こんにちは!
今回の週刊ワセダラグビーは、夏からチームに復帰した昨年度不動のフッカー・貝塚隼一郎(4年 早大本庄)を特集します。5年目のシーズンを迎え、夏の菅平合宿からAチームのフッカーとしてFW陣を引っ張る貝塚に、その胸中を聞きました。
—-どういう経緯で復帰したのですか?
就職活動のひと段落した折、監督、コーチの方々から声をかけて頂いたのがきっかけです。そこから自分の中で色々と悩んで、最終的にラグビー部に復帰するということを決断しました。その決断の中で大きな後押しになったのはやはり親を含め家族だったと思います。
—-夏から入ってみて感じた昨年までのチームとの変化は何ですか?
まず一番に感じたのは、一年生がのびのびとプレーしているところです。もう一つが、チームがどう勝っていくのかというビジョンが明確になっていて、それが部員にも浸透していたところです。
—-スクラムにおける昨年までとの違いは何ですか?
それは、明確にスクラムがチームの強みであるという認識が浸透しているところだと思います。今年はスクラムをチームの強化ポイントの一つとして掲げて、春から継続的に大変ハードな練習を重ねてきています。スクラムをチームの強みとして打ち出していくということは昨年まではなかったことなので、フロントローとしてはプレッシャーと同時に強いやりがいを感じています。また、8人で纏まって押していくということをテーマとしてやっています。この点に関しては昨年からやっていて、やるべきことは大きくは変わらないのですが、バックファイブのスクラムへの意識の高さや、どういうメンタリティでスクラムを組みに行くかということなど、細かい部分で積み重なってきていると思います。伊藤コーチもそういう部分に拘って指摘して下さるので、非常にありがたいです。
—-スローイングのブランクはどうでしたか?
それについてはそこまで心配することはありませんでした。練習を重ねるにつれて、割と早い段階で感覚も戻ってきました。もちろん復帰したばかりの試合の際にはこれまでにないような緊張を感じたりもしましたが、今はちょうど良い緊張感を持ってやれているというのが正直なところです。ただ、引き続き個人練習は重ねていきたいです。スローイングは僕自身強みにしていかなければならないので、粘り強く取り組んでいきたいと考えています。
(全体練習後、個人練でスローイングをする貝塚)
—-4年間を経た「5年目」として感じること
一度引退した身として、こうして日本一を目指して挑戦できることが当たり前でないということを強く感じています。だからこそ、このような環境に身を置けることに感謝しなければならないですし、それを噛み締めながら覚悟を持って取り組みたいと思っています。
—-今シーズンの抱負
チームの日本一に少しでも貢献して、日本一にふさわしいフッカーになります。
いかがでしたでしょうか。セットプレーの中心として必要不可欠な存在となっています。
2日に行われた筑波大学戦でも、セットプレーを中心に大いに活躍し、勝利をもたらしてくれました。今後も、5年目のベテランの活躍に期待大です。
これからも応援よろしくお願い致します!