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2024
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対タマリバ ついに来た『清宮サントリー』戦!


 今こそ真のチャレンジを!ワセダのプライドを見せ付けろ! 第46回日本選手権がいよいよ開幕。レジェンド越えを目指す『豊田組』は、試験ニモ負ケズ、寒さニモ負ケズ、ケガなく、無難に、再びビクトリーロードを歩み出した。
 この日のゲームは、「よくも悪くもタマリバ戦」、その一言。開始2分、かつてないほどアッサリ先制、8分、スキッパー・豊田将万の豪快なトライで早々に勝負を決めると、あとは粛々と淡々と、久々の感覚をその体に沁み込ませるように戦った。トライを挙げても白い歯ひとつ見せずに返ってくる。組織よりまず個人。その場その場で自分たちの修正点、相手への対応を話しながらプレーする。そのクオリティは、決して大学チャンピオンにふさわしいものとは言えなかったものの、この日は何を差し置いても、誰も失うことなく、『清宮サントリー』への挑戦権を得ることが最優先。十分想定内の内容(むしろいいくらい?)で、ミッションは達成した。
 組織は度外視、『Dynamic Challenge』、いかにひとりひとりが戦えるかの点から言えば、その抜群の嗅覚で相変わらずボールのあるところでプレーし続けたフランカー/No8山下昂大の質の高さ、後半13分からのフッカー瀧澤直はワクワク感満点。「どんな状況でも挑戦して、自分の力が出せる。それが昂大のよさなんです」(主将・豊田将万)。「ん~、次に繫げるのは難しいかなと…」(副将・瀧澤直)。一喜一憂ありながら、これまでになかった新たな形は、ワセダが『荒ぶる』を歌って一区切りではないことを証明していた。それにしても…、フッカー瀧澤時に見せたスローワー・山下昂大の安定感は秀逸。「うまかったでしょ?(笑)。高校3年のとき投げてましたから。WTBからNo8に移ったとき、投げろてみろって言われて。今日はうまくいってよかったです」。何事も臆せずこなす、自分を出せるこの男、実に頼もしい。間違いなく、来年のワセダFWを背負って立つ。そして、その去就が注目される?瀧澤直・フッカーの意味するものとは…。
 次週2月15日は、ついに来た、禁断の?運命の?世紀の?『清宮サントリー』戦。豊田将万以下、4年生は1年間教えを受けたラスト『清宮チルドレン』。そして、苦しかった今シーズン、誰よりもワセダを気にかけてくれたのが、我等が永遠のボス・清宮克幸。「清宮さん、まさか外国人選手使ってこないよなぁ」の冗談から、「いよいよ来た。自分たちのすべてをぶつける」の決意まで、試合が終わったその瞬間から、ワセダの頭はもうサントリー一色。こんなに熱くなれる、『Dynamic Challenge』にふさわしい舞台は他にない。「清宮さんに言われたんです。ここでやれるかにその後の人生が懸かってる。出し切ること、やり切ること。もし、もっとやれたのに…という感じになると、『荒ぶる』の価値も半減する。次の人生に繫がるという意味で、トップリーグとの試合でやれたらいい経験になるからって。そのときはまだ組み合わせが決まる前だったんですけど、そう言ってくださった方と対戦することになって、すごく楽しみです」(副将・瀧澤直)。「清宮さんに戦いを挑むということは、ワセダにとっても、僕自身にとっても、大きな意味を持つと思います。思い切り挑戦させて頂きます。清宮さんにはそうお伝えしたいです」(主将・豊田将万)。『中竹ワセダ』のすべてをここに…。清宮さん、心して待っててください―

