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2024
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リーダー合宿 すべては『荒ぶる』のために 嵐のような3日間!

 これぞもうひとつの戦い!『荒ぶる』ためのマストツール! 9月23~25日、昨年より始まり、すっかり恒例となったリーダー合宿を開催。世間の喧騒はどこ吹く風、都内某所にリーダーメンバー24人が集結し、缶詰状態でチームの針路に議論を交わした。

 今回の合宿の目的は、ビジョン、シナリオ、ストリーを描き出し、『早田組』のスタンダード、進むべき道を確立すること。そして、それらを共有し、チームのとしての、個人としての『Explosion』を導きだすこと。すべてのプログラムが真剣勝負。そこに一切の妥協はなかった。

 深夜にまで及んだ1日目、翌早朝より間髪を入れずに行われたディスカッション、プレゼンテーションの内容はご想像にお任せするとして、24日の午後は、ゲスト講師御三方による超濃密な特別授業。まずは、昨年もお越し頂いた小澤総研所長の小澤隆生氏(2005、06年は楽天球団・取締役事業本部長)。実はこれ、偶然同じ時間、同じホテルに居合わせたという中竹監督もビックリのリアルサプライズ! 「こんなことってあるんだなぁと。しかも、すぐその場で快く話をしてくださって本当にラッキー」。小澤氏のパワー、熱さに今年も学生たちは大興奮。まさに今を生きるワセダにピッタリ。何という運命…。これは小澤氏の話を聞けという、天からの授かり物に違いない?

 続いては、コーチングの専門家であり、キャリアカウンセリングから自己啓発のサポート、人がどう学んでいくかのプロセスをサービスにするシナジープラス株式会社、代表取締役・三宅裕之氏。こちらはたっぷり2時間半。信念の書き換え:感情のコントロール、アンカリングetc、未来を鮮明にする:ディズニーストラテジー、ポジションチェンジetc まさに目から鱗の連続。学生たちの表情、言動もみるみる変化。三宅氏の作り出す独特の世界に、そこにいる誰もが引き込まれていった。

 そして、最後は小澤、三宅両氏に頂戴したお話を、そのまま体現し続けているかのようなスーパーシンガー、かねてより中竹監督と親交の深いゴスペラーズ・村上てつや氏! 目の前に現れたスターに、学生たちも口あんぐり。まるで中竹監督とゴスペラーズによる『僕らの音楽』。これまで歩んできた道、褒められることについてくる2つの側面=しっかりとした自分を持つこと、誰の話を信じるのか。ブレイク前夜、『Explosion』までの7年間の想いと信念。リーダーシップの形。最後には打ち解けた男と男のバカ話…。「歌わせるのだけは勘弁してね(笑)。いつもは負けるのが必要なときもあると思ってるんだけど、ここに来たらやっぱり言っちゃうな。絶対に勝ってね!見てるから!」。まさに夢のような1時間。ツアーの最中にも関わらず、スケジュールを調整し、来てくださった村上氏の想いに、学生たちの心は大きく揺さぶられた。

 最終日も早朝からみっちりまとめのセッションを行い、怒涛の3日間は無事終了。当初の思惑どおり、『早田組』のビジョン、シナリオ、ストーリーはしっかりと描き出せた。スタンダード、進むべき道も明確になった。Dance with Fear. Good feeling doesn’t need excuse. Emotion is created by motion. ドウシテルジブンガスキデスカ? この3日間で、『荒ぶる』のイメージできた!

<リーダー合宿に学生の変化を感じ取る中竹監督>
「リーダー合宿をしたからといって、ラグビーがうまくなるわけでもないし、体が大きく強くなるわけでもない。今回は、早田ワセダが『荒ぶる』を獲るために、チームとして、個人として何をすべきか、具体的にどこに向かうべきか、その方向性を共有して、1本の道を突き進んでいく、その完璧な準備のために合宿を開催しました。昨年から数回経験してきているメンバーはもちろん、新しいメンバーもディスカッション、プレゼンテーション、コミュニケーションのレベルが上がっていると感じますし、今シーズン何に拘り、どう勝っていくかのイメージはかなり共有することができた。小澤さんに偶然会い、お話して頂けたことは本当に幸運だったし、三宅さんはすごく勉強熱心で、英語、中国語を教えるプロでもある。まず、どうやって個の『Explosion』を達成するのか。そのスキル、教え方、チームとしてどうすべきか、コミュニケーションの取り方。普段自分がやっていることを、より専門的な知識を持ち、レベルの高い三宅さんにして頂けたのは本当によかった。言っていることに大きな差はないけれど、やっぱりその精度、引き出しの多さ、選手を乗せるテクニックは全然違う。本当に来て頂けてよかったと感じています。村上さんのお話にも感銘を受けました。褒められることにある2つの側面については、本当に怖いなと思いましたし、『Explosion』するまでの7年間のお話は非常に参考になった。自分たちの譲れないもの、拘り、他がやっていないことをやる、インパクトはあるか。そうして時が来て爆発。やはり右往左往するのではなく、これだというものを見つけてやりきることが大切なんだなと。御三方には心から感謝しています」

プログラム終了後、三宅氏とともに