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2024
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対慶大 『夏季オープン戦、白星発進!』


 ことしも長野・菅平で夏季オープン戦が開幕。夏合宿の成果が試される初戦で、早大は慶大と対戦した。春季オープン戦に続き、力の差を見せつけた早大が38-12で勝利を収めたが、自らのミスが失点につながる場面もあり、新たな課題が残る一戦でもあった。 

 「試合の入りが悪かった」(SH西橋勇人、スポ4=神奈川・桐蔭学園)と言うように、前半開始早々は慶大の勢いに押され、立て続けに2トライを許してしまう。しかし前半17分、SO小倉順平(スポ2=神奈川・桐蔭学園)がタックルを受けながらもインゴールに転がり込んでトライを決めると、試合は早大ペースに傾き始める。タテのアタックで敵陣を脅かし、そのまま2トライを取り返して逆転に成功。FWの健闘でフェーズを重ねながらじりじりと前進し、慶大に攻め入る隙を与えない。40分にラインアウトモールからフランカー金正奎(教3=大阪・常翔啓光学園)が押し込み、前半を24-12で折り返した。 

 後半9分、ゴール前でのラックサイドを突いて途中出場のフッカー須藤拓輝(スポ3=東京・国学院久我山)の得点から、相手を敵陣に釘付けにする。途中チャンスをミスでつぶしてしまうプレーも見受けられたが、スクラムや、前半苦しめられたモールトライはしっかり食い止めて慶大を圧倒。試合の主導権を握った早大は、固いディフェンスで突破を許さない。後半36分には、慶大ボールをターンオーバーで取り返し、WTB中鶴隆彰(スポ3=福岡・西南学院)がダメ押しのトライを決めると、後半は無失点のまま初戦を白星で飾った。 

 
 春シーズンの全勝からまた1つ連勝を伸ばしたAチーム。U-20日本代表を経験し、チームに戻ってきたSO小倉やCTB布巻峻介(スポ2=東福岡)の存在も頼もしい。ミスを減らし、チャンスを得点に結びつけることができるかが今後の勝敗を左右するだろう。次戦は、大学王者・帝京大との一戦を控える。厳しい夏合宿を経験し、どこまで連勝記録を伸ばしてくれるのか楽しみだ。 
(早稲田スポーツ新聞会 和田真朱乃)


 

プロップ上田竜太郎主将(スポ4=東福岡)
――試合を振り返って
セットプレーはよかったんですけど、FWがオフェンスでもっと走って、BKがもっとやりやすいようにしなければならなかったです。ケイオーのタックルが鋭くて全然ゲインが切れなかったです。それでも勝てた要因はセットプレーで相手を崩せたからだと思います。
――夏合宿ではどのようなことをテーマに練習に取り組んでいますか
FWはラインアウトモールとスクラムを中心に。あんまりまだチームでの練習していないので、次の帝京大戦に向けてチームに向けて取り組んでいきます。今は個人のスキル中心です。
――この夏、成長したと感じる選手はいらっしゃいますか
(垣永)真之介(スポ3=東福岡)ですかね。これまでスクラムが得意じゃなかったんですけど、この夏かなりの本数を組んでいて、この試合でもガンガンプレッシャーをかけていて、成長したなと感じています。前までスクラム練習を嫌がっていたんですけど、最近は嫌がらなくなりました(笑)。
――U-20日本代表から復帰した小倉選手と布巻選手はいかがですか
あの2人は抜けてますね、BKの中で。まだ2年ですけど、あの2人はBKのリーダーになっています。
――次は帝京大との一戦が控えています
一つの山場として考えていた一戦です。個人としてもチームとしても、調子がいいので、これまでやってきたことをぶつけたいと思います。
 
