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2024
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【部員紹介/第19回】石田大貴(3年・SH・早大本庄)

早稲田大学ラグビー蹴球部に所属する2~4年生の選手・スタッフが相互インタビューで理解を深める連載企画、第19回は石田大貴(3年・SH・早大本庄)。


取材:川村駿太 構成・写真:早稲田大学ラグビー蹴球部広報

「緊張」の中で挑戦を続ける。

高校3年の花園予選で浦和高校に負けた時、自然と涙があふれたことを今でも覚えている。浦和高校とは1年時にも試合をしていて、その時は何も力を出せずに逆転負けしていた。だから組み合わせが決まり浦和と当たるとわかった瞬間、あの時の雪辱を果たしてやろうという思いが湧き上がった。

結果は浦和高校に点差をつけられ敗北。いま振り返るとこの経験が、石田がラグビーに対する思いを深めるきっかけだったかもしれない。もっとラグビーがうまくなりたい、そんな思いを芽生えさせてくれた。

高校時代はメンバー争いがそこまでなく、必然的に試合に出れるような環境だった。しかし、大学のラグビー部に入れば今までと違って多くのライバルと競い合うことができると考え、厳しい環境に挑戦したいと思い入部を決意した。

早稲田には多くのSHがいるので、今は何か目立つアピールポイントを作るためフィットネスを武器にしようと取り組んでいる。結果を出し、他のSHと比べた時に「石田はフィットネスが強いよね」と思われるようになりたい。

そのために、現在は練習後に追加でフィットネスを行っている。たとえその日の練習でフィットネスを行ったとしても。この目標だけは絶対成し遂げたい、そんな思いで取り組んでいる。

また、今年はチームに信頼されるプレーと結果を提示していきたい。SHのプレーはひとつひとつに多くの責任があり、正しい判断ができていればSHで試合が決まると思う。練習から正しい判断を積み上げていって、周囲にいい影響を与えられるようなプレーヤーになりたい。
 
石田にとって早稲田ラグビーとは「緊張」だという。練習の緊張、試合の緊張、大会中の緊張、上井草でのすべての時間、一人一人に緊張がある。今の早稲田があるのは部員一人一人がそれぞれの緊張を持ちながら行動し、成長したからだと思っている。

だからこそ、これからも「緊張」の中で自身も挑戦を続けていきたい。