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対東芝 『権丈組』、涙のノーサイド


 「ワセダは勝つことがすべて。負けてはいけないんです。自分たちの力、1年間やってきたこと、貫いてきたことは出せたと思いますけど、やっぱり悔しい。勝たなくてはいけないという意味では、『ワセダ』というものを見せることができなかった。だから後輩たちには来年絶対に勝てって」(主将・権丈太郎)…。2008年3月1日、『権丈組』ラストマッチ。この1年、ただ真っ直ぐに突き進んできた信念の男たちは、本気の本気で勝ちに行き、事実勝敗の土俵に上がり、だからこそトップチームとの差を見せ付けられ、「らしく」散った。儚く消えた、あの素晴らしき光景への想い…。止め処なく溢れる涙…。ラグビー界を震撼させることとはできなくとも、秩父宮を包んだあの「大ワセダコール」は、『権丈組』が生きてきた証、そのものだった―
 絶対に勝つ!この1年間は間違ってねぇ!俺たちはワセダ! 90年間受け継がれてきた誇りと伝統、常勝DNA。『権丈組』の誰もが勝利を欲し、上井草の空気は「あのとき」を少しばかり思い出させた。「ワセダが近年これだけ勝ってこられたのは、勝ちたいではなく、勝たなくては『ならない』という文化があったから。他のチームはワセダに勝ち『たい』と思っているのに対して、ワセダはマスト。その気持ちをしっかり作ってピッチに立つことができたら、ワセダは東芝にも絶対に勝てる」(副将・五郎丸歩)。
 14時01分、気持ちを作り、運命のキックオフ。意を決したワセダは、開始からその熱を存分に解き放つ。スキッパー・権丈太郎の攻守に渡る『Penetrate』、CTB宮澤正利の超絶タックル、そしてFWの激しさと拘り。4分、FB五郎丸歩のスーパータッチからこの1年の象徴・モールを一気に押し込んで先制すると、焦点のひとつ、ラインアウトでも相手にプレッシャーを掛け、王者をしっかりと勝負の土俵に引きずりこんだ。「やりたいことができて、それがかなり通用していて、手応えはあったんですけど」(主将・権丈太郎)…。
 しかし、このあらゆる局面で意外に?普通に渡り合えたことが逆に落とし穴。用意していたプランを割り切って貫き通すことができず(ハイパントは今季1番の不出来? 残念でした…)、時間の経過と共に力の差、成熟度の差を見せ付けられた。あの大きく、強いFWのリアクションの速さ。BKの美しすぎるストレートラン&ハンズパス。フェーズでのミニモール → ディフェンスが寄った瞬間、テンポよく待ってましたの大外アタック。この形でおもしろいようにライン際を切り裂かれ、中竹監督の描いていた「僅差、そして最後にメンタルの強さで勝つ」の絵は、あっさりと崩れ去った。警戒していたSO廣瀬俊朗に自由に動かれたのも大誤算。あの統率感に加えて、スーパー外国人選手たちにチームで一番体を張られては手も出ない。まさにスキなし(トップリーグ4強のなかで間違いなくやりにくい部類…)。さすがは日本選手権連覇チーム。「ブレイクダウンでそこまで強烈にプレッシャーを感じることはなかったですけど、少しでも孤立すればほぼすべてターンオーバー。トップリーグと戦うときに大事なのは2人目の寄り、キャリアのレッグドライブ。その部分でも完全に東芝さんの方が上でした…」(主将・権丈太郎)。「正直ひとりひとりのコンタクトは少しずつ負けていて、そこを内側の圧力、2人目の寄りで何とかカバーしていたんですけど、次のプレーに移る反応が東芝さんの方が上だった。コンタクトフィットネスの差というべきか、その部分で差が出たと思います…」(副将・畠山健介)。東芝は学生が勝とうとするには、あまりにも「勤勉」だった。
 トライ直後のキックオフミス、同じ形で崩され続ける淡白さが響き、残り10分の段階で絶望的な10-47。それでも、本気で勝ちにいった『権丈組』はスローガンどおり、最後まで『貫き』、そして『ワセダらしく』戦った。「おい、ワセダ!いくぞ!」。この4年間多くの夢を見させてくれた権丈太郎、畠山健介、五郎丸歩の鬼神のごとき働き、次代を担う男・豊田将万の躍動。SH桜井朋広が捌きに捌く超アップテンポラグビーは、いつしか「大ワセダコール」を呼び込んでいた。「ワ・セ・ダ!」「ワ・セ・ダ!」。ミッション・ラグビーを通じて世の中に夢と希望を与える―。唯一無二の指標、勝ち負けの点から言えば、満足できる最期ではなかったものの、あの秩父宮を包み込んだ空気は、『権丈組』の歩みが正しかったことを証明していた。そしてラストプレー、豊田将万意地のトライは、ワセダの未来にきっと繋がる…。
 「本当に色々なことを学んで、すごくいい仲間にも恵まれて、最高でした。もうみんなには本当にありがとうという気持ちだけ。130人いる部員全員が赤黒を目指さないといいチームはできないし、日本一を目指すのであれば、自分を奮い立たせて、這い上がっていくのがワセダ。後輩たちには1日1日を勝負して、またいいチームを作って欲しいです」(副将・五郎丸歩)…。「今年1年、人間としてこんなに成長できるとは思ってませんでした。ワセダでの4年間は、今まで生きてきたなかで最高の、もっとも輝けた時間だったと思います。後輩たちに1番伝えたかったことは、ワセダは絶対に勝たなくてはならないということ。勝つことがすべて。そこはしっかり伝えられたと思います」(主将・権丈太郎)…。対抗戦7連覇、『荒ぶる』奪回、そしてこの日のラストマッチ。素晴らしかった。ありがとう。『権丈組』に心からの感謝を―


