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2024
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対明治 「善戦及ばず、明大に後塵を拝す」

山口・下関の地で大学ラグビー部界の両雄・早大と明大が激突。結果は29-43と善戦虚しく早大が負けを喫する試合となった。時折アタックは機能するもチャンスで取りきれない勝負弱さと先週の同大戦で課題挙がっていた個々のタックルの精度の低さをまたしても露呈。対して、「相手のラグビーをさせてしまった」(WTB原田季郎=教3、福岡・筑紫)と語るように随所で重戦車FWが機能した明大に現段階では軍配が上がった。
 
 明大キックオフで始まった前半、早大は最高の試合の入り方をする。そのキャッチしたボールを継続してつなぎWTB原田が左サイドを駆け上がり敵陣奥までロングゲイン。このチャンスを起点に攻撃を仕掛け2分にNo・8中野裕太(スポ3=福岡・東筑)が力強く前進し先制点を挙げる。このノーホイッスルトライで幸先良くスタート切ったと思われたが、その後明大が反撃開始。相手がボールを保持し始めると早大ディフェンスラインの脆弱(ぜいじゃく)さが徐々に目立つようになる。そして、タックルミスからすぐさま逆転を許し、その後も立て続けにトライを奪われ5-19に。このままずるずると引き離されるかと思いきや、早大にも再びスイッチが入った。28分、FB片山大輔(基理3=愛知・明和)がキックカウンターで相手守備網を切り裂くと、攻撃を畳み掛け最後はフッカー伊藤平一郎(スポ3=大分舞鶴)がインゴールへ。その後の32分にFB片山が自らもトライを決め17-19とし、点差を縮めて前半終了。

 
 ハーフタイムに円陣を組み気持ちを新たに後半へ。開始早々、フランカー山下昂大主将(スポ4=東福岡)が自ら裏へけったボールはトライライン手前で転々と転がる。確保するために混戦となったかがフッカー伊藤平がボールを上手くボールを拾い上げインゴールにねじ込んで後半早々逆転に成功。早大はこのままアタックの調子を上げていきいところであったが、8分にインターセプトから独走され悪い形で今度は明大が逆転。その後はお互いに1トライずつを取り合うシーソーゲームに。どっちに転ぶかわからない試合展開となったが、リードしている明大は得意のFW戦をしかけ始める。勝負所で時間をかけてボールをキープし続け、26分と終了間際にモールでトライを奪われ万事休す。15人制では始めて赤黒に袖を通したルーキー・SO小倉順平(スポ1=神奈川・桐蔭学園)も投入されたが見せ場なく、29-43でノーサイド。春の早明戦は明大の勝利で幕を閉じた。
 
 「自分たちが目指す根っこの部分が少し見えたかなと」(山下主将)。ライバルに敗戦も試合後の選手たちの表情は悲観的ではなかった。始動したばかりの『山下組』。各々課題は抱えているもののチームとしてはまとまり、良い方向へと向かっている。この春季オープン戦では強敵との対戦がまだまだ多く控えている。「自分たちのラグビーをやるだけ」(原田)。それこそが自分たちが目指すべきものに到達する近道となる。
(記事 中川隆盛、カメラ 尾崎睦)
 
 
 
辻高志監督(平12人卒=NEC所属)
――きょうの試合を見ていかがでしたか
もちろん選手が頑張っていたなと気持ちはあるのですが、やはりチャンスで取り切れなかったというところに課題が残っていると思います。取りきれなかったことで流れが変わってしまった場面もありました。
――選手が頑張った部分とは
タックルの部分ですね。途中からしっかりビッグヒットしていました。
――それではFWで自信が持てたゲームだったということですか
そうですね。いまはFWで崩していこうと言っているので、そういう面では自信になっていると思います。
――なにか課題となる部分はありましたか
ボールキープできないというのはありますね。
――強力FWのチームでした
強いです。そのFWを止めてはいたのですが、近場をゆっくり攻められるのには対応できなかったみたいですね。
――対策はされたのですか
いえ、特に。真っ向からシンプルに行きました。
――次節はいかがですか
もう少しワセダのテンポで試合がやりたいな、とは思っています。
 
フランカー山下昂大主将(スポ4=東福岡)
――惜しくも敗れてしまった敗因について
やはりチャンスで取りきれないところと、自陣でのペナルティですね。
――終盤まで競り合いでした。勝負を分けた場面はどこですか
何度か大幅にゲインして取りきれなかったことで流れを切ってしまいました。あとは攻め込まれてメイジがFWでこだわってきたところで、耐えきれず2本トライを取られたところだと思います。
――きょうは熱くて厳しい環境でした。
そうですね。でも自分たちはそういう環境の中でミスが多くなってしまうことはわかっていたので、もっと一人一人が早くボールをもらって強いプレーをしようと意識していました。
――FWに重点を置いている今季ですが、FWの強い明大を相手に手応えはつかめましたか
相手は重くてブレイクダウンでボールが出せない場面もあったのですが、自分たちが目指す根っこの部分が少し見えたかなと思います。
――自身もピックアンドゴーで積極的に絡んでいました。
そうですね。まあたまたまですね。
――キックもありました。
ちょっとミスってしまったのですが、結果的にトライにつながったので良かったです。
――次の筑波大戦へ向けて
もっと一人一人の運動量を増やして、もっとシンプルにまっすぐ前にいきたいと思います。
 
早大スポーツ記事は下記まで
http://www.wasedasports.com/rugby/110522.php