早稲田大学ラグビー蹴球部WASEDA UNIVERSITY RUGBY FOOTBALL CLUB OFFICIAL WEBSITE

Beat Up

2024

対慶大B(Jr選手権) その先の世界へ


 戦うべき相手は誰だ? 目指すべきところはどこだ? シルバーウィーク真っ只中の9月20日、ジュニア選手権もついに開幕。未だ夏を思わせる聖地・上井草で、ワセダの命運を握る男たちがその戦いをスタートさせた。
 あくまでも「セカンドチーム」、さらには9月であることから、この日の焦点は、それぞれが個人としていかに戦えるか、万事に激しく、積極的にチャレンジできるか。「チームとして」ではなく、個人の力で勝つ。言われるまでもなく、学生たちの頭にあったのも当然、ライバル粉砕、「圧倒」の二文字。しかし…、そんな思いに、内容はちっともついてこなかった。
 3分、相手の中途半端なキックを首尾よく切り返し幸先よく先制トライを奪ったものの、スイッチを間違えたのか、そこからはイージーミスのオンパレード。キックオフでミス、自陣から果敢に勝負にいってミス、大事なラインアウトでミス、挙句大チャンスにノックオン。その間ちょくちょくペナルティ。ボールを失っても、またそっくりそのまま返ってくる「どうぞどうそ」の譲り合い?、「ワセダも慶應も何てお人よしなんだ…」の展開に助けられ、スコアでこそ上回れども、その内容は要反省、多くの観衆にお見せするには、ちょっぴり寂しいものだった。3週間ぶりのゲーム、初戦はやっぱり難しい? それとも個の意識が空回り? テーマ完遂も見ていたのに…。「アグレッシブチャレンジ、対面を圧倒して勝つというテーマに向かってプレーはできましたけど、ひとつひとつのプレーでミスが出てしまうのは、やっぱり日頃の行いから。練習からひとつひとつ確実にやりきって、変えていこうと思います」(SH櫻井朋広)。
 「変える」ことを誓い合い臨んだ後半も、キックオフの処理ミスに始まり、受身、惰性、スピード変わらずの、静か~な展開。見せ場は、都度飛び出したWTB中靍隆彰の躍動感溢れる、ワクワク感満点のラン、こちらは80分途絶えることのなかった『ラグビーモラリスト』・清登明の勤勉さ(ものすごい仕事量!)くらいで、個の戦いとしても、激しさ、積極性の面でも、不完全なものだった。
 決してままでは終われない。ただ勝つだけで満足してはいけない。このチームが目指すべきは、中竹監督が求めているのは、それぞれが殻を破り、もうひとつ上のステージへ到達すること。まず、日々の生活で、日々のトレーニングで己に克つ。そして、それをフィールドで表現しきる。「もうつまらないラグビーはしたくない。自分がやるんだという気持ちを持って、常にやっていこうと思います」(SH櫻井朋広)…。ファーストゲームでいい教訓。ワセダB、その先の赤黒、『荒ぶる』を掴み取れ!

<猛反省… 練習からの不出来を悔やむゲームキャプテン・和田卓也>
「今日の試合は、ミーティングでは『アグレッシブチャレンジ』がテーマとして掲げられて、その前に自分たちでは、ひとりひとりが対面を圧倒して完封で勝とうと話していました。アグレッシブチャレンジに関しては…、後半の最初に受けて10分間攻められてしまったり、もっともっとチャレンジできたと思います。まだまだ甘かったです。今週は練習からずっとよくなくて、特に金曜日はBチーム主体の練習だったんですけど、軽めのメニューだったAに合わせてしまって…。4年生が多いのによくなかったなと反省しています。今日は不完全でした。FWがショートサイドをいかれてしまったり、取るべきところで取れなかったり、タイトなゲームではそこで勝ち負けが決まるので、大きな課題です。セットプレーについては、夏にラインアウトがひどかったので、今日はその安定を第一に心掛けて、まぁよかったと思いますし、まだまだですけど、スクラムも安定していたと思います。自分の上には瀧澤さんがいて、中竹さんにも不動の存在にするな、それを押しのけてでるくらいになれと言われているので、日々勝負です。あくまでも個の戦い。今日もチームとしては戦っていないですし、全員ひとりひとりが上の人間と勝負です。ジュニア選手権もこれから明治、関東、帝京と個が強くて、セット、接点の強いチームとの対戦が続くので、FWがしっかりと勝負して、そこで上回れば絶対にBKが勝ってくれるので、責任をもってやっていこうと思います」

<日頃の行い! さらに変わることを誓うSH櫻井朋広>
「この前の試合で辻さんに走れていない、妥協したところがあるだろと言われていたので、今日はとにかく最後まで走りきろうと思っていました。でも、今日もまだまだ自分自身甘いところがあると感じましたし、最後の最後で捌ききることができなかったです。それはSHとして当たり前にできなくてはいけない部分。大きな反省点です。それでも、自分がきついときにFWが櫻井行こうぜと声を掛けてくれたり、井上、村田がすごく気を遣ってくれて、やってやろうという気持ちを持ち続けることができました。試合の内容としては、小さいミスが多かったです。ただ、ミスはあっても全員でカバーする、チャレンジする、ひとりひとりやりきった面はあったと思います。自分自身にも言えることですけど、ミスがあると流れが悪くなるので、しっかりと向き合って、また練習から切り替えてやっていきたいです。僕自身、これまで守りに入ったプレーが多かったですけど、もうそういうつまらないラグビーはしたくない。自分がやるんだという気持ちを持って、これから臨んでいきたいと思います。今日はアグレッシブチャレンジ、対面を圧倒して勝つというテーマに向かってプレーはできましたけど、ひとつひとつのプレーでミスが出てしまうのは、やっぱり日頃の行いから。練習からひとつひとつ確実にやりきって、変えていこうと思います」

<ラグビーモラリスト! 80分勤勉に働き続けたフランカー清登明>
「今日はもっと点数の取れた試合だったと思います。フィニッシュのところでのコミュニケーションが足りなかったです。取りどころでFWなのか、BKなのかが曖昧でした。慶應はセカンドフェーズにも出てくるチームだと思うので、FWとしてはブレイクダウンで圧倒しておきたかったんですけど…。もっとやれたと思います。ノットリリースが多かったり、修正点がたくさんです。個人としては、ラグビーモラリストを目指すということで、こぼれ球への反応、内側をしっかり埋め続けることを心掛けて、運動量で勝負しようと思っていました。後半バテてしまったり、まだまだ全然なれていないです。とにかく誰よりも下のボールに反応して、ラグビーモラルでワセダ1になって、Aで活躍できるようになりたい。今日もまだBKに頼ってしまっている部分が多いので、FWからもっと積極的にボールをもらって、次の明治も圧倒したいと思っています。バックローはみんな激しいですし、毎日大島さんと練習できるのは自分にとってすごくプラスになっています」

<チームの鏡!No1モラリスト・清登明、好タックル連発!>