<新たなワセダの創造へ 学生への感謝と悔しさをを噛み締める中竹監督>
「今日はターゲットがなかなか決まらない状態で迎えた試合で、とにかく自分たちの強み、3つの日本一で勝負しようと思っていた。日本一のアップディフェンス、日本一の反応、そして複数の優秀なキッカーによるエリアマネジメント。クロスゲームに持ち込みたかったけれど、東芝さんにうまく崩され突き放されてしまった。モールも普通にうまい具合に取れ、その点はよかったけれど、エリアは取れず、ブレイクダウンのところで崩されてしまった。それは学生相手では経験できない部分。タックル後の絡み、プレッシャー、仕事量、トップリーグ上位チームのカベを感じた。そういった前提はもちろんあったなかで、クロスゲームを想定していたけれど、結果として取られすぎてしまった。アタックでは20~30点は取れると確信していたので…。今日のゲームで浮き彫りになった課題は来年に繋がればいい。すべてが終わった今感じることは、この1年の歩みがどうだったかということより、負けて悔しいということ。今日の反省、今後の話は明日のコーチミーティングでたくさん出ると思うけれど、目の前の相手に勝つことができなかった。それが一番悔しい。やるべきことをしっかりやって、成果も十分にあった反面、チームとしてのタブー、やってはいけないことをやって負けてしまった。その悔しさは次に繫げていきたい。今日はとにかく取られすぎ。取られても20点台。描いていたシナリオとしては、ワセダが20点台後半、東芝は10点台後半で推移していくのが理想だった。けど、いくつかあっさりとトライを取られて、東芝に余裕をもたれてしまった。ディフェンスはとにかく前に出ようということだったけれど、FWがブレイクダウンで劣勢になり、人数が足りなくなった。その状況でアップするのにはリスクがある。そのリスクを東芝さんにうまく突かれたという感じ。僅差に持ち込んで、最後はワセダのメンタルで勝負、そして勝つと思っていたけど…。学生たちには、ホントに今日は悔しかったなという話をした。もちろんその前に4年生全員に、ありがとう、お疲れ様と言って…。太郎、五郎、健介には握手をしてありがとうって。円陣では勝つべく相手だったけれど、今日は落としてしまった。そのことを肝に銘じろと。自分も監督として今日を経験して、また変わっていけるというか、リーグ戦で勝っていけるかは別にして、日本選手権も一発勝負ならチャンスがあると思えた。今年もトップリーグベスト4、どこかきてもチャンスはあった。ワセダとして、監督として、まず『荒ぶる』だというところはもちろん、次はここをターゲットにしていきたい。今日は勝てなかったという部分では否定されてしまうけれど、テーマにしていた『ワセダ』らしさ、『権丈ワセダ』というものはしっかり見せられたと思う」