SH西橋勇人副将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)
―― きょうは先行される展開でしたが
試合の入りが悪かったです。そこの部分のミスとペナルティで自爆してたのはわかってたので、そのあと修正してミスとかを少なくしようって選手通しで話し合ってました。修正できたと言えばできたんですけど、もっと早くできたんじゃないかと思います。
―― その後は失点せずにできたことについては
選手で修正できたのは一つの収穫だと思います。
―― BKはU-20日本代表から小倉選手や布巻選手が戻ってきましたが
(大会で)優勝してないんでね(笑)。大したことないです(笑)。まぁ、戻ってきて結構力になってるというか、いい感じですね。
―― 夏合宿ではどのようなことをやっていますか
ディフェンスもアタックも2人目の寄りをこだわってはじめからずっとやっています。帝京大とか大きい相手に対しては2人目が早く寄って数で勝つというのを。それを帝京大戦で出せれば夏合宿やってきたことは間違いないじゃないと思うので。そのままシーズンに入っていければいいと思います。
――先週の部内マッチはいかがでしたか 
後藤監督は「AチームのFWがいる方が勝つ」って言っていたので、ちょっとやってやろうかなって思ったら案の定勝ってしまいました。「見ろFW」みたいな感じだったんですけど(笑)。でもきょうの試合はFWに助けられたので、両方があってこそかなってきょうとの2試合で感じました。
―― 来週は締めくくりの週になりますが
来週はあまりコーチがあまり来られないということなので、選手でどれだけミスなくこだわってできるか。あとこの1週間でどれだけ成長できるかはシーズンの後半に出てくると思うので、帝京大戦に向けてチームが1つになれればいいと思います。西橋勇人(スポ4=神奈川・桐蔭学園)
―― きょうは先行される展開でしたが
試合の入りが悪かったです。そこの部分のミスとペナルティで自爆してたのはわかってたので、そのあと修正してミスとかを少なくしようって選手どおしで話し合ってました。修正できたと言えばできたんですけど、もっと早くできたんじゃないかと思います。
―― その後は失点せずにできたことについては
選手で修正できたのはひとつの収穫だと思います。
―― BKはU-20から小倉選手や布巻選手が戻ってきましたが
(大会で)優勝してないんでね(笑)大したことないです(笑)まぁ、戻ってきて結構力になってるというか、いい感じですね。
――先週の部内マッチはいかがでしたか 
監督はAチームのFWがいる方が勝つって言っていたので、ちょっとやってやろうかなって思ったら案の定勝ってしまいました。見ろFW、みたいな感じだったんですけど(笑)でもきょうの試合はFWに助けられたので、両方があってこそかなってきょうとの2試合で感じました。
―― 来週は締めくくりの週になりますが
来週はあまりコーチがあまり来られないということなので、選手でどれだけミスなくこだわってできるか。あとこの1週間でどれだけ成長できるかはシーズンの後半に出てくると思うので、帝京大戦に向けてチームが1つになれればいいと思います。
 
フランカー金正奎(教3=大阪・常翔啓光学園)
――きょうの試合を振り返って、いかがでしたか
「最初の10分に賭けよう」という話をしていたんですけど、2トライをそこで取られてしまいました。その後は力の差が出たので返せたんですけど。実力が拮抗してる相手だとその2トライで負けるので、そこは反省したいです。
――取られた2トライともモールが絡んでいましたが
ちょっとレフリーとのコミュニケーションが上手く取れていなかった部分が多かったので、そこは試合中にもう少し修正できたかなと思います。
――先日の部内マッチはいかがでしたか
ワセダ対ワセダということで、だいぶきつくて。お互い手の内も知っているので。でも僕らのチームは受けるシーンが多かったので、きつかったです。
――夏合宿中の課題を教えてください
あとは帝京大戦があるので、最初の10分にこだわって、そこでしっかりと勝てるようにがんばりたいです。
――今年の帝京大にはどのような印象を持っていますか
(先発メンバーを)総入れ替えしているみたいですが、油断はしていないです。でも相手がどうであれ、やることは変わらないのでブレずにいきたいです。
 
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