田のサイドアタックを基点に攻めてきましたし、ワセダの大きな武器。3番側がアップできるという分析、慶應の10番が詰めてくるディフェンスを早慶戦でも見せていたこと。あのアタックをすれば、長尾のところが空くという想定どおりのトライです。試合の流れどうこう、モールで取れてなかったどうこうは関係なく、取れるという確信があってのサイン出しです。あの地域のスクラムではやろうと決めてました。モールについては、慶應もワセダに対して有効な角度でディフェンスしてきましたし、ワセダとしては、もっとコミュニケーションを取って、ズラしたり、対応しないといけなかったなと。後半はまず真っ直ぐ行って、ダメだったらズラしにいこうと話してました。その意図どおり取ることができて、コンセンサスの勝利です。監督が言われたとおり、僕たちはとにかく『荒ぶる』を取ることだけを考えていたので、関東の辞退があってもブレることはなかったです。慶應は激しく、低く、対抗戦のときよりもガンガンきてました。慶應が決勝に上がってきたのがよく分かる、捨て身のタックルでした。それもあって前半は1本だけ。本当に激しかったです。『荒ぶる』歌っているときは、本当に嬉しかったですし、今日の試合前、4年生がTシャツに一言ずつメッセージをくれて、自分のためでなく、出られない奴の分、『東条組』の分も体を張ろうと。体現することができて、ホッとした。それが1番です。ウイニングランですか?、大歓声をイメージしてたんですけど…、この雨、寒いこともあってか、ちょっと寂しかったです(笑)。この1年間、ノーサイドの瞬間にみんなが喜んでいる姿だけをイメージしてきて、その通りになりました。(『荒ぶる』のキャプテンソロがうまったという同期の話を受けて)ホントですか?(笑)。歌う前は若干忘れてたんですけど…(汗)、何とかなりました。最初は大丈夫だったんですけど、中竹さんの顔を見たら…、涙がでてきました。もうホッとしました。みんなも泣いて、喜んで、ホントよかったなって。今宵は…、家に辿り着けないかもしれませんけど、みんなにお世話してもらいます(笑)」

<歓喜の涙! その熱でワセダの歴史を変えた副将・五郎丸歩>
「『荒ぶる』は…、まだ実感がないです。これからパーティーだったり、何回も歌っていくことで沸いてくるんだと思います。今日は個人のプレーは最悪でしたけど、優勝できたことがすべて。同期の仲間、後輩のみんなにすごく感謝しています。(前日には「全員が本当に喜んで歌っている姿を自分はまだ見たことがない。明日は本当に全員で『荒ぶる』を歌いたい」との言葉を…)今日は2年生の奴も涙してましたし、ベンチのメンバーも喜んでましたし、それらの姿を見て、『荒ぶる』は4年生のものというワセダを少しは変えられたのではないかと思います。『荒ぶる』を歌っているときには、まだ何も見えなかったですけど、自分たちが4年間やってきたことに間違いはなかったと証明はできました。権丈のソロですか?、もっと泣いて歌えないと思ってたんですけど、ビックリでしたね(笑)。4年間で1番の試合でした。そういうことにしておきます(笑)。今年勝つことができたのは、中竹さんのおかげです」


<両親への感謝! 様々な想いを抱えながら強く戦い抜いた副将・畠山健介>

「マジ最高です!マジ嬉しいです!『荒ぶる』を歌っているときは、何て言うんでしょう…、試合の結果、今シーズンの自分がどうだったとかを超越した感覚というか、ほとんど覚えてないです。とにかく興奮して歌っているだけでした。もう無我夢中で。今日はテーマに掲げていたブレイクダウンでかなりプレッシャーを掛けることができましたし、モールではなかなか取れなかったですけど…、スクラムトライも取れて、ディフェンスから畳み掛けて、今年やってきたことがすべて出たと思います。スクラムトライのスタートはよかったですね(笑)。ずっと拘ってきた部分ですし、絶対にいけると思ってました。前半は風下のなかFWで取れて、本当によかったなと。今はもうとにかく嬉しいの一言です。プレーしていてここまで1プレー、1トライ毎に狂喜乱舞したのは初めてでした。今日は4年という枠を超えてチームがひとつになった『荒ぶる』だったと思います。全員の、チームの『荒ぶる』です」

<見事なリベンジ! 思いの丈を試合にぶつけたフッカー臼井陽亮>
「昨年のあの苦やしさ…、晴らすことが出来ました。昨年負けてから、364日ですか、今日まで自分に厳しくやってきて、それが報われたと思います。とにかく嬉しいです。今日はFWの拘りの勝利だなと。自分たちのやってきたことは間違ってなかったと証明できてよかったです。スクラムトライにモール。もうFW的にはたまりません(笑)。割いた時間が違いますから。ラインアウトのノットストレートは…、最後に落ちがあったなって…(笑)。あれで凹んだとか、昨年の思い出したとかはなかったですけど。言い訳は色々あるんですけど…、また後日にします(笑)。色々なことがありましたけど、間違ってなかった。本当に嬉しいです。権丈の『荒ぶる』、すごいいい声してましたね(笑)。今日は酒に溺れたいです、僕あまり飲めないですけど(笑)」

