網走、菅平での合宿も終了し、上井草でのハードな日々が再び始まりました。
第十六回の週刊ワセダラグビーは先日3日に行われたヤマハ発動機ジュビロとの試合を特集します!
合宿後初の対外試合で、夏積み上げてきたものをいかに発揮できるか、そしてトップリーガーたちにどれだけ通用するのか、今後を見据える上で非常に大事な一戦となりました。
やはり新チーム始動後から拘り続け、強みにするスクラム、ブレイクダウン、ディフェンスがこの試合もキーポイントとなりました。スクラムはヤマハもトップリーグ随一の強さを誇り、ヤマハスタイルの象徴となる部分であり、非常に注目されました。試合の序盤は元日本代表の3番山村亮さん(関東学院大学出身)擁するヤマハFW陣に猛プッシュされ、マイボールキープもやっとの状況でした。
するとディフェンスも綻び、前半15分までに3本続けてトライを奪われる苦しい展開となりました。
しかし、状況は変えたのはやはりキーポイントであるスクラムでした。18分にFW陣がしっかりと固まり安定したスクラムを組むと、その球出しからバックスのサインプレー一閃、副将本田宗詩(4年 福岡)が右隅にトライを決めます。続いて前半31分にはゴール前で粘り強く攻め続けアドバンテージを獲得すると、岸岡智樹(1年 東海大仰星)のショートパントを宇野明彦(1年 横須賀)が抑え、前半を12-19で折り返します。後半に入ると拮抗した時間が続き、なかなかスコアが動きません。ヤマハのスクラムにも対応し、後半17分には自陣ゴール前のスクラムを押し返し、ペナルティをもぎ取ります。その後もヤマハの攻めをしのぎ続け、桑山聖生(2年 鹿児島実業)のビッグゲインなどもありましたがスコアできず、後半はお互いスコアレスとなり12-19でノーサイドとなりました。
7月、8月と練習してきた成果が要所で見られる好ゲームとなりました。シーズン中でありながらも来てくださったヤマハ発動機の皆さまありがとうございました。もっと状態を上げ、17日から開幕する対抗戦に向け更に良いチームを作り上げていきます。秋シーズンの対抗戦、ジュニア選手権、大学選手権と応援よろしくお願い致します。