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2024

関東大学ジュニア選手権/東海大戦展望記

開幕から1カ月が経った関東大学ジュニア選手権(ジュニア選手権)。いよいよ10月22日、早大上井草グラウンドにて総当たり最終戦となる、早大B対東海大Bの一戦が行われる。前節、慶大Bとの試合でジュニア選手権初白星を挙げた早大B、この勢いのまま連勝を飾ることができるか。

先週、早大Bはライバルである慶大Bに36-19と今大会初勝利。試合開始早々からラインアウトモールでトライを取り切ると、その後もFWのセットプレーで慶大Bを圧倒する。後半開始と同時にノーホイッスルトライを許し、さらに追加点を奪われると、一時は3点差まで詰め寄られる展開となった。しかし「チーム全体として崩されているという感覚はなかった」とCTB岡本大輝(スポ4=東京・本郷)が語るように、試合終盤に2トライを獲得し接戦をものにした。この好調をキープして、続く東海大Bとの戦いでは、白熱したプレーを繰り広げてくれることだろう。

慶大B戦にてゲインラインを突破するSO吉岡麟太朗(スポ3=東京・本郷)

対する東海大Bは前節、明大Bに26-28と僅差で敗れ、早大Bと同様に1勝にとどまっている。しかし、慶大Bに対しては50点を獲得し、攻撃力の高さも見せつけた。早大Bは、「無駄なペナルティーをせずにディフェンスできた」と岡本が振り返るように、強いフィジカルを持った東海大B相手に、前節で見せたような規律のあるディフェンスを再現できるかが勝負のカギとなるだろう。また東海大Bはこれまでの3試合で計160点を失うなどディフェンスに課題を残す。早大Bチームの連携の取れた強力なアタックでプレッシャーをかけ続けることができれば、試合を優位に展開できるはずだ。

慶大B戦にてディフェンスに力強く仕掛けるLO若松泰佑(文構3=東京・早実)

ゲームキャプテンである岡本は「次勝つことで順位を上げることができる」と、少しでもいい順位を見据えて意気込みを語っている。続く決勝トーナメントに向けても好調を維持していきたい早大Bは、何としても勝ちたい一戦となる。今試合では初戦から全試合スタメン出場を果たすFL萩原武大(スポ2=茨城・茗渓学園)とLO若松に期待したい。この2人はFWのセットプレーの要になるとともに、献身的なディフェンスによって早大Bを勝利へと導く。

『赤黒』、そして『荒ぶる』に向けた強い想いを前面に出した熱いプレーで、ジュニア選手権の集大成を勝利という結果で見せてほしい。

記事・写真:村上結太(早稲田スポーツ新聞会)