<4年目の集大成! すべてを出し切ったフランカー有田幸平>
「今日は4年間のすべてをぶつけることができました。スクラムからCTBに持っていかれたりもしましたけど、1発1発のタックルはしっかりいけていたと思います。今年はまずFWから行こうと言い続けてやってきてたなか、スクラムもモールもブレイクダウンも、圧倒することができて、1年のすべてを出せたなと。3年分の悔しさ、今日で晴らすことができました。高3(啓光キャプテンとして3連覇)、そして大学4年、優勝、優勝といい形で終われて(笑)。『荒ぶる』を歌っているときは、色々な想いがこみ上げてきました。ポジ練、夏の辛かった頃、そういうものが頭に浮かんできて…。あの3人と同じ舞台に立つことができたか?、いやいや、あの3人には全然及びません。今夜は同期でたくさん飲みます!」

<特異な才能! 最後まで躍動し続けたフランカー覺來 弦>
「『荒ぶる』、スゲェっす(笑)。歌っているときは出られない奴らのことを考えてました。試合前にTシャツをくれたり、アップをみんなで見に来てくれたり…。今日でこれまでの悔しさがすべて晴れました。この優勝でやっとです(笑)。今日はやっていてFWで負ける気はまったくしませんでした。圧倒しようと言っていたとおりにできたと思います。僕実は、昨年手術してから1年4ヶ月お酒を一滴も飲んでないので、今日は死ぬほど飲みたいと思います(笑)」

<5年目の歓喜! 仲間との約束を果たしたSH三井大祐>
「まさか胴上げまでしてくれるとは想像もしてなかったので、ホント嬉しかったです。それにホッした。みんなとの約束を守ることができてよかったです。今日はこの1年を象徴するようなゲームができました。FWで崩してBKで仕留める。まぁ雨もあってBKでというのはなかったですけど、FWがあれだけいってくれて、ディフェンスでひとりひとりが前に出て、最高の決勝戦だったと思います。長尾のトライ、本当にいいトライでした(笑)。4年を1度経験したものとして、自分どうこうより、今年はとにかくみんなに『荒ぶる』を歌って欲しいと思ってやってきました。『荒ぶる』を歌っているときは、やっとみんなとの約束を守ることができたとホッとしましたし、みんなの嬉しそうな顔を見て涙がでました。それに後藤さん…。昨年負けたとき後藤さんと色々な話をしたんですけど、そのとき後藤さんの悔しさというものをすごく感じて…、『荒ぶる』を歌うとき、後藤さんを見たら思わず駆け寄って、胸で泣いてしまいました(笑)。『東条組』のみんなは1年間ずっと試合に来てくれて、今日も手紙をくれて、本当に支えてもらいました。御礼というのは変かもしれないですけど、お酒を飲んで、みんなと色々話したいです」

<まさに支柱! 最前列でチームを勝利に導き続けたプロップ瀧澤直>
「僕は何もしてないですけど、チームが優勝できて嬉しいです。『荒ぶる』を歌っているときは…、何を思っていたんですかねぇ(笑)。まだ実感はないですけど、ホント嬉しかったです。昨年は本当に悔しかったですから…。相手が違うので何とも言えない部分もありますけど、あの悔しさは晴らせたと思います。今日はFW、熱かったですね。健介さんがガメたことで1本いけなかったですけど(笑)。来年ですか…、来年も勝ちたいです!」


<今シーズンの大ヒット! チームに強さをもたらし続けたロック・橋本樹>

「もう本当に…、昨年は試合にも出られなかったので、『荒ぶる』を歌えて嬉しいです!トライは完全にごっつぁんでした(笑)。周りのみんながプレッシャーを懸けてくれたおかげです。FWであれだけ拘ることができれば負けません。雨ということもありましたし。プレーしていて、絶対に負けないと思えました。優勝したことに対してはまだ実感はなくて…、本当に嬉しい、ただそれだけです。今年1年ロックで使って頂いて、自分にもプラスになりましたし、チームにも貢献できて、ホントよかったです」

<充実の1年! 最後までチームの芯であり続けたNo8豊田将万>
「『荒ぶる』、最高っすね!本当に嬉しいです!昨年のあの負けから苦しいスタートでしたけど、今日ですべてが報われました。今日はFWがガンガン勝って、ディフェンスで前に出る。今年1年を出せたと思います。個人的にも、もう思い切りいこうって。みんながいいディフェンスをしてましたし、いい球を出してくれたので、自分は思い切りいくだけでした。点差は拮抗してましたけど、FWが勝ってましたし、ブレイクダウンで負けなければ、絶対に大丈夫だって。今日ですべてを晴らしたと言ったらウソになるんでしょうけど、『荒ぶる』に勝るものはないので、嬉しいです! 権丈さん、五郎さん、健介さん、3人が『荒ぶる』を歌っている姿を見て、本当に嬉しくなりました。絶対に『荒ぶる』を取って欲しい、取らせてあげたいと思っていたので、最高です。自分にはまだ来年もありますね(笑)。この逆境を乗り越えて優勝できた経験は、チームにとってものすごくプラスになると思いますし、まだこのチームで2ヶ月弱できるので、しっかり色々なことを吸収していきたいです」


