早稲田大学ラグビー蹴球部WASEDA UNIVERSITY RUGBY FOOTBALL CLUB OFFICIAL WEBSITE

Beat Up

2024
  • SpoLive

vs帝京大 『後半失速し、またも宿敵に及ばず』

関東大学春季大会 対帝京大 6月22日 神奈川・ニッパツ三ツ沢球技場
 
『後半失速し、またも宿敵に及ばず』
 
 「やっぱり強かった」(フランカー布巻峻介副将、スポ4=東福岡)。いよいよ迎えた関東大学春季大会最終戦の相手は、宿敵・帝京大。前半はまったく当たり負けすることなく、互角の戦いを見せる。しかし後半は失速。反則を起点にした失点を繰り返し、点差を離されてしまう。最後まで巻き返せず10-28で敗北。「地力の部分で着実に差が縮まっている」(後藤禎和監督、平2社卒=東京・日比谷)と手応えも得たが、最大のライバルを下すことはまたしてもできなかった。
 
 先制点こそ奪われたものの、立ち上がりはまずまずだった。セットプレーでは劣らず、ブレイクダウンでも帝京大の強靭(きょうじん)なフィジカルに打ち勝ちターンオーバーを果たす場面が見られる。そして10分、早大に勢いをもたらしたのはWTB荻野岳志(先理4=神奈川・柏陽)。敵陣でのマイボールスクラムから展開し荻野にパスが回ると、何枚もの厚いディフェンスを華麗にかわす。22メートルラインからの独走トライを決め、同点に追いついた。直後にはSO小倉順平副将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)のPGが成功。ロック桑野詠真(スポ2=福岡・筑紫)の好タックルなど個人技も飛び出し、良い流れができていた。だが、終盤に近付くにつれ甘さが出始める。度重なるペナルティーによりじわじわとゲインされ29分に失トライ。そこからは攻められる状況が続いたが、これ以上は追加点を許さず10-14という僅差で前半を折り返す。勝敗の行方は後半の立て直しに委ねられることとなった。
 
 後半は、前半の入りの集中力を取り戻せるのかがカギとなる。「帝京大相手にペナルティーをしてしまうと、すぐに自陣まで持ってこられてしまう」(WTB深津健吾、スポ4=東京・国学院久我山)。そのことは痛いほど分かっていた。それでも、修正することができなかった。小さなミスで相手に得点のチャンスを与えてしまう。好機にノックオンをして逆転が遠ざかる。中盤までは粘りゴールラインを割らせなかったが、24分についに失点。その後も1トライを献上。その両方が早大のペナルティーを発端にしたものだった。接点でも受けてばかりになり、パスもうまくつながらず反撃できないままに10-28で試合終了。ノートライに沈み、後半は完敗だった。
 
 この日の結果を受け止めた上で、選手たちはすでに前を向いている。『規律』の面での至らなさ、後半の厳しい時間でのアタックの弱さなど改めて課題も浮き彫りになった。もちろん体の強さなど差が縮まったと感じられるものもある。しかしそれでは足りない。「『戦える』ではなくて『勝てる』に変えていけるように」(ロック大峯功三主将、スポ4=福岡・東筑)。早大が目指す頂点、全国大学選手権王者奪還へと確実に前進した。
 
(早稲田スポーツ新聞会 大水渚)
 
コメント
後藤禎和監督(平2社卒=東京・日比谷)
――試合の振り返りをお願いします
ベタな言い方になってしまいますが実際に帝京大と体をぶつけてみて、1年前の春の試合や昨年度の全国大学選手権決勝のときよりも、地力の部分で着実に差が縮まっていると思います。選手もその感触を得たのではないかと思います。結果的には1年前の試合よりも点差が広まりましたが、内容的には地域の取り方であったりが縮まったのかと感じました。
――点差が広まったことの要因は何でしょう
取られてしまった4トライというのは想定の範囲内と言えば範囲内で、それ以上にトライを奪って勝とうとしていました。範囲内ではあったにせよ、局面を具体的に見ていくと防げたものがまだ半分ぐらいありました。夏、秋と時間はあるのでそういったところの厳しさを追求して、隙をなくしていきたいです。
――縮まった地力という面も詳しく教えてください
たぶん(大学選手権)決勝のときに比べても弾かれたり引きずられたりするシーンが少なくなってきているということはあると思います。
――ボールを持てば良いアタックもできていたように思えましたがいかがでしょうか
前半と後半を見比べたときに、後半の帝京大のディフェンスは率直に素晴らしかったと思います。想定外だったのは5つトライを狙っていたのに2回のチャンスしか生かせなかったというところです。その帝京大のディフェンスの崩し方がこれからの課題でしょう。
――SH杉本頼亮(スポ1=京都・桂)選手とFB黒木健人(教1=宮崎・高鍋)選手の2人の1年生が出場しましたが評価を教えてください
杉本については自分でどんどん攻めていく積極性を買ったんだけども、相手のマークが厳しかったようでなかなか良さが出なかったと思います。まだまだですかね。黒木は逆にディフェンスでの思い切りの良さがしっかり出せていたと思います。
――最後に選手たちに話した内容を教えてください
いずれにせよ、実際に帝京大と体を当ててみないと分からない部分があったので、この試合の結果を踏まえて何が足りていないかを確認できました。どこが秀でていている部分も見えてきました。これから夏、(関東大学)対抗戦とやっていく中で、どうやって点をとるのか、どこを修正して失点を防ぐのかそういったことを取り組んでいくということです。
――夏にどのような点を課題として取り組むのか、どう成長させていくのかについて教えてください
合宿まで1カ月あるので、縮まっているフィジカルの部分を五分に近いところまで持っていくべく、体づくりをもう1度したいと思います。
 
