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新人対新人明治 「1年ワセダ、明大に一歩及ばず惜敗」

7月10日 明大八幡山グラウンド 早慶明一年対抗戦 対明大一年戦
 
 「1年ワセダ、明大に一歩及ばず惜敗」
真夏の陽射しが照り付ける中、1年早明戦が明大八幡山グラウンドで行われた。先日の1年早慶戦では惜敗を喫しただけに、勝利をものにしたいワセダだったが、序盤から明大ペースでゲームが進む苦しい展開で、一時は7-24と点差を広げられる。このままで終われられないワセダは、残り5分で連続トライを挙げ21-24と点差を縮めるも、ここでノーサイド。後半の追い上げも実らずまたしても悔しい敗戦となった。
 

ワセダのキックオフから始まった前半、立ち上がりから明大に押し込まれ、自陣でのプレーが続き幾度となくピンチを向かえたが、相手のミスに助けられ失点を防ぐ。先にトライのほしいワセダは10分、BKの展開から最後はWTB千年原旭(法1=東京・早大学院)が相手を抜きさりインゴールへ。しかし、ボールを地面につける際に落としてしまい痛恨のインゴールノックオン。先制点を奪うことはできず、その後流れは明大へ。13分にはタックルを受けてこぼしたボールを、明大に奪われそのまま先制トライを許す。ワセダは30分にも追加点を奪われ、トライへの突破口を見出すことができず、前半を0-12と無得点で終える。
 
 

前半の悪い流れを後半に入っても止めることができない。後半8分、裏へ蹴りこまれたボールをワセダが処理を誤り、ボールを奪われそのままトライを許す。流れを変えたいワセダは、徐々にディフェンスからリズムをつくっていき、16分、敵陣10メートル付近で相手のペナルティに対して速攻をかけ、WTB荻野岳志(先理1=神奈川・柏陽)が左隅へきょう初めてのトライ。このままワセダのペースに持っていきたかったが、明大も負けてはいない。26分、自陣深くで明大FW陣の猛攻に必死に耐えていたワセダであったが、タックルを外され、トライを献上し7-24と突き放される。だがここからルーキーたちはワセダの底力をみせる。明大の足が止まり始めた残り5分、「自分たちは体が小さいので、走り負けないようにする」(荻野)と語るように、ワセダらしい高速アタックで走り勝ち、トライを奪う。残り1分でもワセダはフッカー庄村光史(スポ1=大阪・早稲田摂陵)が素早いリスタートからトライを奪い21-24まで追い上げる。しかしここでノーサイドとなり追い上げむなしく敗れた。
 

「自分たちのミスでエリアをとられて前からごりごりいかれました」とSH吉田有輝(人1=大分舞鶴)が語るように、自らの首を絞めるかのようにミスを連発し、要所で意識統一がはかれていなっかたのが敗因だろう。しかし残り5分の追い上げは1年生のメンタル面での強さが見られ、今後の活躍をうかがわせた。チームの成長には、1年生からの底上げが必要不可欠である。赤黒に袖を通す日を夢見て、これからも進化を遂げてほしい。
                        (記事 早稲田スポーツ 坂田謙一)
 
ゲームキャプテンロック大峯功三(スポ1=福岡・東筑)
――惜しい試合でした
相手はFWでくるのはわかっていたので、低いタックルを意識して臨んだのですが、前半2本とられたのは痛かったです。自分たちは走ってきているので、最後のウォーターブレイク後の追い上げでBKがターンオーバーされたのは、キャプテンとして意識統一ができてなかったためであり、そこが敗因だと思います。
――きょうのゲームプランについて
ゲームプランとしては、SHからのハイパントで前にでることと、BKで1対1をつくらせるように、いい球出し、いいフFWからの追い上げをしていくことでした。
――先週の早慶戦から修正できた点について
セットプレーですね。明大は慶大よりセットプレーにこだわってくるチームなので、そこで負けなかったことは良かったです。
――先週の1年早慶戦、そして今日の1年早明戦ではゲームキャプテンを務めましたが、チームをまとめることができましたか
僕自身、キャプテンというのは初めてで難しかったのですが、みんながついてきてくれたので、やりやすかったです。
――秋シーズンに向けて、夏合宿がんばりたいことは何ですか
走ってワセダのラグビーをすればやれるというのがわかったので、夏合宿ではワセダのラグビーをとことん追求していきたいです。
 
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