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2026
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関東大学対抗戦 日本体育大学戦/観戦記

勝ちにこだわる勝負の秋。清水組の関東大学対抗戦(対抗戦)が、ついにその幕を開けた。
昨年と同じ開幕カードとなった日体大戦。開始わずか3分、スクラムからの電光石火の展開で待望の今季チーム初トライを奪うと、チームの怒涛のラッシュが始まる。夏合宿で磨き上げた真骨頂のモール攻撃、果敢なキックパス、そしてテンポ溢れる連続アタックで相手防衛網を次々と破り、43-0という圧倒的なスコアで前半を折り返した。早大は後半に入ってもその勢いは留まることを知らない。鮮やかな中央突破、パワーで相手をねじ伏せるスクラム、ミスを見逃さず一瞬でチャンスに変える機敏な展開で得点を重ねていく。最後まで隙を見せず、自陣ゴールラインを死守し続けた鉄壁のディフェンス。69-0の完全完封勝利で、清水組は最高のスタートを切った。

トライラインへ迫るSO服部

日体大のキックオフで幕を開けた一戦。
開始わずか3分、ファーストスクラムで主導権を握った早大はフリーキックから素早く展開。SO服部亮太(スポ3=佐賀⼯)のパスからWTB⻄浦岳優(社3=東福岡)がライン際を鋭く切り裂き、敵陣深くへ攻め込む。モール形成からCTB島⽥隼成(スポ3=福岡・修猷館)、服部へとつなぎ、最後はルーキーFB吉廻温真(スポ1=早稲⽥佐賀)がゴールラインへダイブ。今シーズンチーム初トライという価値ある一撃をルーキーがもぎ取ると、服部の確実なコンバージョンで7-0と先制する。
勢いに乗る早大は13分、ラインアウトモールからHO清⽔健伸主将(スポ4=東京・国学院久我⼭)が相手ディフェンスを持ち前のパワーで叩き割って追加点。
続く15分にはキックオフレシーブからWTB鈴⽊寛⼤(スポ4=岡⼭・倉敷)のビッグゲイン、清水の体を張ったメイクから、服部が絶妙なキックパスを供給。最後はFL久我真之介(⽂構3=東京・早実)がグラウンディングし、17-0とリードを広げた。
その後も攻撃の手を緩めない早大は、21分にテンポ溢れる連続攻撃から服部のリターンパスを受けたPR新井がトライ。
29分にはNO8城央祐(スポ3=神奈川・桐蔭学園)、さらに32分と前半終了間際にも服部が鮮やかにトライラインを駆け抜け、43-0と相手を圧倒して前半を折り返した。

インゴールで飛び込むFB吉廻

後半に入っても早大の怒涛のアタックは止まらない。5分、島田が相手ディフェンスを中央から鋭く切り裂き、後半ファーストトライを奪取。
PR前⽥麟太朗(スポ3=神奈川・桐蔭学園)の投入後はスクラムでも相手を圧倒する。
17分には服部の鮮やかなロングパスから、大外の西浦がゴール隅へ飛び込んだ。
20分にはスタジアムを大歓声で包むスーパートライが生まれる。相手のミスボールに素早く反応した島田が敵陣裏へボールを転がし、自ら猛追して巧みなドリブルを披露。最後はチェイスしたCTB森⽥倫太朗(スポ4=兵庫・報徳)の手にボールが収まり追加点、62-0とリードを広げる。
その後も交代出場のSO⽵⼭史⼈(スポ1=神奈川・桐蔭学園)がアタックのテンポをさらに加速させると、FL平野仁(スポ3=神奈川・法政⼆)が巧みなステップでディフェンスを翻弄しビッグゲイン。最後はAチーム復帰戦となったWTB池本晴⼈(社4=東京・早実)が鮮やかにグラウンディングを決める。
早大は最後まで集中を切らさず自陣ゴールラインを守り抜き、69-0の完全勝利でノーサイドの笛を迎えた。

スペースに切り込むCTB島田

『赤黒』の重みを噛み締め、対抗戦デビューを飾った若き才能たちが躍動した一戦。試合の主導権を終始握り続けた早大は、後半に入ってもその手綱を緩めることはなかった。なかでも異彩を放ったのが、服部を中心に描く早大伝統のアタッキングラグビーだ。すぐさまアタックラインを形成し、空いたスペースへと一瞬でボールを展開。そして電光石火の速さで攻め込む。さらに、得点源として威力を発揮するラインアウトモールや、前田を筆頭とした強固なスクラムなど、セットプレーの圧倒的な安定感も光る。初戦の圧勝劇を口切りに、いよいよ開幕した激闘の対抗戦。勝利を重ねるごとに成長していく清水組の進化から、今季も目が離せない。

記事:大林祐太 写真:髙木颯人、吉田明日香(早稲田スポーツ新聞会)