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One Shot

2025
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トレーニングマッチ 天理大学B戦/観戦記

菅平合宿ラストの試合が行われた。
前半は立て続けに3トライを許すも、WTB山下恵士朗(スポ2=早稲田佐賀)のパワーとスピードを兼ね備えたランで14-19まで巻き返す。
後半は天理大アタックをターンオーバーし、素早いボールキャリーでゲインしてトライラインまで迫った。しかしボールを失うとそのまま天理大が得点を挙げる。後半33分にも同じように惜しくもトライラインに届かずにボールを奪われると、天理大に自陣から独走されて差を広げられる。試合最後にはモールからCTB金子礼人(法4=福岡・西南学院)がトライするも、最終的には21-33で敗れてしまった。

インゴールへ走るWTB山下

試合が始まると天理大のナイスキックで早大Bは自陣に押し込まれる。さらにペナルティーを重ね、ピンチを迎えたものの、天理大のタッチキックミスでマイボールへ。スクラムからキックで自陣を脱出すると、さらに天理大のキックカウンターを防ぎ、ノックフォワードを誘う。
アタックではPR平山風希(スポ1=大分東明)のパワフルなボールキャリーが目立つも、陣地を広げることはできなかった。再び自陣に食い込まれると早大Bはペナルティーが重なり、天理大の得点を許してしまう。

その後も天理大の好キックで自陣に侵入され、テンポよく攻められるなどピンチの場面が続いたが、なんとか粘る早大B。自陣深い位置でのマイボールスクラムからボールを外まで回してロングゲインを狙うもパスが繋がらずに、拾われてトライ。21分にも天理大にインゴールを明け渡し、点差は0-19まで開く。しかし山下がキックカウンターからライン際での強いキャリーを見せ、早大Bが勢いづく。二度のモールは崩されるもキックパスなどで積極的に攻めた。
ついに30分、外で待ち構えていた山下までつなぎ、待望の初得点。続く37分には、スクラムで獲得したペナルティーをタップで再開すると、山下が再び得意のランで天理大のディフェンスを崩す。最後はFB田中大斗(教2=東京・早実)がトライ。田中がコンバージョンキックもしっかり決めて14-19で差を縮める。
天理大が前半最後の得点をモールで狙ってきたが、早大Bが守り切って前半が終了した。

力強くゲインするCTB黒川

後半はSH川端隆馬(スポ1=大阪桐蔭)のロングキックで敵陣に食い込んだところから始まった早大B。10分、FL野島信太郎(教3=東海大大阪仰星)の安定感のあるボールキャリーからアタックのテンポを作ると、CTB黒川和音(人4=茨城・茗渓学園)が抜け出す。WTB鈴木寛大(スポ3=岡山・倉敷)にボールが渡ったものの、トライにはならず。
陣地を拡大した早大Bは敵陣でモールを組んだものの、天理大にターンオーバーを許してしまう。天理大の速攻に追いつけず、スコアは14-26となった。
点差は12点となり、一刻も早く点数を返したい早大Bだったが、ラインアウトのミスなど上手く流れをつかむことができない。No.8駒井良(スポ1=東海大大阪仰星)のラインブレイクから鈴木がまたもトライラインに迫るものの、ボールを失うと天理大に自陣から走り切られ、追加点を許す。

このままでは終われない早大Bは37分、モールからボールを展開し、CTB金子礼人(法4=福岡・西南学院)がインゴールを叩き割った。しかし、反撃もむなしくタイムアップ。最終スコアは21-33で夏合宿の最終戦を黒星で終えた。

ディフェンスラインに入るFL野島

今試合について黒川が「簡単なエラーからのトライが何本かあった」と振り返るように、早大Bが許したトライの多くはミスから生まれたものだった。その一方で、Aチームでの出場が待ち遠しくなるような躍動感のあるプレーも見られたことも事実。
得意のランで活躍した山下は「チームの流れが悪かったので、自分のランで流れを取り戻すことを意識した」と振り返った。

合宿最後の試合を勝利で締めくくることができなかったのは残念であったが、試合の中で得られたものも多かったに違いない。この結果を悲観せず、夏を通じて見つかった改善点を生かして、秋に『赤黒』を着た強い姿を見せてほしい。

記事:池田健晟(早稲田スポーツ新聞会) 写真:早大ラグビー蹴球部提供