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2024

対東海大 『土壇場で逆転!東海大に勝利し春季全勝』

土壇場で逆転!東海大に勝利し春季全勝

 春の試合でここまで負けなしと好調を維持するワセダは、関東大学春季大会最終戦で東海大と対戦した。4トライ以上を奪い、かつ33点差以上の差をつけて勝利すれば春季大会の優勝が決まるこの一戦。試合開始早々に先制するも、その後はリードされる時間が長く続き苦しい展開に。しかし、試合終了間際にモールトライを途中出場のNO・8中野裕太(スポ4=福岡・東筑)が沈め逆転に成功。優勝は逃したものの、土壇場での勝負強さを見せつけ春季を全勝で締めくくった。

 試合開始直後から、両者一歩も譲らない激しい攻防が展開される。前半2分、SO吉井耕平(スポ4=奈良・御所工)が相手のギャップを突いてディフェンスラインを突破すると、FB片山大輔(基理4=愛知・明和)へつなぐ。片山がそのままインゴールへ走り込み、先制のトライ。幸先のいいスタートに思われたが、その後スクラムから相手に押し込まれるなどして連続でトライを許してしまう。今季初めてリードされ不穏な空気が漂うが、フランカー金正奎(教3=大阪・常翔啓光学園)がモールからトライを決める。22分には、金がタックラーを次々とかわし、そのままトライを決め逆転に成功。しかし、前半終了間際にラインアウトからモールを形成され押し込まれ、2点ビハインドで前半を終えた。

 後半開始直後、ワセダにピンチが訪れる。ロック芦屋勇帆(スポ3=京都・伏見工)のタックルが危険とみなされ、シンビンで一時退場となる。1人少ない時間帯にトライを許しリードを広げられるが、7分にSH西橋勇人(スポ4=神奈川・桐蔭学園)がインターセプトしたボールをつなぎ、最後はNO・8黒木東星(スポ3=東福岡)がトライに成功。リードを広げる東海大になんとか食い下がる。しかし、ペナルティやミスなどで攻撃のリズムを作ることができず、その後も失点を許し9点ビハインドで試合終盤を迎える。窮地に立たされたワセダだったが、34分に途中出場のFB黒沢健(スポ4=東京・国学院久我山)が「思い切りタテを突こうと思っていた」と振り返るビックゲイン。最後は黒木が確実にトライを決め2点差に詰め寄る。勢いに乗ったワセダは怒涛(どとう)の攻撃で東海大に迫る。試合終了直前のラインアウトからモールを形成すると、最後は中野がねじ込み土壇場で逆転に成功。ノーサイドを迎えた選手たちの顔には安堵の表情が浮かんだ。

 勝つことはできたものの、33点差以上の勝利には遠く及ばず、春季大会優勝は逃した。試合後、西橋が「きょうは内容が悪かった」と話すなど、試合内容には課題が多く残る。しかし、黒木が「最後の10分間で集中できたのは収穫です」と語るように、逆境に立たされた状況からの逆転劇は見事。春の試合を全勝で終えたことは、覇者ワセダの再来を予感させる。『荒ぶる』奪還に向け、夏の厳しい練習でのさらなる進化に期待したい。
(早稲田スポーツ新聞会 佐藤匠)

プロップ上田竜太郎主将(スポ4=東福岡)
――劇的な逆転勝利でした。きょうの感想をお願いします
とりあえず勝ち切れたことが大きいです。これで全チームが春季を全勝で終えることができたので本当にうれしいです。
――今季初めてリードを許しました。そのときのチームの雰囲気は
皆落ち着いていましたし、「必ず逆転できる」って思っていて、いい雰囲気で試合を戦えました。
――これで春は全勝を守りました。振り返ってみて
僕が大学に入ってから一度もないので、嬉しいですし今後の自信につながると思います。
――主将として初めて臨んだ春シーズンでした
主将というよりは結構自由にやらせてもらえているので、個人的に充実した春シーズンを過ごせました。
――現在のチームの雰囲気、完成度は
雰囲気はとてもいいです。でもミスが減らないですね。もっとミスに厳しくして、夏で修正して完成度を高めたいと思います。
――この春はセットプレーの安定が目立ちました
そうですね。きょうはレフリーとあまりコミュニケーションが取れなくてスクラムはあまりよくなかったのですが、この春セットプレーはずっと安定していたのでもっと強くしたいと思います。ラインアウトモールに関しては毎回毎回得点を取っていて自信になりました。今後も伸ばしていって得点源として磨いていきたいです。
――他にどのような点に手応えを感じますか
ディフェンスですね。きょうは失点が多かったんですけど、これまでディフェンスも安定していました。この春はセットプレーとディフェンスに自信が持てました。
――最後に夏に向けての意気込みを教えてください
春以上に厳しい練習が待っているので、セットプレーとディフェンスという長所をもっと伸ばして、もっといいチームを作れるように頑張っていきます。

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