早稲田大学ラグビー蹴球部WASEDA UNIVERSITY RUGBY FOOTBALL CLUB OFFICIAL WEBSITE

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2024
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105年の歴史から早稲田ラグビーを考える

平素より弊部への温かいご声援、誠にありがとうございます。

大田尾監督が就任以来可視化をして掲げている「2軸」というTeam Concept。
ラグビー蹴球部では、ラグビーの競技力向上だけではなく、人格陶冶との両輪で様々な活動にチャレンジしています。

8月8日(火)に、自己成長の取り組みの一環である「考える」機会として、部員全員が集まりミーティングを実施しました。

弊部OBの藤島大さん(現:スポーツライター、ラグビー解説者)にお越しいただき、講話をいただきました。我々が早稲田大学ラグビー蹴球部というチームのアイデンティティを再確認する場として、藤島さんが考える「早稲田ラグビーとは何か」についてお話しいただきました。

夏合宿、公式戦シーズン開幕を目前に、早稲田ラグビーの歴史や哲学についてお話しいただけるOBのお力添えのもと、今一度全員でこのチームについて「考える」機会となりました。

弊部OBの藤島大さん(現:スポーツライター、ラグビー解説者)

藤島さんは早稲田大学ラグビー蹴球部に部員として、そして、コーチとしても在籍した経験があります。

藤島さんが考える早稲田ラグビーの最大の美徳、それは「人間の尊厳を大切にする伝統」を持ち合わせた組織であるということです。時として仲間に対して厳しくはあっても、決してどんなときも冷たくはない。

早稲田ラグビーは、一般受験、推薦、浪人…様々な入試形態で入学してきた、多様性に富んだ学生の集団です。多様なバックグラウンドを持つ部員たちが、自分の意志で「早稲田」への進学を志し、これまでの経験値などに関係なく、同じグラウンドで無我夢中で楕円球を追う。高校ジャパン候補でも、芳しいスキルのない選手であっても、全員で日本一を目指し、全員で日本一をつかむ。これが早稲田ラグビーです。

どんな人間にも価値を見出せるチーム、そして自分らしく戦えるチーム、このような文化と精神を大切にしてきた早稲田ラグビー。日比野さん(故・日比野弘)から「誰一人要らない人間はいない、それが早稲田ラグビー」だと教わったそうです。

また、早稲田ラグビーは、創部以来、学生が自分で考え抜く文化を大切にしてきました。

1918年の部の創設、1922年の早慶戦、1927年の73日間におよぶオーストラリア遠征の敢行…。創部間もないタイミングでの海外渡航に関しては、多額の費用と困難が伴うなか、主将が中心となり支援をいただく企業を探すなど学生の手で企画実施をやり切ったようです。

後の早稲田を象徴する“揺さぶり戦法”も、学生とコーチが一緒に考え抜いた努力の結晶です。「昨日より今日、今日より明日」、自分たちが強くなるために何ができるかをひたすら考え抜いて、全力で燃えて、自分たちで行動できる人間になってほしいという強い思いが、今日まで引き継がれています。

「早稲田ラグビーの文化を継承すると同時に、自分たちらしさを創造することを大切にしてほしい」

自分がなぜ、大学4年間を捧げてラグビーをやっているのかを自問し続け、自分自身、他者への尊厳を大切にすること、これが我々早稲田大学ラグビー蹴球部の一員として必要な文化と精神であることをあらためて学びました。

また講演の前には、東伏見にある旧ラグビー蹴球部グラウンドにある石碑見学を行いました。

各々が105年引き継がれてきた早稲田ラグビーの伝統に触れ、自分自身を見つめ直す貴重な機会となりました。

今年の大学選手権での「荒ぶる」獲得に向け、気持ちを新たに、練習に取り組みます。

文・写真=早稲田大学ラグビー蹴球部広報チーム