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対筑波大 「筑波大に完敗 重い暗雲たちこめる」

関東大学対抗戦 対筑波大 10月23日 茨城・ケーズデンキスタジアム水戸
「筑波大に完敗 重い暗雲たちこめる」

関東大学対抗戦前半のヤマ場は早大にとって、あまりにも過酷だった。相手の地元、ケーズデンキスタジアム水戸で筑波大との大一番に臨んだ早大。試合は自分達のミスで攻撃のリズムをつかめない早大と、前へ執拗につめるディフェンスからブレイクダウンで圧倒した筑波大の差がはっきりと出る。前半を0-18で折り返すと、後半で1トライ1ゴールしか返せず、最終スコアは7-21。開幕以降、大量得点で3連勝と波に乗っているように見えただけに、強豪校との対決を後に控えた早大にとって暗い影を落とす結果となった。
 
開始5分にPGを決められ、筑波大にあっさり先制されると、8分にもトライを決められる。なんとか立て直して自分達のペースに持ち込みたい早大だったが、速いテンポで粘り強くタックルを突き刺す筑波大の前にフェーズを重ねられない。逆に、ラインをすばやく上げられない早大は筑波大にターンオーバーの機会を何度も与えてしまう。終盤にはハンドリングエラーからボールを奪われトライされるなど、完全にペースを握られ前半を終えた。

後半になっても、筑波大のディフェンスを攻略できない早大。選手を次々と代えて活性化を図るが、それでも思うようにペースが上がらない。15分にゴール前のラックからSH西橋勇人(スポ3=神奈川・桐蔭学園)がパスダミーから抜けだしトライを挙げるも、その後は完全に沈黙。筑波大に攻撃が移ると、確実にフェーズを重ねゲインしてくる相手からボールを奪えず、時間が刻々と経過していく。スクラムからボールを奪う場面が見られたものの、パスが回らずミスを連発。自慢のBK陣は多くの時間を自陣での攻防に割かれ、得点の匂いをさせることすらなくノーサイドの笛を聞いた。
 
昨季の筑波大戦では前半の13点差を引っくり返す逆転劇で勝利している早大。その粘りと決定力が今試合では完全に影を潜めた。何度もターンオーバーされ、攻撃権を完全に掌握された試合展開はフランカー山下昂大主将(スポ4=東福岡)の「負けるべくして負けた」という一言が表す。内容面でも、対筑波大で33年ぶりの敗戦という記録面でも痛いこの一戦。しかし、次戦の帝京大戦を含め慶應大戦、明治大戦と、これからの戦いはさらに熾烈を極めるはずだ。たちこめ始めた暗雲を吹き飛ばせるのか。苦しい状況に追い込まれた今こそ、逆境をはねのける力が試されている。

(記事 早稲田スポーツ新聞会 辻耕平)
 
 
辻高志監督(平12人卒=NEC所属)
――きょうの感想をお願いします
春に47-7という40点差で負けた相手に対して、チャレンジ精神を持って夏でやってきたことを全部ぶつけようというつもりでやってきました。しかし、まだ筑波大のほうが一枚上手で、結果的に勝負に負けてしまったなという気持ちでいます。もちろん、課題は多く見えたので、しっかり修正して、次につなげていこうと思います。
――筑波大のどんなところが上手だと感じられましたか
ボールへの働きかけが大きかったです。早稲田も狙っていたのですが、筑波大に上手く狙われていたという気がしています。また、初めにハイパントで始めたところも筑波大らしいなと感じました。
――ミスが多いように感じたのですが、きょうの試合はどこにポイントをおいていましたか
ミスが多かったというのは元からの課題で、筑波大のボールへの働きかけでキャリアーにミスが多くなってしまいました。どこをどうしようというわけではなく、シンプルにしようと思っていました。また、いつもやる早稲田のラグビーをすることを心がけていました。
――今回の敗戦でチーム作りに影響が出ることは考えられますか
特にはないですね。やはり練習がすべてだと思っています。きょうの試合で自分に責任があると思うのは、筑波大戦の様な雰囲気を練習で作り出せなかったことです。これからもこのような試合が続いていきますので、選手ももっと緊張感を持って練習をしてくれると思います。そして、そういうところをプラスに変えていきたいと思います。やっている練習も同じですし、やるラグビーも同じです。
 
 
フランカー山下昂大(スポ4=東福岡)
――きょうの試合の感想をお願いします
筑波大がひたむきにボールに働きかけてきたので、ジャッカル、ターンオーバーされるシーンがすごく多くて、そこはずっと練習してきたところだったので、出さなければいけないところでした。
――この敗戦はチームにとってどういう意味を持ちますか
負けた直後に言うのもおかしな話ですけど、負けるべくして負けました。それでも春の40点差から今の14点差ということで、もちろん勝たなくてはならないのですが、確実にチームもレベルアップしていますし、悲観する内容ではないのできょうの試合でできなかったことを洗い出して修正できれば、次につながるかなと思います。
――チームの雰囲気はいかがですか
やっぱりすごくショックで気分的には落ちていると思うのですが、みんなしっかり前を向いて次を見ているので、次の試合で良いプレーができると思います。
――次の試合までにどんな準備がしたいですか
それは今から考えたいと思います。ただ今の段階でわかることはボールキャリアーの精度が低すぎるので、そこは修正したいです。それはボールを持ち込んだ人の責任としてしっかりアタックしなければと思います。
――次節は帝京大戦です
そうですね。相手は体が大きいですからFWでガツガツ来ると思うので、それを受けず逆に自分たちが振り回せるようなラグビーができればと思います。
――意気込みをお願いします
昨年負けている相手ということでそれぞれみんな思うことがあるので、きょうの負けを含めて昨年の負けをしっかりぶつけたいと思います。
 
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