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2024

対成蹊大 2008年ホーム開幕戦 犯人は誰だ!?


 ♪は~じまりは~い~つ~も~雨~♪ 犯人は誰だ!? 名古屋から参戦する度、雨雲をつれて来る『ラインアウトマスター』星野邦夫(そういえば現役時代「雷さま」の愛称があった気が…)か、はたまた自ら「晴れ男」と公言(言っているのは自分だけ?)してはばからない中竹竜二か…。2008年はあの歓喜の決勝に始まり、実質『豊田組』スタートの朝日招待、『権丈組』ラストマッチ・長崎招待、入部式、この日のホーム開幕戦と、節目の試合はすべて雨。「今年は雨のなか勝てるように練習するか~」。そんな冗談も飛び出すなか、露払いを務めたワセダCがスカッと気持ちよく勝利を収めた。
 緊張の上井草ファーストマッチは一言で表すと、『Dynamic Challenge』・「超攻撃的なディフェンスを軸とした予想のできない大胆かつ激しいアタックを80分間延々と繰り広げる」ラグビー!…の7掛けくらい。ペナルティからは9割速攻、自陣からもガンガン仕掛け、常にボールを動かし続ける。まるで『清宮ワセダ』初期2年間を髣髴とさせるスタイル(極端に言えば、自陣からの17次攻撃でトライ、うち15回羽生、川上の両フランカーがスイープ!みたいな…)で成蹊大を圧倒した。この日もっとも象徴的だったのは、後半16分に見せた芸術的な速攻返り討ち。ペナルティからハリーで仕掛けてきた相手にビッグヒットをかましてノットリリース、「そこでいくか!?」のハリーで60メートルを切り返し、一気にトライまで持っていった。オォ~、ファンタスティック!!!
 仕留めの精度を欠き7点に終った前半(ずっと敵陣だったのに…)から一転、50点を越えるトライラッシュを呼び込んだのは、後半からCTBに入った牛房佑輔。強くて、速くて、とにかくマジメ。ランナーとしてほぼ100%ゲインしただけでなく、タックルもビシバシ決め、ピッチの雰囲気を一変させた。とても初めてやったとは思えない。本当の適正はこっちにあったか? 「今年は勝負の年だと思っていますし、同期にも負けられない。どこで出るか分からないですけど、常に赤黒を目指して全力でやるだけです」(牛房佑輔)。この学年のBKからまたひとり、すごい男が現れた。
 そしてもうひとり、際立つ存在感を見せたのが、後半途中から試験的にFBに入った大島佐利(メンバーボード上はBチームのWTB)。こちらはもう別次元。ポテンシャル、ハンパない!その強さとスピードで相手ディフェンスを切り裂きまくり(首脳陣もうなるものすごいステップも!)、今シーズンもっとも大きな悩みどころのひとつ『ポスト五郎丸』に名乗りを上げた。週明けからは、ついに佐藤晴紀も戦列復帰。このふたりに飯田貴也、井口剛志を加えたFB争いは、『豊田組』を熱くすること間違いなし…。
 さらに掘り下げていけば、どこにでもいるその嗅覚を存分に発揮した土屋鷹一郎(キックオフのうまさは既にワセダで1番?)、見事なセービング3連発でワセダらしさを体現した近藤統靖の両1年生も上々のデビューを果たすなど、この日はまさにチーム一丸の素敵な船出。「1年目から赤黒を狙って、『荒ぶる』を歌って、4年間赤黒を着続けられる選手になります!」(土屋鷹一郎)。この気持ちを全員の心に。それがキャプテンの口にする熱い集団。いよいよスタート、2008年『豊田組』は『Dynamic Challenge』で!



<大ブレイク! その勤勉さでワセダに勝利をもたらした牛房佑輔>
「今日はファーストゲームということもあって0に抑えられたことが1番です。まだアタックは何もしてないですし、今日はとにかくディフェンスだけやろうとみんな言ってて、そのとおりできたのは大きい。ペナルティからもガンガンハリーで行こうと話してました。後半50点以上取ってるのに前半7点しか取れないのは反省ですが…。要因はチームとして合っていないというか、とにかくミスが多かったです。前半は無理に外外に回そうとしすぎて相手に思うようにディフェンスをされてしまった。後半はどんどんタテに切っていこうという話をして、それでリズムが出たと思います。もうCTBのところでガンガン切っていこうと。自分はCTBやるのは初めてだったんですけど、前半FBとして全然ダメだったのでもう行くしかないと。自分からドンドン要求しました。元々周りからCTBの方がいいんじゃない?(コーチ陣にも口説かれてました…)と言われてましたし、自信がないだけで、抵抗はなかったです。自分から流れができた?、その質問には何て答えていいか分からないです…(笑)。よく抜けはしましたけど、それは相手のあることですし、上のレベルでもこれができるように自分の長所を磨いていこうと思ってます。今年は勝負の年だと思っていますし、同期にも負けられない。どこで出るか分からないですけど、常に赤黒を目指して全力でやるだけです」

<上々のデビュー! 持ち味を存分に発揮したロック土屋鷹一郎>
「今日は初めての対外試合だったんですけど、高校から10分伸びたその時間がすごく長く感じられました。高校と大学ではフィジカルが全然違いますし、今日の試合でも最初のタックルを受けたときに大学生の強いなと。自分のプレーについては…、前半はムダに走っていたというか、右往左往するばかりで全然仕事ができてないと言われました。後半はそこを意識したんですけど、まだまだです…。自分がいいプレーをしたというのではなく、ワセダ全体のテンポが上がって、それにうまく入っていけたというだけです。チームの流れに乗っただけ。後半あれだけ取れたのに前半7点しか取れなかったのは反省しないといけないです。前半から飛ばしていかないと強い相手には勝てないですから。セットプレーに関しては、目立ったミスもなく普段やってきたことを出せたかなという感じです。ワセダを志望したのは…、父親の存在がやっぱり大半を占めています。進学するに当たって特に言われたことはないですけど、自分の持てる力を出して来いって。ああしろこうしろは言われないですけど、それだけは言われました。1年目から赤黒を狙って、『荒ぶる』を歌って、4年間赤黒を着続けられる選手になります!」