早稲田大学ラグビー蹴球部WASEDA UNIVERSITY RUGBY FOOTBALL CLUB OFFICIAL WEBSITE

Beat Up

2024

早稲田スポーツ新体制特集「原点へ」【第6回】小倉順平×布巻峻介

早稲田スポーツ新体制特集

【第6回】小倉順平×布巻峻介
『チームを引っ張るBKの二本柱

 

 新3年生にして委員に選出された小倉順平(スポ2=神奈川・桐蔭学園)と布巻峻介(スポ2=東福岡)。特に小倉選手はBKリーダーに就任し、チームの中心的存在となることは間違いない。2人の若きリーダーに、いまの心境、今季に懸ける思いを伺った。

※この取材は2月22日に行ったものです。

 

「みんなのお手本になる」(布巻)


――委員に選ばれましたが、いまの心境は
布巻 やっと上級生になったなという実感がわいています。
小倉 いままでは役職についていなかったので、気を引き締めてやらなきゃいけない立場になったんだなと感じています。

――選ばれた経緯は
布巻 キャプテンが決めるので、僕たちは知らないうちにという感じです。

――いつ頃決まったのですか
布巻 正式に決まったのは予餞会の日です。

――委員としてご自身に求められている役割は
布巻 まずは僕自身がみんなのお手本になるようなことをすることと、3年生以下をしっかりまとめて4年生をサポートできたらなと思っています。
小倉 主将と副将が楽にできたらなという感じなんですけど、先輩たちに頼り切るんじゃなくて、僕たちからもしっかりしゃべっていけるような人になれたらなと思います。

――意識や気持ちの変化はありますか
布巻 1年生から年齢とか関係なく引っ張っていこうとは思っていたんですけど、あんまりできていなかったので、委員になったからにはちゃんとやっていこうというのがあります。
小倉 BKはいっきに4年生が抜けて、層が薄いわけではないですけど人数が減ったので、しっかり変えていかないと前の年のようなBKにはならないなと思っています。なので練習でしっかり声を掛けるというのは考えながらやっています。

――委員の仕事は具体的にどのようなものがありますか
布巻 毎週月曜日に委員が集まって、今後の方針であったり、練習での反省とかを話し合います。

――委員に選ばれて改めて主将や副将という役割を意識するようになりましたか
小倉 来季のことはまだあまり考えていないです。
布巻 主将になるとかはまだわからないですが、確実にこの二人が中心になってチームを引っ張っていかなければいけないと思うので、そういう部分はいまから意識しています。

 

信頼感のある主将と副将

――次に、新チームについて伺います。主将に垣永真之介(スポ3=東福岡)選手が選ばれましたが、垣永選手の印象を教えてください
小倉 バイスキャプテンの金さん(金正奎副将、教3=大阪・常翔啓光学園)と逆というか、垣永さんは試合中に結構叫ぶ系なんですけど、キャブテンと副キャプテンでバランスがいいのかなと思います。
布巻 高校時代からキャプテンをしていて、みんなから慕われる人です。私生活でもプレー面においても信頼できる人だし、本当に信頼感がある人だと思います。

――副将の金選手の印象はいかがですか
小倉 金さんがキャプテンになってもおかしくなかったので、本当に頼りがいのある人がバイスとキャプテンになったんだなと思います。
布巻 プレー面でもすごいし、私生活でもよく話せる人なので、そういう人がバイスにいるということは、キャプテンも楽になるだろうし、チームにとっては良いと思います。

――お二人が委員に選ばれた際に、主将、副将のお二人から言われたことはありますか
小倉・布巻 ないです。

――主将も副将もFWというのは珍しいのではないかと思いますが、それはワセダの強みがFWだということでしょうか
布巻 BKにそういう人がいなかったからですかね、わかんないですけど。

――逆に委員に選ばれたお二人はBKですが、新3年生がBKを支えていくということでしょうか
布巻 はい。
小倉 そうです。

――小倉選手は今年BKリーダーに就任されましたが、どんなBKを目指していますか
小倉 そんなに今までと変わらなくて、一人一人がしっかり判断できるようになれればいいなと思います。

――後藤禎和監督(平2社卒=東京・日比谷)がチームのキーマンとして小倉選手の名前を挙げていましたが、今季に入って監督とのコミュニケーションは増えましたか
小倉 前の年に比べたらだいぶとってます。チームの方向性についてはまだ話していないんですけど、話すこと自体は多くなりました。

――新4年生はどんな学年ですか
小倉 仲がいいですね。

――新3年生はどのような学年ですか
布巻 仲悪い。
一同 (笑)。
小倉 普通じゃない?
布巻 ストイックな奴は多いです。

 

昨シーズンを終えて

――昨季を振り返って
布巻 監督が変わって、ラグビーの戦術とかも変わったので、新しいことに取り組んだことが多かったんですけど、最初はそういうことをしていく中で勝てて結果が出ていたので、チームとしては良い雰囲気でした。でも最終的に負けてしまったということは、やっぱりどこかで帝京大とかに負けていた部分があって、練習であったり私生活であったりそういう面での結果が出たと思うので、まだ頑張らなくてはいけないなと思います。

――就任から1年経ちますが、改めて後藤監督にはどのような印象をお持ちですか
小倉 本当に信頼できる人で、みんなが頼りにしているのがよくわかるし、監督自身が信頼させてくれる人なので、(監督の言うとおりに)やっていれば間違いないなというのは昨年から4年生も話していました。
布巻 後藤さんも勝ち方とかをすごく考えていると思うので、その理想に自分たちがどれだけ近づいていけるかということに限ると思います。