ロック大峯功三主将(スポ4=福岡・東筑)
――試合を振り返っていかがでしたか
前半にあれだけディフェンスができてターンオーバーもできたのに、トライにつなげられませんでした。後半に集中力が続かなくなって相手の攻撃を受けました。前半の集中力を続けていかなければと思う試合です。
――集中力が途切れた要因は何と考えますか
つけこまれたのは小さなミスで、そこを自分たちのミスをミスにしないプレーをすれば小さなことで済んだと思います。それができなくてトライに持ってかれたので、危機感を持ってやらなくてはいけないと思います。ミスをしてはいけないのではなくて、ミスをミスにしてはいけないという点が足りませんでした。
――帝京大とやってみてフィジカルを含めた地力の部分はどう感じましたか
埋まってきているとは思う人は多いと思います。でもやっぱり勝たないと駄目なんで。このまま惜しいで終わりたくないんで、勝つことを徹底して追い求めないといけないです。フィジカルもやれてきているとは思いますが、ゲインをされているので何とも言えないです。
――勝つために必要なことは何でしょうか
前後半を通じてアタックの精度があまり良くなかったので、全チームがフォーカスしてやっていくべきだと思います。
――先週の慶大戦で学んだ気迫がこの試合では最初から見せられていたのではないでしょうか
前半はすごくいいかたちで入ることができました。後半も悪くは無かったと言えば悪くないですし、悪かったとも思うので何とも言えませんが、前半の勢いを続けられなかったということが課題です。良い雰囲気、タックルはできていました。
――前半は個々にビッグタックルも飛び出していましたね
思いっきりやってくれて本当にうれしいです。今後もあのようなプレーを出せるように4年生がしっかりしていきたいです。
――春を通じて下級生のプレーしやすい土壌づくりができてきた証拠でもありますね
でもまだまだだと思います。上のチームになればなるほど、選手に余裕が持てていると思いますが、下のチームになると全然できていないので、もう1度4年生が気を引き締めていかないといけないです。
――ご自身のプレーの評価はいかがでしょうか
後半に僕のタックルミスから1本トライを取られているので良くなかったです。でも少なからず体を当ててみて戦えるという印象を得たので、『戦える』ではなくて『勝てる』に変えていけるようにしていきます。個人個人のフィジカルの強化と、スキルアップをしてチームの底上げを図りたいです。
――春シーズンの総括をお願いします
一戦一戦課題を挙げてやってきて少しずつチーム力としては上がってきていると思います。最後に帝京大との差を感じることができて、まだまだ足りていないことがわかりました。もっともっと自分たちに矢印を向けていかないといけないです。これからもっと強くなれると思ってやっていきます。
――主将という立場から見てもレベルアップは感じていますか
そうですね。でも早大はまだ層が薄いので、下のチームを見ると力がついてきていないのが露呈していて、気を引き締めないといけないです。下のチームも強くならないと早大は強くならないので、Aチームだけが勝てばいいという考えでは負けてしまうと思うので、もう1回やっていきます。
――夏はどのようにチームとしてやっていくのでしょうか
もう日程もだいぶ決まってきたようなので、1試合ごとにフォーカスしてやっていきます。それこそ春と一緒で1試合ずつ強くなっていきます。
 
フランカー布巻峻介副将(スポ4=東福岡)
――試合を振り返って感想をお願いします
やっぱり強かったなという印象ですね。一歩一歩前進されたり、タックルを外したりといったちょっとのミスから大きなゲインを生んでしまったので、そういう甘さを修正したいと思います。
――前半はスクラムなどでも健闘していた印象ですが、いかがでしたか
前半はお互い元気なので競った良いゲームになったんですけど、得点も入れさせてしまいましたし、取れるチャンスを取り切れなかったです。お互い元気なときよりもキツいときに良いプレーをするということにこだわってやっていきたいと思います。
――一方の後半は得点が伸びませんでした。要因はなんでしょうか
守ってボールを奪ったときに攻める切り替えが遅かったり、どこかで守り切ったという安心感が生まれていたので、とにかくボールを取ったら攻めるというのをチームで認識して切り替えを早くしたいです。
――ディフェンス面の手応えはいかがでしたか
通用した部分もまったく通用しなかった部分もはっきりしたので、まずはそういう部分をみんなが理解するところから始めたいと思います。
――具体的にどのような部分が通用したと感じますか
FWのショートサイドであったり、大きい相手をどう倒すかという部分ですね。
――布巻選手も含め、早大のビッグタックルが目立ちました。いかがでしたか
良い入りに見えてもやっぱり最後は前に出られたりということがあったので、本当にそういうところですね。どっちが前に出るかというところです。
 ―― 帝京大とは全国大学選手権決勝戦以来の対決となりましたが、相手の印象はいかがでしたか
強い相手とやるのは個人的にも楽しいですし、何回でもやりたいなと思います。
――春シーズンを終えて、チームはいまどのような状況でしょうか
帝京大には全チーム負けてしまったのですが、その中でどれだけ本気で悔しがれた人間がいるか、たぶんみんな負けるのが当たり前になっていて、そういう部分を忘れていると思うので、負けが当たり前になっている文化を早くぶち壊したいと思います。
――成長したと感じる部分はありますか
やっぱりみんなキャプテンや監督に頼らず考えるようになりましたね。まだ完全ではないんですけど、昨年に比べたら自分でやってみようというレベルまできたかなと思います。
――1年生もAチームに絡んできていますが、どのようにご覧になっていますか
良い選手たちですし、そういう選手がたくさん出てきてチームに刺激を与えてくれればなと思います。
――夏に向けて伸ばしていきたいところを教えてください
まずは春やってきたことをしっかり理解して、何ができたのか、できなかったのかを復習すること。そこからもう一回頭を切り替えて体づくりをして、気持ちをリフレッシュしてラグビーをもっと楽しめるようになるといいかなと思います。
 
