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2024

主務部屋 番外編1 「OXFORD遠征 参加メンバーの声①」


こんにちは!4年マネージャー・副務の一宮です。
上井草のグラウンドの桜も見頃を迎え、春の陽気を感じる毎日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
上井草では、来年度入部に向けた新人練習も終盤に差し掛かり、その姿に部員皆刺激を受け、いつも以上に引き締まった雰囲気で練習に励んでいます。

さて、今回は主務部屋番外編、「OXFORD遠征 参加メンバーの声①」ということで、3月上旬に行われたOXFORD遠征で得た、私たちの学びや気付き、感想をご紹介致します!
小柴から別途ご報告致しましたように、6日間の遠征では多くの貴重な経験をさせていただきました。
1つの経験をとっても感じたことは三者三様!皆それぞれ、その人ならではの学びに溢れた遠征となりました。


今回は何点か質問をあげ、アンケート形式で、参加選手に話を聞きましたので、2回に分けて、以下にご紹介致します。

第1回は、主に試合に焦点を当てた質問を中心に、選手の声をご紹介します!





Q1.OXFORD遠征での試合は、チーム真吾としての初戦でした。
どういった思いで試合に臨みましたか?

 

A.
(佐藤真・4年)最初の試合ということで、早明戦くらいの意気込みで個人的には臨んだ。かなり気合が入っていた。
(伊藤・4年)初めてのCTBでの試合だったので(昨年まではFB)、とにかくDFでアピールできればと思い、試合に臨んだ。
(緒形・4年)全部のプレーでチャレンジ、先手、仕掛けることを意識。
後手に回ったら結果に関わらず、得られるものは少ないと思った。
(佐藤健・4年)出番が少ないことは分かっていたので、出たら思い切ってやろうと思っていた。チーム全体で決めた「体を張ること」を意識していた。
(フリン・4年)自分のプレーでチームを勢いづけたいという気持ちで臨んだ。
(増原・3年)最初のプレーが今年一年のパフォーマンスに繋がるので、できるだけ思い切りプレーした。
(武田雄・3年)大好きな先輩のために体を張る。
(柴田・3年)ファーストタックルにこだわるという気持ち。
(丸尾・2年)自分が上のチームに行けるようなプレーをしようと思った。
(古賀・2年)外国の大きな選手と当たれる機会はなかなかないので、貴重な機会を楽しんでいこうと思った。

皆、チームとしての目標・自分なりの目標を意識して、試合に臨みました。
いつも通り気負わずに自分の役割を全うすることを意識する人や、新たなポジションで自分のプレーをアピールしていくことを目指す人、様々な思いが、チームの試合にかける思いを加速させていたように思います。

Q2. 試合を終えて、チームとしてどんな課題がみえてきましたか?
A.
(板垣・4年)より1人1人が判断をし続けてプレーすることが必要だと感じた。
(井上・4年)ゴール前でトライを取り切れなかったことや、DFでカバーしきれない部分があったこと。
(佐々木・4年)個々のワークレート。
(岸岡・3年)セットプレーは頑張れたので、連続してプレーが続いた時の攻め方や守り方。
(土田・2年)コミュニケーションの量。

土田が話すように、ディフェンスでのコミュニケーションや、チャンスを得点につなぎきれないことを課題に挙げる選手が多かったです。
多くの課題がみえてきたものの、チームの初戦を15人制で迎えられることは珍しく(例年セブンスがチームの初戦となる)、この時期に15人制の課題に直面できたことは、今後の試合に向け、修正するための良い気付きとなったはずです。

Q3. 試合を終えて、個人としてどんな課題がみえてきましたか?

 
古庄コーチと試合のレビューをする古賀(2年)

(入谷・4年)スクラムを押せる時と押せない時があったので、そのムラをなくしたい。
(加藤・3年)判断が遅くなりアタックのテンポを作り出せなかった。
(齋藤・3年)パスキックの精度と、味方が理解しやすい声かけ。
(沖野・3年)一人一人のラグビー理解とハンドリングスキル。
(中野将・3年)ボールのもらい方をもっと工夫する。

皆自分のポジションや役割によって、感じた課題は様々でした。
これらの課題を持ち帰り、克服するために今上井草では懸命に練習に励んでいます。

Q4. この遠征を通して、一番印象に残ったことは何ですか?
A.
(井上・4年)英国の人たちは、すべてのことに対しての余裕が全然違うように感じた。
日本人も素晴らしいものを持っているのだから、もっと自信を持ってもいいのではないかと思った。
(伊藤・4年)英語の大切さを痛感した。何もできない自分が恥ずかしかった。
ラグビーにおいて言えば、オックスフォード相手にいける!十分戦える!と感じることができたこと。
(峨家・4年)街並みを含め、歴史を感じた。
(入谷・4年)イギリスと日本の文化の違い。(生活面・ラグビー面共に)
(桑山・3年)初めての海外で何もかもが違い、文化の違いを楽しめた。
ラグビーの文化の違いも含め、気候・芝の状態等が初めての経験で、印象的。
(中野将・3年)グラウンドのコンディションの違い。

 


峨家が話すように、オックスフォードやロンドンの街並みは、東京の街並みや早稲田大学を取り巻く自然環境とは大きく異なり、強く印象に残った人も多かったようです。OXFORD大学は早稲田大学以上の歴史と伝統を持ちながら、それらを大切に保ちつつ、進化や挑戦を恐れない風潮を感じました。弊部は今年創部100周年を迎えますが、そのような観点でも範となる姿を見せてもらえたことは大変貴重な経験となりました。
また、入谷が話すように、皆様々な面でイギリスと日本の文化の違いを感じており、当たり前に思っていた多くの事を考え直すきっかけになったように思います。
次回はイギリスならではの経験に焦点を当てた質問を中心にご紹介致しますので、次回の記事も併せてご覧ください。


以上で、主務部屋番外編1「OXFORD遠征 参加メンバーの声①」を終了します。
次回はOXFORD遠征 参加メンバーの声②として、イギリス文化に直に触れた選手たちの個性あふれる声をお届けします!