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2023

【部員紹介/第83回】中西亮太朗(4年・CTB・早稲田実業)


早稲田大学ラグビー蹴球部に所属する2~4年生の選手・スタッフが相互インタビューで理解を深める連載企画、第83回は中西亮太朗(4年・CTB・早稲田実業)。

取材:小沼宏太 構成:早稲田大学ラグビー蹴球部広報 写真:鳥越裕貴

憧れの場所で。

父親が早稲田出身ということもあり、秩父宮や国立競技場で強い早稲田をずっと見てきた。なんとなく憧れだったものが、目標となり、高校の進路選択で迷った結果、早稲田実業への進学を選択。同じラグビースクールでやっていた原などが桐蔭に進学し自身も迷ったが、最終的には早稲田実業でラグビーをすることを決断する。

高校時代はキャプテンを務めた際にうまくリーダーシップを発揮できなかったことが心残りだ。周りに厳しい声掛けをするのが苦手だったこともあり、今振り返るともっとチームへの様々な働きかけができたのではないか、もっと自分がキャプテンとして努力をしていれば決勝で目黒学院に勝てたのではないかと後悔する部分もある。

そんな経験を経て入ったラグビー部で印象に残っているのは2019年秋の帝京戦。強豪校相手の初めてのスタメン選出で、準備してきたものを発揮した結果、チームへの貢献ができた。久しく勝てなかった公式戦での帝京戦でもあり、歴史的な勝利の瞬間にグランドに立てたこと、最後の逆転トライ後にみんなで抱き合って喜び、試合後にも多くの方々から祝福のメッセージをいただいたことが本当にうれしかった。

人生で最も悔しかったのも同じく2019年度。決勝で荒ぶるを歌えた時にグランドに立てていなかったことだ。日本一を取ったうれしさはあったものの、それまで対抗戦に出場していたために、自分が出ていたかもしれない決勝の舞台に立てなかったことが悔しかった。

しかし、その時の悔しさが現在の努力のモチベーションにつながっている。個人としての目標は12番として出場し荒ぶるを歌うことだ。そのためにはケガをしないための身体作り。そして、ケガをしないためにもストレッチなどを重点的に行い、しっかり準備をした上で日々の練習や試合に臨んでいる。

チームのためには学年、ポジション関係なくいろんな人と話関りを持つことを意識している。自分の経験が後輩や下のチームの人にとって役立つこともあると思うし、チームを作っていく上で様々な人の考えをくみ取っていくことが大切だと考える。全員が関りを深く持つことで日本一を目指す集団としての共通認識を作ることが重要だと思う。

早稲田ラグビーに浪人をして入ってくる人もいれば、高校日本代表や高校で日本一を経験して入部してくる人もいる。日本一のみを目指すのであればラグビーがうまい人のみを集めればよいが、いろんな境遇の人に門を開いているのが早稲田ラグビーの強みであり魅力だと考える。4年間で様々な人と出会い、早稲田のこの魅力を身に染みて感じる部分が多い。かつて憧れだった早稲田で、自分が12番として最後に荒ぶるを歌いたい。