SO小倉順平副将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)
――試合の振り返りをお願いします
課題ははっきり出ました。課題はアタックのブレイクダウンとペナルティーです。ペナルティーは先週も先々週もやって、結局また試合で出てしまっているので、もう少し我慢をしなければいけないという気持ちです。
――前半は拮抗(きっこう)しましたが入りはいかがでしたか
入りはそんなに悪くなかったです。ペナルティーをして自陣に行くことは多かったですけれど。
――後半は無得点でしたがオフェンスについてはいかがですか
後半はブレイクダウンで受けてしまって、テンポが出ないということが多かったと感じました。
――ペナルティーから失点するパターンが多かったですがその部分はどう考えていますか
相手ペナルティーからタッチ、モールというのはどのチームもやりたいことだとはあると思うので、ペナルティーをしないようにしたいと思います。
――ペナルティーに関してチーム内で意識の共有はしていますか
チーム内で意識の共有はしているのですが、我慢しきれずにやってしまうことが多い印象ですね。
――ディフェンスで良く守っていた印象がありますがディフェンスの出来はどうでしたか
ディフェンスのレベルは上がってきていると思います。前半はできていても後半に崩れるというか、自分勝手に行って間を抜かれてしまっていました。夏にも(帝京大と)試合があるのでそれまでに修正したいです。
――帝京大に通用したと思える部分はありますか
あまりないです。ディフェンスは少し前進したとは思います。
――春を通して見えてきた課題はありますか
あっという間でした。ですが、着実に伸びているという実感はあります。
――夏に重点的に取り組みたいことを教えてください
ディフェンスのレベルはいま上がってきているので、アタックでトライを取る、点を取るということにこだわっていきたいと思います。
 
プロップ千葉太一(教2=東京・早実)
――この試合を振り返って一言お願いします
体の大きいチャンピオンに対してチャレンジする気持ちでいきました。
――初めて赤黒でスタメンでしたがいかがでしたか
ケガで出られなかった光川さん(プロップ光川広之、スポ4=神奈川・公文国際学園)の分まで頑張ろうと思いました。
――スクラムは互角に見えましたがご自身の手応えを教えてください
前半、相手ボールのときに自分の姿勢が悪くて押せなかったです。それでも後半の最初の方はちゃんと力を入れて押し込めたので、それは今後につながると思います。
――ブレイクダウンなどで体を当てた感触はいかがでしたか
想定していたよりは強くなかったです。でも大きいので、高くいくと跳ね返されました。
――フィットネスの部分での手応えを教えてください
まだまだ足りないので、そこを上げていかないといけないと思います。
――個人としてこの試合で一番良かったところはなんですか
スクラムとコンタクトの部分で負けなかったところです。
――春シーズンを通しての自身の出来についてはどう考えていますか
Aチームでやるということで最初は受けてしまったのですが、だんだんAチームのレベルでしっかり戦うことができるようになったので、いいシーズンだったと思います。
――夏合宿に向けて強化したいところを教えてください
もう一回一からスクラムを見直すことと、フィットネスの部分を上げたいと思います。
 
