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2024
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【ジュニア選手権/明治大学戦観戦記】

早大Bチーム、明大に敗れる

台風一過の秋晴れでジリジリと皮膚を焼くような暑さのもと、2年ぶりに開幕された関東大学ジュニア選手権大会。カテゴリー1に所属する早大は明大と対戦した。夏合宿では終盤に逆転されたものの前半はリードする展開。リベンジを期した早大だったが、明大のディフェンスの圧力や自分たちのミスで取りきれず、7-47のスコアで明大に屈した。

前半開始直後は相手のミスや反則により、セットプレーからの攻撃のチャンスが何度も訪れた。しかし、早大はマイボールラインアウトを取りこぼすなどセットプレーが安定せず、なかなかチャンスをものにできない。すると流れは明大へ。攻守ともに激しく前に出るプレーからトライを重ねられ、0-28で試合を折り返した。


セットプレーをもっと有効に使いたい

後半、早大は粘り強い守備で明大に得点を許さず流れを取り戻しにかかるが、反則やミスで相手にボールを渡しスコアされてしまう。しかし、このまま試合が終わるかと思われた後半38分、フェーズを重ねた早大はジリジリと前進し、LO村田陣悟(スポ2=京都成章)がゴールポスト真ん中へ豪快にトライ。後半終了間際に早大は意地を見せたもののそのまま試合終了。ジュニア選手権初戦は悔しい黒星に終わった。
 

豪快にトライを奪う村田

試合全体を通して相手からプレッシャーを受け、うまく攻撃を継続できない試合となった。しかし、後半にはチーム内での声かけが大きくなったことなどから、士気が高まり敵陣に攻め込むシーンも多く見られた。厳しい試合展開だったが、責任感のあるプレーで攻守に体を張ったLO 前田知暉(社3=大阪・東海大仰星)など、Aチームを経験した選手の成長が感じられたのは収穫だ。

ジュニア選手権は残すところあと3戦。ここから調子を上げ、残りの試合を勝利で飾れるか。早大Bチームの成長に注目したい。

記事:水島梨花 写真:塩塚梨子(早稲田スポーツ新聞会)