<ついに来たこの時!サントリー戦への強い決意を滲ませる中竹監督>
「毎年1回戦はクラブの1位との試合で、そのタマリバはOBのたくさんいるチーム。相手は1年のすべてを懸けてくるので、モチベーションには20倍くらいの差があるぞと学生たちには話していました。ワセダは3日前ようやく試験が終わって、全員が集って練習できるようになった状態。コンディションとしては難しかったですけど、そこを形で、無理に気合いを入れろと言うことはしませんでした。学生たちはがんばってくれたと思いますけど、やはりキャプテンとしてはいい試合をしたいと考えていて、その理想と現実のギャップにかなりフラストレーションを溜めていたみたいです(笑)。試合としては、小さなプレーはせずに、次に繫がるような激しいプレーをしようと言っていました。そのなかで2トライ取られてしまったのは反省です。これは昨年も言ったことですけれども、クラブチームが日本選手権に出る意味があるの?と言われるようなゲームをするのが創設者としての愛だと考えています。出るのが当たり前ではなく、この枠は本気でやって勝ち取るもの。その枠を本当に意義あるものにするのがタマリバの使命であり、我々の使命でもある。そのことは学生たちにもしっかりと話をしました。その意味で言えば、僅差だった時間帯はタマリバのいいところが見えていたと思いますし、ワセダもまだまだ力不足だなと。(記者からのクラブチームが出る意義は…の問いに)もちろん意義はあると思っています。思っているからこそ、先ほどのような話をしたんです。この枠があるだけでクラブチームのモチベーションは全然違いますし、この枠がなければクラブの人口は減ることは間違いないでしょう。けど、この枠があることは当たり前というような気がタマリバにも出てきているのではないかと。その点をタマリバはもちろん、これから新しくクラブでプレーする人間にも分かってもらわないといけないと思います。(サントリー戦への意気込みについて)もうその話にいきますか、早いですね(笑)。外国人選手もいますし、代表クラスの選手がゴロゴロいて、普通に真っ向から勝負するとやられると思っています。今年は『Dynamic Challenge』というスローガンを掲げてやってきましたし、もうこのチームでしかできないラグビーをやるだけです。それができれば勝機はありますし、ワセダとしては当然勝つ前提でやっていきます。うちはディフェンスでここまできたチーム。理屈ではない、所謂一般的でないディフェンスをしたいと思っています。SHの榎本に関してはメンバー発表した日の練習でケガをしてしまったので急遽変更しました。来週は大丈夫だと思います。新たなメンバーについては、コンディションの面とチャンスを与える、セレクションの両方です。タマリバも個々で見ていくといい選手がいて、激しいプレーをするので毎年ここでケガ人がでる。昨年も東芝戦前にキーマンの長尾を失いましたし、シーズン中もケガを抱えていてギリギリで使っているような人間が何人かいたので、こういうメンバーで臨みました。そういう選手たちを外から見させるのと同時に、新たなメンバーにはもう1回チャンスを与える、その期待も当然ありました。次とか来年というより、本人の成長に生かして欲しいなと。清宮さんは…、監督の素質という点ではまったく及びません。そういう意味ではもう脅威というものを遥かに超えています(笑)。シーズン中は本当に色々なアドバイスを頂きましたし、オフのときにサントリーにお邪魔させて頂いたこともありました。師匠と言ったらおかしいですけれど、色々なものを授けてくれた方。素質には大きな差がある。僕にできるのは、学生たちと一緒に考えて、いかにいい環境でやらせるかということ。僕はそこでしか勝負できないと思っていますし、清宮さんと同じ土俵で戦おうなんて思っていません。勝ったらもうけもんというくらいの感覚(隣の豊田からすかさず「マジですか?(笑)」の声)。思い切りできる最高の舞台。したたかに戦います」

<人生最大の挑戦!清宮監督との戦いに胸高鳴る主将・豊田将万>
「今日は久々のゲームということもあって、うまくいかないところもありましたけど、ケガなく終えることができ、次に万全で向かう体勢が整ったと思います。またしっかりと切り替えて、やっていこうと。トップリーグとやるならサントリーがいいと思っていました。隆道さんがいたらもっとよかったですけど、ワセダのOBの方がたくさんいて、ワセダを常勝にした監督がいて、誰が見ても強い。ワセダは挑戦者としていかに戦い勝つか。僕としては早く試合がやりたいです。(その調子のよさの秘訣は…の問いに)僕調子いいですかね?、(中竹監督に「相当イライラしてたけどね(笑)」と突っ込まれ)自分にできること、チームにいかに貢献するかを考えたら、やっぱりボールを持って前にいくことなので、そこを考えてプレーしていることでしょうか…。ワセダには仕事のできるプレーヤーはいくらでもいるので。(山下)昂大に関しては、臆せず何事にも挑戦できるのが彼のよさです。Aチームを相手にしたときでも、トップリーグの練習に連れて行ったときでも、変わらない。だからこそ、今日みたいなプレーができるんだと思います。<以上、記者会見> 今日は前に出るディフェンス、個々の激しさをテーマにしてたんですけど…、ディフェンスでは我慢するシチュエーションがあまりなかったですし、1対1もなかったのかなという感じです。ただ、ボールキャリアとしてしっかりプレーできる人間と、そうでない人間の差が出てしまったなと。今日は組織としての動きは一切求めていなかったので、もっと個人個人がしっかりとしたプレーをしないといけなかったです。思い切りいける奴と、そうでない奴がいた。そこは反省。トップリーグ相手にはそこが如実に表れますから。練習を再開してからは、ずっと仮想サントリーでやってきました。同じ土俵で、対等に張り合おうなんて思っていません。僕たちは僕たちのやり方で、格上のチームにいかにして勝つかを見せたいと思います。今年はずっとそうやってきましたし、必死にプレーしてチャンスを掴み取る。清宮さんには…、シーズン中たくさんのアドバイスを頂きましたし、僕たちのことを常に気にかけてくださって、本当に感謝しています。でも、この一週間だけはそのことを忘れての挑戦です。清宮さんに戦いを挑むということは、ワセダにとっても、僕自身にとっても、大きな意味を持つと思います。思い切り挑戦させて頂きます!清宮さんにはそうお伝えしたいです。本当に楽しみです。清宮さんが敵にいるの姿が想像できるかは…、監督をされているときも仲間という感じではなくて、僕にとっては『ボス』という感じで、雲の上の人だったので(笑)。来週は最大の挑戦です」

