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2024
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第二十五回 週刊ワセダラグビー 山口Referee in オックスフォード

こんにちは!
今週の週刊ワセダラグビーは3年分析河村勇汰が担当させていただきます。
今回は夏合宿後の9月中旬にイギリスのオックスフォード大学でレフリーとして練習に参加してきた3年レフリーの山口明良にお話を聞きました!
 
 
河村 オックスフォード大学でレフリーさせてもらえるなんてすごい貴重な経験だと思うんだけどどういう経緯で行くことになったの?
 
山口 もともとゼミ合宿でイギリスのロンドンに行くことになっていたのがきっかけで、せっかくイギリスに行くならレフリーの勉強もしたいなと思って思い切ってオックスフォード大学のラグビー部に問い合わせてみた。そしたらまさかのOKがもらえたんだよ(笑)
 
河村 向こうのラグビー部にわざわざ問い合わせるなんてなかなか勇気ある行動だね(笑)向こうのラグビー部の雰囲気はどうだった?
 
山口 最初は言葉も違うしちゃんとコミュニケーションが取れるか心配だったけど、ボディランゲージと単純な英語でも向こうの人達がちゃんと話を聞いてくれてすごくいい人達ばかりだった!オフの日はオックスフォードを案内してもらったり、夜はパブに連れて行ってもらったり、いきなり来た僕にもとてもフレンドリーに接してくれた!
 
河村 向こうのラグビーを見てきて何が印象的だった?
 
山口 やっぱりみんな体が大きくてFWフェーズが激しかったのは印象的だったかな。あとDFの時にブレイクダウンで仕掛ける、仕掛けないの判断がすごく上手かった。みんなタックルされても簡単に寝ないでオフロードで繋ぐ意識が高くてあまり停滞していなかったのが印象に残ってるかな。
 
河村 そういえば練習中に向こうのコーチから変わったことを要求されたって聞いたけど。
 
山口 あー、相手ゴール前ATの時、コーチが僕にサインを送ったらペナルティが起きてなくても何でもいいからAT側にペナルティをとってくれって言われた。
 
河村 なんで?
 
山口 相手ゴール前でペナルティをもらった時のクイックスタートの反応を見たかったみたい。だから、何もペナルティが起きてないのにとりあえず適当にペナルティをとった。笛吹いた瞬間クイックスタートするかと思ってたら、選手に何もペナルティ起きてないだろ、ってめっちゃキレられた(笑)結局クイックもしないし、コーチもかばってくれるかと思ったら全くかばってくれなかったからただ僕が悪い奴みたいな雰囲気になった(笑)
 
河村 それは災難だったね(笑)ラグビーのプレー以外に何か印象的なことはあった?
 
山口 全体練習の日が週に3日でそれ以外の日は自主練だったのは意外だったかな。うちのラグビー部が週に6日練習しているって言ったらすごく驚いてた。練習しすぎじゃない?って。あと練習後はみんなで協力して筋トレ施設のプレハブ小屋を建ててチームワークを高めるってことをやってた。僕も一緒に建てたけど建てた後の達成感は最高だったよ!
 
河村 プレハブ作りは楽しそう!じゃあ最後に!向こうでの経験を早稲田でどう生かしたい?
 
山口 オックスフォードで見てきた早稲田とは違うラグビーの見方を選手たちに伝え、話し合いプレーの質や規律を高めたり、反則をさせないようにマネジメントをして、笛を吹くことによって選手がよりプレーしやすくなるようにしていきたいと思います!
 
 
山口君ありがとうございました。第22回で紹介した大平さんや、先週の回で紹介した増田に続き海外で勉強してきたスタッフが増えてきてとてもうらやましく、また自分の刺激にもなります!オックスフォードで学んできたことを是非早稲田のラグビー部で出していって欲しいです。以上、週刊ワセダラグビーでした。

 


左から山口、オックスフォードラグビー部Jacobキャプテン

 


左から山口、Ferg

 


プレハブを建てているオックスフォードラグビー部部員と山口