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Beat Up

2024

対山梨学院大 辛勝に甘さを痛感


 無念の惜敗から1週間、成長した証を見せたいCチーム。外国人留学生を擁すこの日の山梨学院大との対戦は、自分たちのやってきたディフェンスがどれだけ通用するのかを試す、恰好の機会となった。試合は4トライを連取し、勢いづいた前半から一転、後半は守勢に。立て続けに3トライを奪われたものの、最後は逃げ切る形で31-24で辛勝した。
 前半は終始ワセダペースだった。9分にラックから首尾よく抜け出したロック・井村達朗が左隅に先制トライ。ここからワセダが主導権を握り、ゲームは進んでいく。22分、10mライン付近のラインアウトから左へ展開、CTB吉田建雄の突破からWTB赤澤祐太へ繫ぎ、そのままインゴールへ駆け込んで追加点をあげた。30分には1トライを献上するも、1分後にはゴール前でのラインアウトからモールを押し込み、すぐさま突き放す。更に1トライ重ねたワセダは24-7とリードして前半を折り返した。
 前半の勢いそのままに圧倒するかと思われた後半、7分にS0黒澤健と赤澤の見事な連係からトライを奪い、リードは24点に。しかし、「点差をつけて、気が緩んだ」(ロック冨田隆史)と語るように、ここから受けに回って防戦一方となったワセダ。17分、セットプレーから素早く展開され、タックルで止めきれずトライを許す。その後も2トライを加えられ、リズムを取り戻すことができないまま試合を終えた。
 圧勝ペースから一転、7点差まで猛追されてしまった結果に、「後半は攻めようと思えていなかった」と辻高志コーチも厳しい言葉を投げかけた。試合後、すぐに反省練に励み、自らの課題と向き合った選手たち。妥協しない姿勢こそが、更なる成長の原動力となるに違いない。

                             圷 萌奈


ゲームキャプテン・冨田隆史
「前半は点差をつけて、良い試合が出来たが、後半で1トライ差まで追い付かれて…。自分たちの甘さが出たな、という感じです。山梨学院大は、個々が強くて、外国人選手もいたし、ディフェンス、オフェンスも両方くるチームでした。良かったところは、練習でやってきた通り、みんなアタックの方向の意識が統一出来ていた点。それが前半のあの点差に繋がったのだろうし、前半はいつものディフェンスが出来たと思います。後半であそこまで追い付かれたのは、もう自分たちの気持ちですかね。点差をつけたことで、気が緩んだ。そこに尽きます。そうなってしまったのはキャプテンの僕の責任だと思ってます。気持ちの面、そこが前提なので。そこのコアなところはもっと鍛えなきゃいけないです。後半に出た緩みが試合後の練習にも繋がってます。気持ちの面は僕らの大切にしているところでもあるので、辻さんも考えてやって下さったのだと思います。来週の東芝青海戦は、学生らしく前に出て、反省でもある気持ちを前面に出していきたいと思います」

SO黒澤健
「僕はもともとCTBで、慣れないところもありましたけど、サインとかは全部頭に入っていましたし、何とかやれました。前半はこっちのペースで相手を抑えていたんですけど、後半は甘かったです。前半と後半で気持ちが全然違って、ああなってしまったので、気持ちだけでこんなに変わるんだなと、いい経験になりました。自分としては、もうちょっと正確なキックが蹴れるようになりたいです。今日はボールが滑っていたこともあって、試合のコントロールは難しかったですね。チームとしては、もうずっとタックルしかやってきていないんですけど、練習してきたことが出た場面があったんで、そこは成果だと思います。ただ、後半は受けに回らないようにと口では言っていたけど、実際はこっちから仕掛けるというわけではなくなっていました。切り替えられなかったのが反省点です。試合後、コーチは最悪な試合とおっしゃってました。僕らはディフェンスだけやってきたので、失点した時点でやってきたことが出せなかったことになる。自分たちでテンポ出さなきゃいけないところで、ペナルティでキック選択して、そこから自分たちのリズムを作れなかった。次の東芝青海戦もですが、その前に早明新人戦があるので。ワセダのディフェンスを見せたいです。アタックはけっこうみんな出来てると思うので、連係もとれるし、あとはディフェンスを見せたい。SOは不慣れですけど、どんどん指示して、チームをまとめていきたいです」