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2024

「”B”oost Up-Aチームに駆け上がるー」【第2回】大瀧×黒木×植田×古賀

早稲田スポーツ特集 “B”oost Up-Aチームに駆け上がるー

【第2回】大瀧祐司×黒木東星×植田耕平×古賀壮一郎
 

第2回はプロップ 大瀧祐司(文3=神奈川・横浜緑ヶ丘)、ロック 黒木東星(スポ3=東福岡)、フランカー 植田耕平(スポ3=東京・本郷)、NO・8 古賀壮一郎(教3=福岡・筑紫)の3年生FW4人にお話を伺った。この春はBチームでの活躍により、それぞれAチームとしても試合に出場した4人。全勝で終えた春季を振り返り、夏合宿への意気込みを語っていただいた。


――春シーズンを振り返って自分自身を採点すると何点ですか

大滝:自分の点数ですか。難しいなあ…60点くらい。

植田:70点。

古賀:58点。

黒木:100点!

――その理由は

大瀧:自分に満足することはないので、いつ聞かれてもだいたいそれぐらいの点数になると思います。

植田:昨年から比べるとシニアチームにずっといて、Aチームでも何試合か出ることができたんですけど、まだAのレギュラーではないし下からも出てきている選手はいるので、そこは気持ちを引き締めてあと30点くらい頑張らないといけないなと。まだまだ課題はたくさんあると思います。

古賀:最後の3試合で何もできていないので、そういう期待値の部分で58点です。

黒木:いつも頑張っているんで!

――春の手ごたえは

植田:全試合負けるんじゃないかみたいな気持ちでした。正直、試合前はいつも次の相手が一番強いみたいに言われていて。

古賀:(Bチームは)メイジが初戦だったし。

大瀧:昨年ボコボコにやられたからね。

植田:で、その後の筑波大もヤバいみたいな……。結局、全試合ヤバいと思って戦ったら結果的には全勝だったって感じですかね。

――全勝の要因は何だったんですか

植田:普段からAチームと練習していたので、試合で相手に体を当てると全然自分たちの力が生きるみたいな感覚がありました。

――後藤禎和監督(平2社卒=東京・日比谷)については

古賀:あれだけ厳しいことを言っていても誰からも不満が出ないのはすごいことだと思います。

――昨年と変わったこととしては、後藤監督の就任が大きいのですか

黒木:すべてが変わりましたね。

植田:ことしに入ってやたらとチームが一つになった感じがします。

――ことしに入ってスクラムが強くなりましたが、要因は何でしょうか

大瀧:全体的に体重が増えたというか、そういう所が大きいと思います。

――みなさん体は大きくなられたのですか

大瀧:そうですね。去年に比べて6キロくらい。

古賀:3キロ以上増えました。

植田:僕は8キロ増えました。

黒木:何キロ増えた?減った(笑)。4キロ減った!

古賀:ことしめっちゃウエイト増えたじゃん。春のマックスでも減ったの?

黒木:いや、去年より減った!

――自分たちが強くなったことはどういう部分で実感できましたか

黒木:スクラム。

植田:セットプレーです。スクラムとか、モールとか。

古賀:試合の点差。

植田:やっぱり結果に出ると違いますね。

――それでは試合にも自信を持って臨めたのではないでしょうか

古賀:いや、そういうことはなくて毎回ビビっています。

――そう思う理由があったのですか

古賀:昨年は春に全チーム負けていたから…。

植田:あんまりまだ勝っていくイメージがなくて、どこかで止まってしまうんじゃないかというのがありました。

古賀:次は負けるんじゃないかみたいな。

――試合ごとに各チームの変動が大きかったと思いますがいかがですか

大瀧:そういうのを見ると、頑張れば上に上がれるというのもあるし、逆に下に落ちるという危機感もあって、楽しかったです自分は。

植田:ちゃんと評価されるので、やりやすいです。やっぱ毎回毎回セレクションみたいな感じなので、気持ちが引き締まります。

――Aチームで試合をするときに手ごたえは感じましたか

古賀:まだ緊張します。

――上田竜太郎主将(スポ4=東福岡)の印象を聞かせてください

植田:スクラムで、体で引っ張ってくれているような感じがしますね。

古賀:こわい印象があるんですけど、実はめっちゃ優しくて、みんなのことを見ているし色々なことを考えてくれています。監督とキャプテンがしっかりコミュニケーション取れているし、選手とキャプテンでも取れているので、そういう意味ですごく一つにまとまっているんじゃないかなと思います。