フッカー清水新也(スポ4=宮城・仙台育英)
――まず試合を振り返ってみていかがでしたでしょうか
チームとしてセットプレーのところでマイボールは100パーセント取ろうというふうに臨んだんですけど、完全に僕のミスで立て続けにミスして、そこでいらないトライを相手に与えてしまったなと思います。本当にそこがもったいなかったので、そこが僕の最大の反省点です。
――スクラムに関して、後半に入ってからペナルティーが多かったように思えましたがどうでしたか
スクラムに関してはそんなに劣勢というわけではないかなと思ったんですけど、落ちてしまったところ、選手が交代して落ちてしまうことがあったので、そこはどういうメンバーになってもしっかり早大のスクラム組めるように練習、修正していきたいと思います。
――今日出たセットプレー面での課題をどのように克服していきたいですか
いままでの大学と帝京大とのスクラムは違ったので、対帝京大を意識してしっかり練習していきたいと思います。
――ブレイクダウンのところでしっかりファイトできている印象でしたが、そこに関して実際に体を当ててみていかがでしたか
思ったよりもフィジカルの部分で劣っているという印象はなかったんですけど、やはり寄るのが遅くて、チーム全体としてボールを出すのが遅くてテンポが遅くなってしまうことがあったので、そこはチームとしてもっと精度を上げていきたいと思います。
――ケガから復帰してAチームでは2試合目ということでしたがその点に関してはいかがでしたか
体力的にはそんなに問題はなかったんですけど、セットプレーのところがちょっと問題ありなので、とにかく練習していきたいです。セットプレーを取らなければアタックもできないのでそこしっかり直していきたいと思います。
――最後に春シーズンが終わって夏に向けてということでそれに向けて一言お願いします
ラインアウトだけではなくてフィールドでももっと目立てるように、残りも少ないのでしっかりレベルアップしていきたいと思います。
 
プロップ佐藤勇人(スポ4=秋田中央)
――この試合を振り返っていかがでしたか
ディフェンスの面でもブレイクダウンの面でも受けてしまったことが一番いけなかったかなと思います。
――帝京大戦ということで、どのような戦術や気持ちで臨みましたか
テーマは『チーム』ということで、チーム一丸となって試合に臨むということを意識しました。これまでの課題だったノーペナルティーですとか、ブレイクダウンの面でも上回っていこうということで試合に臨みました。
――体を当ててみていかがでしたか
体が重い相手に対して自分たちが受けてしまったというところが何回かあったので、そこを修正して夏に向けて頑張っていきたいと思っています。
――前半を僅差で折り返しましたが、ハーフタイムはどのようなことを話し合いましたか
やはりセットプレーの面でラインアウトなどで乱れがあったので、そこを修正していこうということと、終盤でのペナルティーが多かったので、そのペナルティーをなくしていこうということを話し合いました。
――ペナルティーを減らすには何を改善していくべきだと思いますか
やはり接点で受けているこらペナルティーが起きると思うので、接点で前に運んでいくことを目標にしようと思っています。
――チーム全体の課題はペナルティーの多さということですか
はい。ペナルティーとセットプレーです。
――春シーズン全体を振り返っていかがでしたか
着実にチーム全体の雰囲気も前進していっていると思うので、これから夏合宿を経て対抗戦(関東大学対抗戦)が楽しみです。
――個人的に、夏に重点的に取り組みたいことは何ですか
この試合をやってみて、まだ80分間走り切れないと思ったので、どんどん走り込んでいきたいと思います。
――これからに向けた意気込みをお願いします
ケガのないシーズンを送れるよう頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いします。
 
ロック桑野詠真(スポ2=福岡・筑紫)
――試合を振り返ってみていかがでしたか
FWとしてセットプレーを100パーセントにすることを目標にしていたのですが、この試合はセットプレーが安定せず、セットプレーで相手ボールになってしまったので、その点が一つのミスとしてあると思います。
――ラインアウトの出来はいかがでしたか
マイボールの時に100パーセントを目指していたんですけど、そこには程遠かったので、あまり良くなかったです。
――スクラムの手応えはいかがでしたか
前半は、自分的には組めていたと思うんですけど、後半はメンバーが変わって相手に対応できない部分もあったのでそこでペナルティーを与えてしまって、後手に回ってしまったという感じでした。
――ブレイクダウンについてですが、戦ってみていかがでしたか
ブレイクダウンに関しては、帝京大はやっぱりどこよりも強いと感じました。相手が一人なのに対して、こっちは何枚もかけてしまったので、そこは改善していきたいと思います。
――前半に良いタックルを決めていましたが、いかがでしたか
あのフェーズの練習を一週間の中で結構やっていたので、それをうまく試合でできたので、練習の成果が出て良かったです。
――ハーフタイムではどのような話し合いがありましたか
セットプレーとキックオフを安定させようということだったんですけど、後半も改善できなかったです。
――個人として良かった点はどのようなところですか
タックルの練習の成果が出た事です。
――春シーズンを終えてみてどうですか
昨年と違って成長したのは、この春シーズンを通してほぼ最後までAチームとして戦えたということが自分にとっても大きな糧になりました。これが夏と秋とつながっていくのかなと思います。自分自身も練習からもっともっと貪欲に行かないと、下のチームからもどんどん良いロックが来てますし、自分自身もまだ安定はしていないので、もっともっと努力してまず赤黒を着続けるようにして、自分のプレーの責任を果たそうと思います。
――夏に向けてどのような部分を強化していきたいと思いますか
まず7月にはもう一度しっかり身体作りをして、セットプレーをロックとして見直したいです。
 