<素晴らしき一年!立派にその任をまっとうした主将・権丈太郎>
「今日は今年1年やってきたことをすべて出そうと言って試合に臨みました。普通ではなく、とにかく狂いまくって頭からブッ刺さろうって。僕自身は一昨年の東芝戦もリザーブとして試合に出ていたんですけど、そのときより全然戦えていましたし、手応えはありました。通用するところもたくさんあって、勝てる試合だったと思います…。ワセダは勝つことがすべて。自分たちの力、やってきたことはすべて出し切ったとは思いますけど、負けてしまい、悔しいという気持ちが一番です。後輩たちには、トップリーグ相手にも通用することが分かったでしょうから、来年もっともっと強いチームを作って欲しいと思います。今年自分たちはモール、ディフェンスを強みにしてきて、実際今日もモールは通用していた。その一方で、前に出るディフェンスは、SO廣瀬さんへのプレッシャーが中途半端になってしまい、そこから崩された。後半はそこを修正して臨みましたけど、浅く、広く立ってきたときの対応がうまくいきませんでした。アタックに関しても、こちらのテンポでやれているときはゲインもできていましたし、チャンスもたくさんあった。けど、停滞した局面でのオプションが少なくて、キック、それをきっちり取って返される。その部分のオプションが足りなかったのは悔やまれます。敵陣でラグビーをすることを掲げてやってきたなかで、後半は点差をつけられて無理に攻める。自陣でのオプションがもっとあればと感じました。とにかく今日は本気で勝つという気持ちで臨んでいたので、今は悔しい気持ちでいっぱいです。やるべきこと、貫くべきことを貫けたことには納得してはいますが。試合後の円陣では…、後輩たちにどんなにいいゲームだったと言われようとワセダは勝たないとすべてを否定される、来年は絶対に勝てと伝えました。今日はプレーしている側としては、ブレイクダウンでそこまで強烈に東芝さんのプレッシャーを感じることはなかったですけど、少しでも孤立すればほぼすべてターンオーバー。トップリーグと戦うときに大事なのは、2人目の寄り、キャリアのレッグドライブですけど、その部分で完全に東芝さんの方が上でした。今日のテーマであった『ワセダ』が出せたかは…、ん~、勝たなくてはいけないという点では見せられなかったですけど、1年間やってきたこと、貫いてきたことは、やりきれたと思います。悔しいですけど、出し切ることはできました。試合が終った直後、同期のみんなとは、今までありがとうって。感動の名シーンの連続でした(笑)。今年は歴代のキャプテンの方に色々なお話を聞いて、アドバイスを頂いて、それを自分なりに解釈して、すべてを『荒ぶる』のために繫げて1年間やってきました。周りの4年生の支えがあって、自分はキャプテンでありながらラグビーに集中できた。本当に感謝していますし、人間としてこんなに成長できる1年はなかったと思います。ワセダでの4年間は、もう最高でした。今まで生きてきたなかで最高の、もっとも輝けた時間だったと思います。後輩たちに1番伝えたかったことは、ワセダは絶対に勝たなくてはならないということ。勝つことがすべて。そこはしっかり伝えられたと思います」