黒木:言い表せないですね。言葉よりも自分でっていうか、男らしいんで。

――皆さんはお互いにどういう印象を持っていますか

大瀧:古賀はやっぱ試合中もみんなをまとめて引っ張ってくれています。古賀がいなかったとしたらFWで引っ張ってくれる人がいなくて、大変でした。植田は試合中の見えないところでも働いていて、東星は年上ですし試合中の大事なところで活躍してくれるので、みんなすごいです。

古賀:大瀧はスクラムを引っ張ってくれるし、ラグビーになったらすごく真面目だし試合で見せてくれます。植田はどこが相手であろうとスタイルを変えないです。縦に強くとかディフェンスをしっかりとか、体を張って。Aチームに行くと、あーやっぱり植田はAチームに行くだろうなって思えるすごい選手です。東星はこんな感じですけど、ラグビーになったら本当に真面目で、セットプレーの要でディフェンスの時もみんなをけん引してくれるし、声を出して盛り上げることもしてくれるので一緒にやっていて楽しいです。

黒木:難しい~。とりあえず3人とも自分より体張って走ってるので、何て言うかもう尊敬してます。

一同:(笑)

植田:4人とも仲良いです。

――3年生は仲が良いのですか

黒木:いや、3年ヤバいよ。

植田:仲良いです。

黒木:オフの時も遊びます。

植田:飲み会とか開いたり。

古賀:色々な人が幹事みたいなことをしています。グループでって言うよりも、近くにいるやつと遊ぶみたいな。

――寮はどなたと同じ部屋ですか

古賀:僕は吉井さん(耕平、スポ4=奈良・御所工)と一緒の部屋で、東星はクロケンさん(黒澤健、スポ4=東京・国学院久我山)と同じ部屋です。自分は面白いですよ。夜中にデリバリーピザ頼んで、一緒に食べたりしています。

――寮生活から学べることはありますか

古賀:吉井さんは結構寝ていることが多くて、やっぱりラグビー中心だなって思いますし、監督部屋で試合を見ていたりしていて、そういう姿勢を見習わなきゃなと思います。

黒木:自分、部屋汚いんですよ(笑)。健はいつもきれいなのでそこは真似しようと思っています。

――オフの日の過ごし方は決まっていますか

植田:まあ学校があるので学校行ったり、あとは夜からご飯に行ったりするくらいです。

大瀧:月曜は授業あるから学校に行きますね。

――尊敬する人はいらっしゃいますか

黒木:尊敬する人…自分です。自分しか超えられないんで。

植田:僕はワセダにフランカーで実際に在籍して、ポジションコーチとして来てくださった方々今だったら上田一貴さん(平21教卒=大坂・常翔啓光学園)とか前だったら(渡辺)千明さん(平22社卒=東京・早大学院)とか、そういう方々が僕を作ってくれたので感謝しています。

古賀:僕は高校の監督の西村先生とか、あと権丈さん(太郎元主将、平20スポ卒=現NEC)、堺さん(裕介BKコーチ、平24スポ卒=福岡・筑紫)ですね。西村先生とは福岡に帰ったら話しますけど、電話しても出ないので。1カ月くらいしてからかかってきて何か用なのかみたいな。面白いですね。

大瀧:上田竜太郎さんですね。

――黒木選手はいろいろなポジションをやられていますが、一番好きなのはどのポジションですか

黒木:ロックです。仕事もしつつ、相手も抜ける的な。あとセットプレーの要だったりもするので。

――Aチームの東海大戦は厳しい試合になりましたが、得たものはありましたか

黒木:競る試合ってそんなに経験できないので、最後の10分間自分たちのプレーをできたことが、一番成長できたことかなと思います。

植田:ここまで来たら負けたくないというのはすごく思っていて、何とか勝ちきることができたので良かったです。

――体格で勝るチームには後藤監督も「スピードと数で勝つ」とおっしゃっていましたが、その辺は体現できていますか

黒木:できてます。点差に表れているんじゃないんですかね。

――他の大学で気になっている選手はいらっしゃいますか

植田:高校の同期とかはやっぱり気になるよね。今どうしてるかな?とか。

古賀:東海大の堺(浩平)は注目選手です。

黒木:本当にそうだよね。

古賀:堺は堺コーチの弟なんですけど、自分の同期なんで、やはり気になりますね。

――植田選手は先ほど、大躍進をしたとお話しされていましたが詳しく聞かせてください。

植田:1年生のときは肩を手術して、何もやれなくて終わってしまったんで、事実上2年から大学のラグビーを始めて、2年の秋くらいまではずっとEチームでした。しかし、1回チャンスがあって、そこからD、C、Bと1個ずつ上がっていきました。なので、きょねんの今頃に比べれば、大分成長したと思います。