フランカー吉田有輝(人4=大分舞鶴)
――試合を振り返って一言お願いします
すごく苦しい時間帯が多く、そこで守る姿勢ではなく攻める姿勢でいこうと話していたのですが、80分間通すことはできず受ける時間帯があったことがすごく悔やまれます。
――フィジカルの強い相手でしたが実際に体を当ててみていかがでしたか
FWのショートサイドのところが強くて、自分はAチームで(帝京大と対戦したことが)初めてだったのですが、勢いに正直驚きました。
――ブレイクダウンの攻防についてはいかがでしたか
前半はなんとかクリーンに球出しができたのですが、後半ちょっと相手の圧力を受けてしまいなかなか球を出せませんでした。
――ペナルティーが多かった要因は何ですか
2枚目の寄りの速さであったり、相手のファーストタックラーがすごくよくて、仰向けに倒されてしまったのでそのキャリアーの部分であったりを改善すればペナルティーは減っていくのかなと思います。
――ラインアウトでパスアウトする場面もありましたが、SHの役割をこなすことも念頭にありますか
あれはサインプレーだったので、自分が入ったことで相手はやりにくいのかなと思います。
――春のシーズンを振り返っていかがでしたか
早かったですね。帝京大のAチームに自分がどれだけできるかというところで判断しようと思っていましたが、この試合でまだまだ足りないと思いましたし、体づくりをしていきたいなと思いました。
――夏以降への課題と意気込みをお願いします
まずは体を大きくして、帝京大に当たり負けないようにすること。そしてAチームに定着して勝利に貢献できるように頑張っていきます。
 
NO・8佐藤穣司(スポ3=山梨・日川)
――試合を振り返ってみていかがでしたか
個人としてはディフェンスの部分でもう一歩前に出て、しっかり踏み込んでタックルすることとセットプレーのラインアウトのところのサイン出しでミスが続いて弱気になってた部分があったかなと思います。そこでしっかり確実なサイン出しをしてマイボールをキープしてたら、もっといい流れでアタックできたんじゃないかなと思いました。</p
――ペナルティーの多さの原因は何でしょうか
中盤で安易にボールを奪いにいこうとしてしまいました。試合前から早大はいいディフェンスができているから30メートルから50メートルもあれば、ターンオーバーのチャンスはいくらでもあると言われていたんですけど、ちょっと急いで前に手を出したり、どけなかったりなどのペナルティーが多かったと思います。
――前半に比べ、攻撃面での後半の不調が目立ちましたがいかがでしょうか
ブレイクダウンのところで、ボールをクリーンに出せなかったというのが大きいと思っていて、そのせいで一回一回ボールを止めてしまって、FWがまた弱くてというように普段の早大らしいアタックができませんでした。
――接点での攻防はいかがでしたか
帝京大のプレッシャーをうけてなかなかできなかったんですけど、春を通して早大がやってきた、1対1であったりブレイクダウンを作ったりできれば、もっといい流れでアタックできたと思います。
――今春を振り返っていかがでしたか
徐々に調子は上がってきてたんですけど、ケガですこしチームを離れる期間があったんですが、でもまだ夏もあるので、(関東大学)対抗戦や(全国大学)選手権まで夏合宿などでしっかり調整し直して、いいパフォーマンスしていきたいと思います。
――具体的に夏に向けて強化していきたい点はどこでしょうか
自分はラインアウトでコール出してるので、ラインアウトのセットプレーの安定を見直してやっていくことです。あと個人としては、タックルがまだ飛び込んでしまう部分があったりだとか、肩を当てるっていう部分は昨年に比べてできている印象はあるんですけど、一歩足を踏み出すというところができていないので、そこを強化していきたいと思います。
 
SH杉本頼亮(スポ1=京都・桂)
――試合を振り返っていかがですか
前半は戦えているなという印象でしたが、後半は相手のFWの圧力がすごくて、自分もSHとして仕事があまりできにくかったなと思います。
――FWの圧力がすごかったということですが、いままでの相手と比べていかがでしょうか
体が大きくて、いままで戦ってきた相手よりも全然強かったという感じですね。
――Aチームに上がったきっかけは何だったのでしょうか
始めはDチームあたりで、4月からだんだんと上がっていった感じでした。最初からAチームを狙っていたので、この試合も全然緊張せずに、楽しんでやろうという気持ちで試合に臨むことができました。
――ハーフ団の相性はいかがだったでしょうか
小倉順平さんとは性格が似ているというか、楽しんでやろうという部分で似ているところがありました。この1週間も順平さんが好きにやれといってくれたので、やりやすかったです。
――初めてのAチームでのプレーでしたが、どのあたりを意識しましたか
アタックであったらテンポを出したりゲームを作ったり自分でいくプレー、ディフェンスで言えば低いタックルという得意なプレーを生かして戦っていこうと思っていました。
――実際にプレーしてみていかがだったでしょうか
前半は通用したなと思いましたが、後半はテンポを出せなかったなと思います。
――後半の失速の原因として何か思いつくものはありますか
相手のFWが全然疲れていない一方で、早大は疲れていて、ブレイクダウンでの圧力が強く、押されていたというのがありますね。
――前半はブレイクダウンで互角だったように思いました
早大は前半の入りが重要だということをチーム全体が分かっていて、そこが前半うまくいった要因だったと思います。
――チームの良かった点はどこでしょうか
僕はあまり知らないのですが、昨年よりはわたりあえていたと監督が言っていたので、そこは良かったのではないかと思います。
――逆に反省点はありますか
後半走れていなかったり、姿勢が高くなってしまっていたり、疲れが出た所でペナルティーが出ていたので、そこはフィットネスや体の大きさを改善していかなければならないと思いました。
――ご自身への評価をお願いいたします
良かった点は、前半だったらテンポを出せて良い感じで攻められたところ、反省点は後半でFWを全然動かせなかったところです。ディフェンス面では、低く入って相手を止められたと思います。
――春全体を振り返ってまとめをお願いします
春はAチームに入れて良かったと思いますし、これからもそれに満足するだけじゃなく勝てる選手になっていきたいと思います。
――夏に鍛えていきたい部分はどこでしょうか
パワーとフィットネスと判断力の3つを重点的に鍛えていきたいと思います。
 
