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2026
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ジュニア選手権 東海大学戦/展望記

昨年は早大Bが16年ぶりの優勝という輝かしい結果で大会を終えた関東大学ジュニア選手権(ジュニア選手権)。早大・上井草グラウンドでの開幕となった今年は、春シーズンにダブルスコアで敗れている東海大Bが初戦の相手だ。いきなり強敵と対峙する早大Bだが、その実力は確実に上がってきているため、勝利への期待は大きい。菅平での過酷な日々を乗り越える中で選手たちは目を見張る成長を成し遂げた。今節でリベンジを成功させ、秋シーズンを白星でスタートさせたい。

夏季オープン戦・帝京大B戦にてボールキャリーするFB髙野 

夏合宿の最終試合では、関西の京産大Bに快勝した早大B。試合が始まるとすぐに、ラインアウトモール後のアタックで、FB髙野恵次郎(スポ1=福岡・小倉)が先制得点を決める。さらに、SH渡邊晃樹(スポ3=神奈川・桐蔭学園)のスティールからチャンスを演出すると、またしても髙野がトライ。リードを広げるも、前半終了間際に京産大Bのラインアウトモールから失点を許し、14-7で試合を折り返す。続く後半では、HO田中健心(スポ3=神奈川・桐蔭学園)がモールのサイドを突き、グラウンディングに成功。それでも、再び京産大Bのラインアウトモールに押し込まれ、トライラインを破られてしまった。ようやく流れを掴み始めたのは、CTB東佑太(スポ1=東海大大阪仰星)、No.8龍康之助(文構3=東京・早大学院)の連続得点からである。そこから試合終了まで、京産大Bに攻める隙を与えずに、35-12で勝利した。

夏季オープン戦・帝京大B戦にてアタックを仕掛けるCTB東

早大Bの注目選手は力強いキャリーで圧倒的な存在感を放った龍だ。その強靭なフィジカルはチームの推進力となり、これまで多くの勝利に貢献してきた。東海大Bの強固なディフェンスを破るために必要不可欠なキーパーソンであることは、疑いの余地が無い。また、これからさらなる活躍が期待される髙野にも注目したい。これまで目にも留まらぬスピードでグラウンドを駆け抜け、トライを量産してきた。ボールを持つだけでワクワクさせてくれる選手であり、チームに大きな勢いをもたらす可能性も秘めている。関東大学対抗戦(対抗戦)も始まろうとしている中で迎えた今節は、彼らにとって絶好のアピールの場となるだろう。

夏季オープン戦・帝京大C戦でもフィジカルの強さを見せつけたNo.8龍

対する東海大Bの注目プレイヤーはSO草場壮史。筑紫高時代には主将と司令塔というチームの大黒柱の役割を担い、全国高等学校ラグビーフットボール大会(花園)まで導いた。彼の強みは広い視野と、それを活かす正確なハンドリングスキル。そんなずば抜けた才能を持つルーキーは大学の舞台でも躍動。自慢の足で攻撃を仕掛けるラインブレイカーであり、キックの精度も非常に高い。しかし、キックゲームのみに気を取られてしまうと、キックカウンターで大幅なゲインを許してしまう危険性もある恐ろしいプレイヤーだ。また、WTBヘンドリック・スミスをはじめとする留学生にも警戒したい。というのも春シーズンの東海大B戦では、その圧倒的なパワーとスピードで早大Bを大きく苦しめたためである。そのため今節では、ペナルティーを最小限に抑え、いかに長い時間ボールを保持できるかが勝利の鍵となる。相手からのプレッシャーに乱されず、早大Bらしい自由なアタックを展開していきたい。

夏季オープン戦・帝京大B戦にて円陣を組み声を掛け合う選手たち

夏合宿が終わってから、すぐに始まったジュニア選手権。いきなり夏の成長の成果を試す機会が訪れた。手強い相手だからこそ、チームとしての真の強さが求められる。そして、昨年優勝している早大Bにも王者としてのプライドがあり、今大会では二連覇を目指す。対抗戦に先駆けて、上井草で新たな戦いの幕が上がる。

記事:池田健晟 写真:大林祐太、堀内遥寿、吉田さとみ(早稲田スポーツ新聞会)