――Aチームの試合にも出場するようになりましたが、プレーや精神面での変化はありますか。

植田:Aチームはレベルは高いと思いますが、どのチームでやっても周りが助けてくれるので、チームが変わったからといって、自分のプレースタイルに変化はないですね。

――多くの3年生が赤黒に定着していますが、ライバル意識とかはありますか

古賀:同期だったら素直に嬉しいですね。初めて赤黒着た人には、みんなメール送りますし、自分も初めて赤黒来たときには、同期からたくさんメールをもらいました。特に印象的だったのが、きょねんの新歓試合で1つ下と試合をしたとき、植田が初めて試合に出て、最後トライをとって号泣して、同期みんなが本当に喜んで植田を称えたシーンです。それは本当に同期の仲の良さを感じましたね。

植田:そのときは本当に嬉しかったですね。

――お互いの入部前の印象はいかがでしたか

古賀:東星は恐かったです。半年くらい敬語使ってましたね。こんなに適当だとは思いませんでした。(笑)

植田:古賀は堅い真面目な人間かと思ってましたが、意外とそうでもなかったです(笑)。

大瀧:俺は一言も喋ってなかったよね。一言も(笑)。

――その中でも目立っていた選手は

黒木:やっぱり、(金)正奎(教3=大阪・常翔啓光学園)と垣永(真之介、スポ3=東福岡)は違ったよね。

一同:(うなずく)

黒木:あと、原(和人、政経3=東京・早実)もすごかったよね。誰が相手だろうと引かなかったし。

――ことしの夏合宿の内容はきょねんと違いますか

黒木:とりあえず走るよね。期間はきょねんより短くなったんですけど、倍以上走るらしいです。

大瀧:…そんな走るの!!(驚)

――菅平の印象は

古賀:おれは割と好きかな。

黒木:いつも、もう2度と来ないと思うよな。でも毎年行くんだよね。(笑)

一同:(笑)。

植田:でも、合宿終わったあとの達成感はんぱないよな。

――合宿の最後には宿敵の帝京大戦も控えていますが

黒木:まぁぶっ倒します。

古賀:今までの試合は、帝京大戦との土台というか、すべては帝京大に勝つためのものだと思っています。

黒木:きょねんもことしも帝京大を倒すためにやってきましたからね。

――帝京大を意識した練習は行っていますか

古賀:そこはまだしていないですね。

黒木:でも、でかいFWを意識した練習はします。

――帝京大の特徴は

黒木:やっぱりでかい。

植田:ボールを渡してしまったら、なかなか戻ってこないです。

古賀:後藤監督からは、「1度ペナルティーをしたら、10分は戻ってこないと思え」とよく言われます。

――ではボールを渡さないラグビーを意識していますか

古賀:そうですね。でも今年のラグビーは帝京大意識とかではなく、どこにも通用するように自分たちのスタイルを貫く感じですね。東海大や帝京大みたいにでかくて、ボールを離さずに、確実に前に出てくる相手にどうやって勝つかを意識してますね。

――春シーズンのベストマッチは

古賀:筑波大(早大B対筑波大B)。

黒木:俺も筑波大。

植田:やっぱり筑波大ですね。そこで自信がついたというか、そのあといけるという気持ちになりましたね。

大瀧:自分も筑波大です。

――アピールしていきたいところは

古賀:アタック。

植田:ブレイクダウン。

大瀧:スクラム。

黒木:笑顔です(笑)

――最後に秋シーズンの目標を教えてください

大瀧:Bでも出続けたら、(関東大学)ジュニア選手権優勝です。

古賀:秩父宮と国立!

植田:ジュニア選手権優勝と早明戦出場!

黒木:全勝です。
 

――ありがとうございました! (早稲田スポーツ新聞会 坂田謙一、千歩まゆあ、辻安洋)

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