WTB深津健吾(スポ4=東京・国学院久我山)
――この試合を振り返っていかがですか
いいディフェンスをすることは多かったのですが、しっかりマイボールをキープしてアタックし続けることができなかったので、もっとマイボールの時間を増やさないといけないと思いました。それはセブンズ(ジャパンセブンズ2014)の時にもそう感じていたのですが、15人制でそれを生かせなかったので夏の帝京大戦までに修正したいと思います。
――帝京大が相手ということで意識していたことはありますか
ずっとターゲットにしている相手だったので、15人だけでなくリザーブや上で見ている人たち全員でチームになって、その思いを背負ってという感じで臨みました。
――10―28というスコアについてはどう思われていますか
ディフェンスで粘り切れなかったところで取られてしまって。後藤監督の想定の内では3、4トライは仕方がないということだったのですが、自分たちでアタックをしてトライを取れていない部分がその点差になってしまったと思います。
――前半は帝京大が1人少ない時間帯もあったり、リードを奪ったりしたシーンもありましたが、良い流れというのはありましたか
あそこでもっと畳み掛けられたらもう少し展開が変わったと思うのですが、やはり帝京大はいいディフェンスをしてくるチームなのでそこを破れなかったです。そこでもっと取りたかったです。
――後半ノートライに終わってしまった原因は何でしょうか
僕たちのアタックがうまくいっていなかったことが大きいと思います。
――この試合はペナルティーが多い印象でしたがいかがですか
そうですね。帝京大相手にペナルティーをしてしまうと、すぐに自陣まで持ってこられてしまいます。最初からノーペナルティーとは言っていたのですが、そこの規律を守るという面で劣っていたのだと思います。
――個人的なプレーについてはどう評価されていますか
ディフェンスは問題視することはそれほどなかったと思いますが、触球数を増やさないといけないなと感じました。
――いまの体のコンディションはいかがですか
少しケガをしているので合宿までにしっかり治して、あとは体づくりをしないといけないので、体をもっと大きくして夏に帝京大戦に臨めるようにしたいと思います。
――積極的に声を出している姿が印象的でしたが4年生としてそのような面も意識されているのでしょうか
そうですね。FBに1年生の黒木(健人、教1=宮崎・高鍋)が初めて入って、黒木は全然Aチームではやっていないし分からないことも多かったと思うので、そこは僕らが声を掛けてフォローしないといけないと思っていました。委縮してしまってうまく良さを出せなくなったら、それは僕たちの責任なのでしっかり声を出してのびのびとやらせてあげようという思いはありました。
――春季を全体的に振り返っていかがですか
全然悪いわけではないですし、すごい成長していてディフェンスの面も春の最初の試合から比べたら改善されているので、あとはこれからトライを取れるアタックをしないといけないです。僕らが取り切らないといけない部分も多いですし、チーム全体としてどこで取り切るかということを明確化していかないといけないと思います。
――夏に向けての具体的な課題を教えてください
まずは体を大きくすること。2つ目はビデオを見たりしてもっとこういうところに動けばボールをもらえるのではないかというのを探したりして触球数を増やすということを夏までにやらなければいけないと思います。
 
CTB飯野恭史(商4=東京・早実)
――この試合に向けてどのような意気込みで臨みましたか
とにかく勝つということを意識して挑んだのですが、結果として昨年の春や対抗戦や選手権決勝よりも点差がひらいてしまったので、後悔の残る試合でした。
――個人的にはどのような目標をもって臨まれましたか
とにかくディフェンスで前に出ること、そしてアタックでもディフェンスで前に出て、ラインをコントロールすることを意識してやりました。
――前回の帝京大戦と比べて、力の差はどう感じましたか
体を当てた部分、フィジカルの部分では以前よりも差が縮まっていると思うので、いままでずっとそこにフォーカスしてやってきたので、それ以外の部分で帝京大に近づいているところを出せるようにやっていく必要があると思います。
――いまの帝京大と早大の差は何ですか
ブレイクダウン、一つ一つのコンタクトだったり、ディフェンスの察知だったり、総合的に相手のほうが1枚上手だと思います。
――個人的に良かった点はありますか
ボールを持ってから前に出られたのは良かったと思いますが、もらう前のもらい方を変えればもっといいかたちで前に出れると思うのでそういったところを修正していきたいと思います。
――ここまで春シーズンを振り返ってみていかがですか
チームとして意識してきたことがちょっとずつ根付いてきて、それが徐々にいい方向になっていけた春のシーズンだったと思いますが、最後結果が出なかったのは残念です。
――夏に向けて改善したいこと、それから意気込みをお願いします。
個人的にまだまだ足りない部分がたくさんあって、そういった部分を完璧に近いかたちにすることと、チームとしての試合で取り組んだ課題を修正して次は帝京大に勝てるようにやっていくことがこれからの課題です。
 