――4年生が卒業しましたが、不安などはありますか
小倉 昨年の4年生はすごかったですけど、劣るほどの面子ではないので今季もそんなに遜色なくできると僕は思っています。
布巻 いま言っていたように届かない存在ではないので、そんなに心配はしていないし、いままではお手本になる人が4年生にいたんですけど、そういう人がいなくなるというのはいいことでもあるのかなと思います。

――新体制がスタートしましたが、チームの雰囲気はいかがですか
小倉 全員でグラウンドに出るような練習はあまりないのでところどころしかわからないんですけど、自分にはみんな甘くなりがちなので、あえて周りの人を追い込んでいこうと話しています。グラウンドの雰囲気は全然悪くないです。良いと思います。

――具体的にどのような練習をされていますか
布巻 カラダを大きくするトレーニングが主ですね。

――これから力を入れていきたいのはカラダを大きくすることですか
布巻 そうですね。

――目標体重は設定していますか
小倉 昨季の帝京大戦が終わってからいま5キロ増くらいで、春は81~82キロくらいが目標です。
布巻 シーズン最後は95キロくらいでやりたいんですけど、1回ちょっと絞ってそこから上げていきたいなと思っています。

――オフシーズンはどのように過ごされていましたか
布巻 福岡に戻っていました。

――福岡に戻っている間も自主トレーニングなどなさっていたのですか
布巻 そうですね。ジムに行って筋トレをしたり、東福岡高に行って練習をしたりしていました。
小倉 僕も実家に帰っていて、(トレーニングは)たまに走るくらいで、あとは遊んだり寝たり(笑)。

――普段はどのようにリラックスされているのですか
小倉 特に何も考えずに、行動したいがままに行動しています(笑)。

 

「流れを変えられるようになりたい」(小倉)

 

――今季、個人的に力を入れていきたいところは
布巻 ケガをしない体を作るというのと、強い体を作りながらも走れるようになる、そこを目指してやっています。
小倉 試合の流れを変えられるようになりたいです。タックルであったり、一つ一つ何があるかわかんないですけど、負けていてもその一つのプレーでチームのテンションが上がるというか。いまはグラウンドはあまりやってないんですけど、グラウンド出たときにそうなれるように、タッチフットのなどで意識しながらやっています。

――今後、ポジション争いも激しくなると思います。小倉選手の同じポジションで活躍する間島陸(商3=東京・早大学院)選手の存在はいかがですか
小倉 長所がはっきりしている選手で、みんなわかっていると思うんですけど、そこに劣らないように、自分もしっかりそこを伸ばしつつ、他も伸ばしていきたいと考えています。

――間島選手のような強豪校出身ではない選手の活躍は、チームになにか影響を与えますか
布巻 元々もう有名校出身の人も少ないし、そんなに意識しないです。

――小倉選手のご自身の強みはどういうところにあると思われますか
小倉 なんですかね、難しいですね。(布巻選手に向かって)なに?
布巻 アタックの時に自分で勝負できるところと、あとはタックルが強いのと。二つだけ。
一同 (笑)。

――他大の選手も含め、布巻選手がライバル視している選手は誰ですか
布巻 中村亮土(帝京大)ですかね。

――布巻選手がポジションをフランカーに転向するというようなことを伺いましたが
布巻 移ろうかなあと思っていて。

――理由を教えてください
布巻 タックルが好きなので、タックルもいっぱいいけるし、フランカーだったらCTB的なプレーもできるし、どっちも活かせるかなあと思ったので。

――では小倉選手から見て、布巻選手の強みはなんですか
小倉 前の年に1回だけフランカーで出場したんですけど、もしもフランカーにいったら、FWって結構知識なくてポイントに寄ったりしちゃうんですけど、そういうのを全部コントロールしてくれるんじゃないかと。普通の人が意識しないようなことができるというのと、ディフェンスは間違いなく良いと思います。

――今季のワセダの、チームとしての強みは
小倉 FWの選手がやっぱり前の年から残っていて経験豊富というのが、すごく強みだと思います。
布巻 FWも残っているし、BKも何人か昨年から経験している人もいるし、そういう面では昨年やったことを今年にそのまま引き継げる選手が多いので、昨年と変わらず同じ強みでやっていけると思っています。

――日本一を目指すにあたって、チームに必要なものは何だと思いますか
小倉 『自律』ですかね、後藤さんが言っている。私生活から練習から、人に言われてやるのもありですけど、しっかり自分で考えてできるようにというのが、一番大事だと思います。
布巻 自由。いま(小倉選手が)言ったように、後藤さんから言われたことだけをやるんじゃなくて、言われたことの中でどんどん自由にしていくというか、そのくらい考えればできるだろというようなことは言わせない。自分で考えて、楽しくやっていく、そこだと思います。

――では最後に、今季の目標と意気込みをお願いします
小倉 優勝。最近していないので、優勝できるように一日一日大切にしたいと思います。

布巻 同じで、大学選手権優勝。そしてトップリーグに善戦してみたいです。そのために、いまの時期の行動から結果に出ると思うので、本当に一日一日無駄なくやっていきたいと思います。

――ありがとうございました!!

(取材・編集 大口穂菜美、田中絢)

写真右
◆小倉順平(おぐら・じゅんぺい)
 1992年(平4)7月11日生まれ。171センチ、70キロ。神奈川・桐蔭学園高出身。スポーツ科学部2年。ポジションはSO。色紙には迷うことなく『冷静』と書いていただきました。「慌てている選手がいても自分が判断できる存在になりたい」という思いが込められています!

写真左
◆布巻峻介(ぬのまき・しゅんすけ)
1992年(平4)7月13日生まれ。178センチ、88キロ。東福岡高出身。スポーツ科学部2年。ポジションはCTB。色紙には、インタビュー中にもおっしゃった『自由』という言葉が。決められたことをやるだけではだめだという強い意志で、チームを引っ張ってください!

早稲田スポーツ特集ページ