<その記憶は永遠に 4年間ワセダPRの概念を変え続けた副将・畠山健介>
「いやぁ…、何かまだ終わったという実感がないです。ホント来週にまた試合があるんじゃないかって感じで。そんな毎日を過ごしてきましたから。終った後は、臼井とだけでなく、みんなと一言ずつ。後輩たちには、そいつに対して自分が思っていることを伝えて、同期には色々ありましたけど…、楽しかった、一緒にプレーできてよかったって。今日で終ってしまうのは本当に寂しいです…。試合については、モールはもう言うことなし。押し込むことができましたし、トライも取れた。ただ、スクラムで僕の方から回されてしまったことと、フィールドからのモールに受けてしまって、そこから崩されてしまったのには悔いが残ります。今まで経験したことのなかったものでした。僕たちもやろうということで、ずっとそういう練習をしてはいたんですけど、相手としてやられるのは初めてで、うまく対策を立てることができなかったです。正直ひとりひとりのコンタクトは少しずつ負けていて、そこを内側の圧力、2人目の寄りで何とかカバーしていたんですけど、次のプレーに移る反応が東芝さんの方が上でした。コンタクトフィットネスの差というべきか、その部分で差が出たと思います。攻めている時間が長かったのは、自分たちの形に持ち込めればやれるという一方で、仕留め切れていなかったということ。そこを取りきる力も足りませんでした。太郎も後輩たちに言ってましたけど、『荒ぶる』を取っても、負けてしまっては一緒。ワセダはどんな相手でも負けてはいけないんです。とは言いながらも、後輩たちには感謝の気持ちでいっぱいです。後輩たちの力がなければここまで来られなかったですし、こんなチームもできなかった。後輩たち、本当に楽しみですね。僕は来年以降にまったく不安なんてないですし、みんなやってくれると思います。胸を張って、堂々と、またファンのみなさんを喜ばせて欲しいです」


<最高の輝き! 4年間多くの夢を見させてくれた副将・五郎丸歩>
「あっと言う間の4年間でした。本当に色々なことを学んで、すごくいい仲間にも恵まれて、最高でした。もうみんなには本当にありがとうという気持ちだけ。言葉は交わさなくても、深くは話さなくても、みんな通じ合っているところがありますから。試合に関しては…、沖縄合宿のおかげで意識高く臨むことができましたし、トップリーグとの戦い方も明確になっていて、よかったとは思います。相手のディフェンスがアップしてこなかったので、自分たちから仕掛けて、ワセダのやりたいことはできていたんですけど、ブレイクダウンが劣っていた。そこが一番です。それにタックルの精度も時間の経過とともに落ちていった。やっぱりトップリーグ、格上のチームにかつにはラストの20分をしっかり戦わなくてはいけないですから。130人いる部員全員が赤黒を目指さないといいチームはできないし、日本一を目指すのであれば、自分を奮い立たせて、這い上がっていくのがワセダ。後輩たちには1日1日を勝負して、またいいチームを作って欲しいです。今の気持ちは一言ではいい表せません。難しいです(笑)。後輩たちは本当によくついてきてくれました。まだ終ったばかり。卒業したり、赤黒を外から見るようになって、羨ましいという気持ちが湧いてくるんだと思います」


<ワセダの象徴!この1年最前列でチームを支えたフッカー臼井陽亮>

「今は少し寂しいですね…。終った直後は健介と色々と…。衝突することもあって、分裂したこともありましたけど、あいつと一緒にプレーすることができて本当によかったなって。そういう自分の想いを伝えました。最後は仲良くなってよかったです(笑)。試合に関しては、モールは自分たちの形で2本取ることができましたけど、逆に相手のモールを止めることができず、そこで崩されてしまいました。あとはスクラム。大事なところで無理な組み方をしてしまって、ワセダボールを少し削ってしまったのは、今日のすべてです…。そこには悔いが残ります。最後のずっと攻めている時間、ピッチに立っていたかったというのが正直なところですけど、パフォーマンスが下がっていたのであれば、それは自分のせい。自分の至らなさを甘んじて受け止めたいです。後輩たちには、自分のプレーを見て何かを感じてくれていたらなと。何かを感じてくれているのであれば、それは伝わっているということ。言葉では何とでも言えますけど、そういうのではなくて、プレーで、4年としての姿を見せることができていたのであれば、それは誇りに思います。4年間、ワセダのAで試合に出ることが夢みたいなところから始まって、最後にはこうしてAで出ることができた。自分にとって本当に大きなことでしたし、素晴らしい4年間を過ごせたと思います」