CTB勝浦秋(スポ2=愛知・千種)
――初の帝京大Aチームとの試合でしたがいかがですか
昨年から帝京大とはやっているのですが、Aチームとしては初めてでやったことがなかったので、これまでとはやっぱり違くて強かったです。
――アタックで良いスピードでボールをもらえていましたが、アタックを振り返っていかがですか
スピードはまあまあ良かったと思うのですが、1人目を振り切っても2人目ですぐ捕まって倒されてラインブレイクがきちんと出来ていなかったので今後の練習はきちんとそこを練習していきたいです。
――ディフェンスについて個人やチームを振り返っていかがですか
ディフェンスは僕自身、本当に下手で前から先輩たちが下級生のミスをカバーしようと声をかけてくれてて、僕は割り切ってアタックだけ専念していたのですが、この試合はそれほどディフェンスは悪くはなかったかなと思います。
――この試合で何か収穫はありましたか
改めて帝京大の強さが分かったので、ここからやらなければならないことや課題が浮き彫りになったかなと思います。
――春全体を振り返ってと夏に向けての抱負をお願いします
春の最初の頃に比べるとスピードにのってボールをもらうということが少しだけ出来るようになって、夏はこれから練習に磨きをかけていきたいと思います。
 
WTB荻野岳志(先理4=神奈川・柏陽)
──帝京大戦を振り返ってみていかがでしたか
攻めている時間は自分たちのアタックができている場面もあったのですが、やっぱりディフェンスの時間も長かったのでそういう意味では苦しい時間帯が続いたと思います。
──相手と当たってみた感触はいかがでしたか
やっぱりFW、特にフェーズ中にFWのタテとかですごい食い込まれてしまう部分があったので、やっぱり強いなという感じですね。
──そこを突破していくためにどういったところを改善していきたいですか
帝京大戦は良い球出しができなかったのでそこを改善していきたいです。
──押されている中でも1トライを奪いましたね
良いシチュエーションでもらえたので、良かったなと思います。
──後半は得点を重ねることができませんでしたがいかがでしょうか
アタックしていて特に帝京大はブレイクダウンで圧力がかかってしまって、ボールが出たときには相手のディフェンスラインがそろってしまっているという状態だったので、それがなかなか崩せなかった原因かなと思います。
──攻撃をもっと早めにしていくべきということでしょうか
ブレイクダウンができた時にあおられてしまって良いボールが出せなかったので、そこで良いボールを出せば、早大のテンポでもっと良いラグビーができるんじゃないかなと思います。
──帝京大とは昨季の(全国)大学選手権決勝でも戦い、その時よりも点を抑えられましたが一方で得点数も減りました。昨季と今季では違うチームのため一慨には比べられませんが、そのことについてはどのように思われますか
チームでもアタックの部分にもっとフォーカスしようと話していて、取られても取り返せるように、というふうに臨んだのですが、やっぱりもっとアタックで点を取っていかないといけないなと思いました。
──春季を振り返ってみていかがでしたか
とりあえずケガなく終えられたのは良かったかなと思います。
──成長したと感じた点はありますか
ずっとBKも全員ほとんどケガなくやってきたので、BKの連帯、連携というかそういう部分で(トライを)取れるようになってきたんじゃないかなと思います。
──個人としてはいかがでしたか
自分からボールを要求できて、ボールタッチを増やせているんじゃないかなと思います。
──春季を通して課題となった点はありますか
ディフェンスの部分です。もっと防げたトライがあるので、そこです。ディフェンスの部分が課題ですね。
─トライを取ることにこだわっていらっしゃいますが、春季はいかがでしたか
そうですね。あんまりトライ取れてないと思います(笑)。でもトライにこだわって、チャンスはしっかりものにできるように、周りを生かすことも忘れずにできたと思います。
──「春季はいろいろとチャレンジしていきたい」と4月におっしゃっていましたが、具体的にどのようなことに取り組まれてきましたか
外で待っているのではなくて、内側に入ってボールタッチを増やしていこうというのは意識しています。
──その成果というのはご自身でどのように感じていますか
ボールタッチも昨年よりは確実に増えていて、機会があればあるほどチャンスというのは増えると思うので、悪くはないんじゃないかなと思います。
──BK全体としての出来はいかがでしたか
試合を重ねるごとに徐々に良くなっていて、特に4年生を中心に練習後とかも一緒にビデオを見たりとかしていて、良いBKになってきているんじゃないかと思います。
──さらに良くするためにしていきたいことはありますか
こっちがアタックしているときに相手の方が数が多いときとか、個人の技で抜くのではなくてBKの連携の動きで抜いていけるようになったら、もっと良くなると思います。
──夏を通して個人として強化していきたいところを教えてください
ディフェンスの部分はもちろんやっていきますが、やっぱりアタックで、チームが劣勢のとき、相手のディフェンスがそろっているときに自分が打開できるような、流れを変えられるようなアタックをできると良いなと思います。
 