<人生を左右する一戦!清宮監督の言葉を胸に秘め戦う副将・瀧澤直>
「いい試合ではなかったですね…、間違いなく。チームとして悪いのはある程度しょうがない面もあるんでしょうけど、今日は個人が…。僕が持ち込んだボールは全部絡まれてしまっていて、元々得意なプレーではないんですけど、このままサントリーとやったら全部取られてしまうんだろうなって感じです。この間五郎さんにも言われたところで、前々から分かっているにも関わらず、今日こうして出てしまう。そのことがショックすぎて、今日はチームどうこうではないです。全体としては、調子の悪いところがあったというか、久々のゲームでうまくいかないのは分かっていました。けど、気持ち、意識、考え方でやれるイーブンボールを制することができなかったのはよくないなと…。そこでトップリーグに勝つんだという意識でやってきたのに、これではダメです…。フッカー、やってしまいましたね(笑)。しかも30分も。まだまだというか、迷惑を掛けてしまいました。もっとやりようがあるなと。エンゲージしたのは…今日で4回目。今日で試合での経験数が練習を超えました(笑)。イメージどうこうより、今の段階では次に繫げるのは難しいかなと思います。次はサントリー戦ですね。僕の対面は(畠山)健介さんかもしれないですし、すごく楽しみです。伝説を作った人たちがたくさんいるチーム。そこに勝ったら超伝説。間違いなくモチベーションにはなっています。清宮さんに偉そうなことは言えないですけど…(笑)、あの後、僕たちも必死に3年間やってきましたから。かなり格上のチームですし、今はチームが万全とは言えないですけど、やってきたことのすべてをぶつけるだけです。決勝の後や、東西対抗(サントリー戦の前座でした)のとき清宮さんに言われました。トップリーグとの試合に勝つ、負けるもそうだけど、ここでやれるかにその後の人生が懸かってる。出し切ること、やり切ること。もし、もっとやれたのに…という感じになると、『荒ぶる』の価値も半減する。次の人生に繫がるという意味で、トップリーグとの試合でやれたらいい経験になるからって。そのときはまだ組み合わせが決まる前だったんですけど、そう言ってくださった方と対戦することになって、すごく楽しみです」

<捌きで勝負! テンポを作りタマリバからMOMを贈られたSH櫻井朋広>
「前回9番を着たときに自信のないプレーをしてしまって、選手権ではチャンスを失ってしまったので、今日はとにかく自分のすべてを出して、らしくプレーすることだけを考えてました。ポイントにもう一歩早く行けるところがあったかなと思いますけど、思い切りプレーすることはできたと思います。チームとしては…、やっぱり小さなコミュニケーションミスがあって、攻めきれないところがありました。ただ、そこはすぐに改善できるところだと思うので大丈夫です。いつもは岳人さんがチームの核になってくれているんですけど、今日はいなくて、うまくいかないとき、ストレスを溜めてしまっていたところがありました。小さなことであっても、そこは試合中に話していくようにしなくてはいけないです。今日のメンバーで課題はでましたけど、次に繫がる試合だったと思います。サントリー戦でチャンスをもらうことができたら、とにかく思い切って、今日以上のパフォーマンスをします」

<ディフェンス勝負?サントリー戦へ思いを馳せるSO山中亮平>
「今日はメンバーもいつもと違って、練習から出ていたミスがそのまま出てしまったという感じです。攻めながら取りきれなかったのは…、ちょっと体も頭も外、外に向かっていたというか、きれいにやろうとしすぎてしまったなと。もう少しタテ、内に攻めるアタックをしようという話をみんなでして、途中からは修正できたと思います。相手のディフェンスは外が飛び出してきて、ワンパスを狙ってきていましたけど、その対応として、自分でいくべきところはいったり、FWが近めに立ったり、まぁよかったのかなと。2年生ばかりだったBKは、修正すべきところでしきれない部分がありました。自分も含めて、もっともっとひとりひとりが状況を把握して、対応できるようになっていく必要があると思います。サントリー戦は、曽我部さんはすごくうまいですけど、それに負けないように。まず対面に勝って、その上でSOとしてゲームを作っていく。ディフェンスでは狙われそうですけど…、大丈夫です。僕、ディフェンス好きなので(笑)。清宮さんに指導頂いたことはないですけど、すごく楽しみですし、個人的にはグレーガンと対戦してみたいです」

<本日の『Dynamic Challenger』山下昂大 存在感抜群!>