<BKの核! この日も攻守に体を張りまくったCTB長尾岳人>

「『荒ぶる』を歌っているときは、もうメチャクチャ嬉しかったです。今年1年、とにかく『荒ぶる』を取ることだけを考えてきましたから。昨年のあの悔しさは…、もう晴れました。『荒ぶる』を歌っているときは昨年のことを思い出してました。トライですか?、あれは完全にごっつぁんです(笑)。三井さんのうまさです。今年は最後までトライが取れないんじゃないかと思ってました(笑)。足痛かったですけど、気合いと、あとはアドレナリンです(笑)。今日はこの1年のすべてを出せたと思います。BKのディフェンスは…、実際戦ってみると全然怖くなかったです。練習で不安な気持ちにもなりましたけど、Bの村田(SO)がうまかったということで(笑)。優勝することができて、もう何もかもがよかったです」

<エースの称号? 初『荒ぶる』の感激に浸るWTB早田健二>
「昨年のあの悔しさが一気にはれました。『荒ぶる』を歌えることがどんなに嬉しいことか、今日分かりました。あと2年歌い続けて、自分たちが4年になったときに、昨年達成できなかった3連覇を達成したいです。『荒ぶる』を歌っているときは、昨年負けたこと、1年間試合をしてきての想い…、本当に色々な人に感謝の気持ちが湧いてきて、泣いてました(笑)。今シーズン、自分でも悩むことが色々とあって、やることなすことうまくいかないときもあったんですけど、まず自分がどうすべきか、何ができるのか、チームのことを第一に考えて、中竹さんに色々と話をしてもらったことで吹っ切れました。それで選手権に入ってからいい仕事ができたんだと思います。今日は出番がなかったですけど(笑)。FWがガツガツ行ってくれたので、このコンディションで自分ができることをやろうって。昨年のあの悔しさは、ひとまず今日ではれました」

<人生を変える1年? チームに1本芯を通したCTB田邊秀樹>
「今年出るか、出ないかで自分の人生が変わるくらいに思ってると言ってきましたね、ずっと…。やっぱりこうやって『荒ぶる』を取ることができて、まぁ僕がいなくてもワセダは取ってたんでしょうけど、出ると出ないとでは全然違ったと思います。試合に出て、貢献できたことは、これから先、まだワセダでも2年ありますし、その先のことを考えても全然違ってくるだろうと。人生、ちょっとは変わったと思います(笑)。『荒ぶる』は…、もう普通に嬉しかったです。不安な気持ちもあったBKのディフェンス、実は今日もノックオンにはなりましたけど、1本スパーンと行かれてました。けど、三井さんがカバーに行ってくれてましたし、五郎さんもあそこはしっかり見ていたと言ってくれて、本当に4年生に支えられてたんだなと。今日は思いきりできて、楽しかったです。自分にとっても苦しい1年でしたけど、色々な経験ができて、成長できたと1年だったと思います。早田が3連覇するなんて言ってました?、気が早いですねぇ~、あいつ(笑)。僕はその気持ち、抑えときます(笑)」

<赤黒王子? 見事チームを優勝へ導いたSO山中亮平>
「『荒ぶる』、本当に嬉しかったです。歌っているときは…、これを歌うためにがんばってきて、それが叶う瞬間がきたんだって思いました。花園、そして今年、すごい2年間でした。もう残りも全部優勝しかないです(笑)。これからも勝ち続けたい。試合に関しては、前半風下のなかうまくキックを蹴られて、敵陣に行くことができませんでした。後半は風上を利用してまず地域を取ろうと。意思統一もできて、うまく敵陣でラグビーできたと思います。今日は会心の勝利です。練習でやってきたことがすべて出せました。プレーしていてすごく楽しかったです。寛造とは…、まぁ早く大阪に帰りたいねって(笑)。今日でひとまずホッとひと段落したので、しばらく落ち着きたいです(笑)」

<シンデレラボーイ! またひとつワセダでの夢を叶えたWTB中濱寛造>
「『荒ぶる』は…、何と言うか、もう頭のなか真っ白でした。今日も山田さんを止めることができてよかったです。練習してきた成果をしっかりと出せたと思います。『荒ぶる』を歌うことができて、本当にワセダに来てよかったと改めて思いました。最高です。今日はもう4年についていくだけでした。ホント優勝できてよかったです。個人的には、トライを取りたかったですけど…。山ちゃんとは…、まだ特に何も(笑)。こんな経験をしてしまうと、もう負けられないですね。『荒ぶる』、あと3回行きます!」
<SH三井大祐着用スパイク 『東条組』の想いも乗せて…>