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vs慶應義塾B 『課題を修正し、慶大Bに逆転勝利』

12月13日 練習試合 対慶大B 神奈川・慶大日吉グラウンド
                   

関東大学ジュニア選手権(ジュニア選手権)が閉幕し、Bチーム以下のアピールの場が限られてきている。そんな中、この日は慶大Bとの練習試合が行われた。翌日に控える全国大学選手権のメンバー外となった選手で挑んだ早大B。開始早々に不運なかたちで先手を取られると、ミスや反則が相次ぎ前半は14点のリードを許してしまう。それでも後半に入ると見事に修正。攻守ともにキレのあるプレーを見せ、最終的に35-28で逆転勝利を収めた。
 
 1分ほどで先制点を奪われた早大Bだったが、すぐに反撃を開始する。7分、ゴール前ラインアウトのチャンスからモールを形成。最後はフランカー池田良ゲームキャプテン(法4=東京・早大学院)がグラウンディングし同点に追いつく。しかし、ここからはペナルティーやディフェンスミスを連発。主導権を手放してしまうと、慶大Bに3連続トライを許してしまった。それでも34分には連続攻撃でゲインすると、ラックサイドを抜け出したSH杉本頼亮(スポ1=京都・桂)がインゴールを陥れる。14-28。14点ビハインドでゲームを折り返す。
 
 6人の選手を入れ替えて臨んだ後半。自滅に近かった前半とは打って変わり、早大Bのペースで試合が進む。9分、ロック千葉巧也(スポ4=宮城・仙台三)の出足の鋭いタックルから好機を得ると、サインプレーでWTB鈴木亮(教3=神奈川・桐蔭学園)がトライを決めた。9分後には再びモールを押し込んで振り出しに戻すと、逆転に成功したのは22分。ハーフウエーラインからカウンターを仕掛けたFB門田成朗(法3=埼玉・早大本庄)が独特のステップでディフェンス網をすり抜け、そのままインゴールへ飛び込んだ。その後も安定した試合運びを見せた早大B。35-28と最大21点差をひっくり返して白星を飾り、同時にジュニア選手権の雪辱を果たした。
 
 ペナルティーとタックルミス。今季の早大Bにとって何度も出てきた課題であった。このゲームの前半でも散見されたものの、後半は無失点に抑えるなど、80分間の中で修正できた点は大きな成長と言えるだろう。とはいえ、現在のBチームの目的は勝ち星を挙げることではない。最終目標はAチームの一員として試合に出場し、『荒ぶる』を歌うこと。「まだ全然諦める時期でもない」と、千葉巧がBチームの思いを代弁するように、自らの手で赤黒をつかむべく、最後まであがき続けるのみだ。このまま終わるわけにはいかない。
 
(早稲田スポーツ新聞会 菅原拓人)
 
コメント
フッカー貝塚隼一郎(政経3=埼玉・早大本庄)
――前半は攻め込まれる場面が多数ありました。何か悪かった点は思い当たりますか
今週練習でやってきたブレイクダウンとボールキャリアのところで食い込まれてしまっていました。そこを後半はそれなりにできたと思います。
――前半は互いにFWで押し込んでトライをとる場面がありました。振り返っていかがでしょうか
僕の中では、モールは勝っていました。でもラインアウトのところで競られたりして、後半はそこもうまく修正できたと思います。
――ラインアウトのキーマンですが、ご自身のスローはいかがだったのでしょうか
一番後ろに投げるのは良かったのですが、相手が競ってくるところで精度の高いボールを投げられるようにしないと駄目ですね。
――ラインアウトはご自身でアピールしていきたい部分なのでしょうか
一応そうですね。
――早大Aチームはラインアウトなどのセットプレーが一つの課題です。ご自身ではどのように取り組んでいるのでしょうか
やはり、とにかく精度を高めていくことですね。
――後半になって一気に得点しました。グラウンドのなかで感じた変化はありましたか
先ほども言いましたが、ブレイクダウン、キャリアの意識を高めることで、マイボールを継続することができて、敵陣でも戦えていたのだと思います。
――今季も残り少ないですが、Aチームへの思いなども含め、意気込みをお願いします
Aチームの4年生たちに負けない活躍を見せていかないと赤黒は着られないので、どんどんアピールしていきたいですね。
 