FB黒木健人(教1=宮崎・高鍋)
――この試合を振り返って一言お願いします
帝京大を相手に初めてAの試合に出たのですが、体を当ててみて思ってたいた以上にできるなと思いました。
――初めての赤黒はいかがでしたか
こんなに早く着られるとは思っていなかったのですが、出たからにはしっかり体を当てていこうと思っていました。
――ディフェンスではいいタックルもあったように見えましたがいかがでしょうか
先輩がしっかり声を掛けてくれて、あとは自分は(タックルに)入るべきところで入るだけだったので、先輩がうまく声をかけてくれたおかげだと思います。
――キック処理に関してはいかがでしたか
相手(のキック)がうまかったこともあるのですが、まだまだ修正点があるので直していきたいと思います。
――ご自身のアタック面についての手ごたえを教えてください
タッチ数が少なかったのですが、ボール持ったときは倒れずに立っていられたのでそこは良かったと思います。
――この試合で個人的に一番良かった点はどこですか
前半最後の方に、相手が深いところを攻めてきて、そこに自分がタックルに入り、結果的にターンオーバーにつながったところが良かったです。
――反対に足りなかったところはありますか
アタック全般でボールタッチ数が少なくて、体力自体はそこまで疲れていなかったのでもっと走りたいと思います。
――春全般としてはどのようなシーズンになりましたか
ケガが明けてからどんどんチームが順調に上がることができたので、夏合宿に向けてまた体をつくって頑張ります。
――最後に夏に一番力を入れたいところを教えてください
帝京大にも通じる体をしっかり作っていきたいと思います。
 
プロップ高橋俊太郎(社4=東京・早実)
――途中出場ということでしたが、どのような意気込みで入っていきましたか
逆転してやろうと入っていったんですけど、思うようにできなくて悔いが残ってます。
――前半のチームのプレーはどのように見えましたか
自陣のゴール前でも粘り強くディフェンスしていて、とてもいい感じだったと思います。
――ご自身のディフェンスの手応えはいかがでしたか
あまり良くなかったです。
――後半うまく攻め切れない部分がありましたがいかがでしたか
やっぱり相手のフィジカルが強くて、ブレイクダウンでも時間をかけられて相手にディフェンスをそろえられてしまったからだと思います。
――春季大会を振り返っていかがでしょうか
比較的上のチームでできたのはよかったと思うのですが、最後の帝京大戦で自分の力を出し切れなかったことには悔いが残ってます。
――夏に向けての意気込みをお願いします
この試合で安定しなかったスクラムを強化していきたいと思います。
 
フランカー仲元寺宏行(社3=広島・尾道)
――ご自身の調子はいかがでしたか
Bチームの帝京大戦にも出ましたが、それよりは良かったと思います。
――アタック面を振り返ってみていかがでしたか
帝京大のディフェンスがすごく良くて、前に出るのが難しかったです。
――ブレイクダウンで戦ってみて感触はいかがでしたか
Bチームとも戦いましたが、またAとなると違うなとカベを感じました。
――Bチームの試合後に運動量で出し切れていない部分があるとおっしゃっていましたが、この試合ではいかがでしたか
自分がやれることを精一杯できたと思います。
――春全体を振り返ってどのようなシーズンになりましたか
調子が良かった試合もありしたが、最後に負けてしまったので、また夏合宿から調子を上げて、秋の(全国)大学選手権に向けて頑張りたいです。
 
WTB本田宗詩(スポ2=福岡)
――試合を振り返っていかがですか
Bチームの試合にも出たんですけど、2日連続で負けてしまって、この帝京大戦をターゲットに春はやってきていたので、すごく悔しい気持ちでいっぱいです。
――途中出場でしたがどのような意気込みで臨みましたか
やはりかたちよりも、トライを取るんだという結果にこだわろうと思っていて、一回いいボールをもらえたんですけどトライにつなげられなかったので、そこは夏合宿の課題にしたいと思います。
――前半、ベンチから見たチームの戦い方はいかがでしたか
前半はもう少し苦戦するかと思っていたんですけど、意外にやれてるなというのが率直な感想でした。自分としても、グラウンドに入れたらこの勢いのままプレーしようと思っていました。
――ご自身のプレーを振り返っていかがですか
10分くらいしか出場できなかったんですけど、もうちょっと積極的にボールタッチを増やしていけたらもっと良かったのかなと思います。
――ハーフタイムや試合終了後に監督から何か言葉がありましたか
試合終了後には、取られてしまった4トライのうち防げるトライは何本あったかという話をされて、その防げたトライを夏合宿に向けて修正していくのと、自分たちも1トライしかとれなかったので、もっと攻撃のバリエーションを増やせという話をされました。
――春季全体が終わりましたが、振り返ってみていかがですか
僕は初めて赤黒を着られたんですけど、セブンズがきっかけでそのときのコーチに起用してもらってすごく感謝しています。春だけで終わらずに秋もAチームに残れるように、これからも頑張っていきたいと思います。