<最狂の4年間! ワセダらしさを体現し続けたフランカー有田幸平>
「最初のトライを取った瞬間のあの雰囲気、今まで味わったことのない感じでした。2年前トヨタに勝ったときのような感じ。もう身震いがして、すごかったです。今はまだ終ったという感じがしないですけど、自分的には悔いだったり、後悔することはありません。やりきりました。今はすがすがしい気持ちです。ワセダでの4年間は、つらいこともあれば、『荒ぶる』取ったときのような嬉しいこともあって、本当に素晴らしい、今後の人生に生きていく時間でした。後輩たちは、今日のあの雰囲気、あれでもし勝っていたらもっともっと違う世界が見えると思うので、乗り越えて欲しいです。今日を味わっただけでも全然違う。みんながうらやましいです。もう一度戦える後輩たちが。権丈、畠山、五郎丸、高校のときから一緒にやってきて、あいつらはみんなトップリーグでがんばると思うので、自分はフィールドは違いますけど、それを刺激に、負けずにがんばります。もう同期に対する気持ちは、一言では言い表せないです。みんながいたからがんばってこれた。本当に感謝しています」


<濃密な5年間 リーダーとしての資質を存分に発揮したSH三井大祐>
「もうすべてを出し切りましたし、自分のできることはやり切りました。負けて悔しいという気持ちはもちろんありますけど、悔い、後悔は一切ないです。試合後はみんなと何を話したというか…、もう握手しただけで涙、涙でした。お疲れ様、ありがとうって。みんな泣いてました。しんどいこと、つらいこと、色々ありましたけど、それを乗り越えられたからこそ今がある。そのきっかけをくれた中竹さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。試合に関しては、ブレイクダウンで思った以上に攻めれていたので、もっとボールを動かしにいきたかったんですけど、人数が掛かりすぎてしまった。やれないことはなかったんですけど、結局は1対1で止めきれないことで人数が掛かってしまい、ズルズルと崩れされてしまった。どんなにいいゲームをしても、ワセダは負けてしまったら、何も残らない。ワセダは勝たなくてはいけない。多くの部員がいるなかで、試合に出られるのは一握りですけど、出られないときにいかにがんばれるかで、その後が変わる。後輩たちには、そういうときこそがんばって欲しいです。来年も楽しみですね。頼もしい後輩たちです」


<成長から新たな境地へ! この日でまた決意を新たにした豊田将万>
「まだ終ったという実感はないんですけど、権丈さん、健介さん、五郎さんとは3年間、もうその前からずっと一緒に過ごしてきたという感覚なので、これからどうなるんだろうって不安な気持ちです。けど、そこはしっかり切り替えて、また新たな準備をしなくてはいけないなと。先輩たちとはまだそんなに話はしてないですけど、みんなお疲れ、ありがとう、期待してるよと言ってくれました。僕自身も今の時点で、もう明確な目標、目指すものができたので、また気持ちを切り替えてしっかりがんばっていきます。それが何かはまた後日、改めて(笑)。ワセダは勝つことがすべて。勝たないと何も始まらない。負けて得るものなんてない。そのために本気でやる。ラグビーに対する姿勢というものを、4年生からは学びました。試合については…、正直なところ試合前に想像していた東芝さんとは違ったという感じです。もっとやれるだろうと思ってました。それでも勝てる試合だったと思います。差があったのは、立って繋ぐ意識とブレイクダウン。そこはワセダが明らかに劣っていました。トライをポンポン取られた局面は、敵陣でプレーしようと言っていたなか強気で攻めにいって、自分たちの歯車が噛みあわず、付け込まれた。別に気持ちが落ちたとかはなかったです。あと1年、ですね…、とにかく今年学んだことを生かす。もうやるだけです」

<1年間、温かいご声援ありがとうございました>


※来シーズンの新体制につきましては、4日の予餞会にて決まり次第、お知らせ致します。11日よりトレーニングを再開し、2008年シーズン全体の始動は3月20日を予定しております