ロック千葉巧也(スポ4=宮城・仙台三)
――試合を振り返っていかがですか

緩い雰囲気から前半の立ち上がりに失点してしまったのですが、後半のメンバーが役目を果たしつつ、池田(フランカー池田良ゲームキャプテン、法4=東京・早大学院)に付いていくことができたので勝てたかなと思います。
――関東大学ジュニア選手権(ジュニア選手権)が終わった後でしたが、どのような意気込みで臨みましたか
ジュニア選手権で負けた慶大B相手に借りを返すという気持ちで臨みました。
――前半は特にペナルティーが多かったですが、どのようなことが原因でしょうか
チャレンジをした結果のペナルティーというよりも、意識で変えられるようなものでした。そのようなところを変えることができなかったという点が4年生として悔いが残ります。
――後半にかけては修正できましたね
そうですね。前半に比べて後半はペナルティーで流れを崩すこともなかったので、こういう結果になったかなと思います。
――トライを連取された後に円陣を組まれていましたが、どのようなことを話していましたか
悪い雰囲気が続いていたので、切り替えていこうと池田から話がありました。
――後半は早大Bのペースで試合が続きましたが、振り返ってみてください
前半はアタックなど通用していなかったわけではないのですが、ペナルティーや自分たちのミスで寸断されていました。後半はアタックを継続できたから結果につながったと思います。
――後半は無失点でしたが、ディフェンスに手応えはありますか
アタックの時間が長くディフェンスが短かったこともありますが、後半のメンバーを中心にFWも必死に走ってディフェンスできた結果だと思います。
――千葉巧選手はラインブレイクやキッカーへのプレッシャーなど目立ちましたが、自身のプレーについてどう思いますか
ラインブレイクはいいパスがきたので走るだけでした(笑)。キックチャージやプレッシャーについては、泥くさいプレーが大事だと思うのですが、少し軽視されている感じがあるので、しっかりプレッシャーをかけていきたいです。
――Bチームにとって大きなジュニア選手権が終わりましたが、練習の雰囲気はいかがですか
もともとジュニア選手権で優勝することが目標ではなく、自分が赤黒を着て全国大学選手権で優勝することが目標です。まだ全然諦める時期でもないので、自分がAチームに入ることも大事ですし、Aチームが絶対に優勝するということを目標に、練習に取り組めています。
――この先も紅白戦や練習試合があるかと思いますが、意気込みを聞かせてください
やることは一緒ですし、いい準備ができているので、いかにして出すかだと思います。あとは自分の強みであるタックルやチャージを生かしてやっていきたいです。
 

WTB鈴木亮(教3=神奈川・桐蔭学園)
――この試合を振り返っていかがですか
前半アップの時からぬるい感じがあって、前半入り40分間全然よくなくて、それでも後半シンプルにタテに当てて敵陣にいけていたのでよかったと思います。
――前半立て続けにトライを取られてしまいましたが、ディフェンスの面はいかがでしたか
ディフェンスも前に出ようと言っていたのですが、相手にうまくギャップを突かれてしまったりして、全然前半はディフェンスできていなかったのですけど、後半はそこを修正できたと思います。
――前半はペナルティーが目立ちましたがいかがですか
自分たちのボールをすぐノットリリースザボールだったりオーバーザトップだったりで相手ボールにしてしまって、ミスも目立ったかなと思います。
――逆に後半はいいプレーが続きましたが、具体的によかったことはなんですか
ノットリリースザボールだったりオーバーザトップだったりをずっと注意されていたので、しっかり修正してできたことだろ思います。
――コンバージョンキックの調子はいかがですか
先週も今週も全て入っているので、全部決められるように頑張りたいと思います。
――シーズンも終わりに近づいてきましたが、今後に向けて修正していきたいことはありますか
自分がボールを持ち、外勝負をしてトライをする場面がなかなかないので、外でしっかりボールを呼び込んでトライ取れるように頑張っていきたいなと思います。