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2024

対帝京大 「帝京大に完敗…今季初黒星」

 慶大戦での快勝から1週間、夏季オープン戦第2戦が行われた。夏合宿の集大成として臨んだ試合であったが学生王者・帝京大の貫禄を感じさせる攻撃に圧倒され、0―43で完敗。秋に向けて不安の残る試合内容となった。

 試合開始直後から、外国人選手を擁する強力FW陣に翻弄(ほんろう)され、自陣で防戦に。早大の決死のアタックを激しいタックルで止められると、立て続けに2トライを奪われてしまった。SO小倉順平(スポ2=神奈川・桐蔭学園)が相手のディフェンスの隙を突きゴール付近まで攻め込んだが、反撃もそこまで。0―28という大差をつけられ、手も足も出ないまま、前半を折り返した。

 悪い流れで迎えた後半。ペースを立て直そうとするものの、相手の高く伸びるロングキックに苦戦し、なかなかチャンスをつかめない。12分、FB黒澤健(スポ4=国学院久我山)がシンビンを受けると、主導権は完全に帝京大へ。精度の高いハイパントをきっかけに自陣に入り込まれ、インゴールをあっさり破られてしまう。その後も勢いが止まることはなく、早大のタックルをハンドオフでかわされるとそのままトライを決められノーサイド。0-43で敗北し、春からの連勝記録も9で途切れた。

 「自分たちのラグビーを見つめ直したい」(フランカー金正奎、教3=大阪・常翔啓光学園)――。今回の試合で、選手たちは学生王者との力の差を痛感したようだった。金はチームの課題として「ディフェンスとブレイクダウン」を挙げる。次に見据える先は関東大学対抗戦。秋には一回り大きく成長した赤黒のプレーが見られるに違いない。

(早稲田スポーツ新聞会 高原亜弥)

◆コメント
フランカー金正奎(教3=大阪・常翔啓光学園)
――夏合宿を終えた感想を教えてください
すごく充実していたんですけど、結局負けで終わっているので、これから(関東大学)対抗戦に向けてまたしっかりと準備していきたいです。
――帝京大のプレースタイルが変わったように感じられましたが
相手がどうこうよりも、結局自分たちのラグビーをしっかりすれば勝てると思うので、自分たちのラグビーを見つめ直したいと思います。
――関東大学対抗戦開幕に向けて、課題を教えてください
ディフェンスとブレイクダウンだと思います。

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