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2024
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関東大学対抗戦/明治大学戦観戦記

多くのラグビーファンが集まった東京・国立競技場。雲一つない青空の中、100周年を迎えた伝統の早明戦が行われた。

チャレンジャーであることを意識して臨んだ本試合。しかし、前半は明大ペースで試合が進む。セットプレーや規律の乱れから自陣でのディフェンスの時間が長くなると、強力な縦の突破を止めきることができず計4トライを奪われ、3-27で試合を折り返す。後半は横幅を大きく使った展開を見せた早大。自陣から果敢に攻めビッグゲインを量産し、5トライを返す。一時8点差まで迫るものの、終盤に2トライを返され試合終了。38-58で悔しい敗戦となった。

前半はコリジョンで後手に回った早大。4分、中盤でボールロストすると明大の勢いのある攻撃に押されペナルティーを奪われる。ゴール前でのラインアウトで押し込まれ、先制トライを許した。その後もディフェンスで規律が乱れ、自陣でのプレーが続くと23分に再びモールトライを奪われる。27分にペナルティーゴールで3点を返すが、明大の縦の攻撃を防ぎ切れず失点が重なる。加えて攻撃ではオプションの迷いからフォローが遅れ、テンポが出せず守備網を破ることができない。38分には中盤でのスクラムから一発で大きくゲインされ、最後はショートサイドを大型FWに割られる。終盤に敵陣で攻撃を仕掛けるものの、ハンドリングミスにより得点できず前半終了。3-27で試合を折り返した。

相手ディフェンスを引きずりながら前進するWTB矢崎由高(スポ1=神奈川・桐蔭学園)

巻き返しを狙う後半。接点の攻防を修正すると明大の縦の突破を許さず、攻撃の時間が増えるが、トライを取りきることができないまま時間が過ぎる。ディフェンスでは6分、20分と自身のミスからトライにつなげられ、38点差まで離された。早大が息を吹き返したのは21分。ラインアウトから素早いテンポの攻撃で守備を振り切り大外で大きくゲインすると、横幅を大きく使った展開でペナルティーを誘う。モールを起点に軽快なパス回しで数的有利を作り、最後はWTB矢崎が仕留めた。34分にはターンオーバーから細かく縦に当てゲインを切り、大外で余ったLO池本大喜(文構4=東京・早実)がトライ。終盤になるにつれて明大の足が止まり始める中、早大は自陣からパスを回し攻撃を継続し、その後も立て続けにノーホイッスルトライを挙げ、8点差まで迫った。ロスタイムが7分と場内アナウンスで告げられ歓声が上がったが、終了間際に2トライを返され試合終了。後半は得点数で上回るも前半の失点が響き、対抗戦最終節を黒星で終えた。

気迫ある走りを見せるHO佐藤健次(スポ3=神奈川・桐蔭学園)

後半に走り勝ち、大きく巻き返した早大。FB伊藤大祐主将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)やHO佐藤、WTB矢崎らが個人技でも見せ、逆転手前まで迫った。それだけに前半に接点バトルで押され、点差を付けられたことが悔やまれる。「このままじゃ終われない」と伊藤主将が語るように、全国大学選手権(大学選手権)でのリベンジに期待がかかる。ここからは一戦一戦が、4年生にとっては引退をかけた試合だ。

本試合の課題を修正して、一戦必勝で『荒ぶる』を狙う。

記事:原旺太 写真:高田凛太郎、大幡拓登(早稲田スポーツ新聞会)