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招待試合   試合結果

2008/03/21
(Kick off 14:00)

博多の森

早大A 九州代表
  35 28 - 5 12  
7 7
T G PG DG   T G PG DG
4 4 0 0 1 0 0 0
1 1 0 0 1 1 0
5 5 0 0 2 1 0 0

T:トライ G:ゴール PG:ペナルティゴール DG:ドロップゴール

レフリー
岩下 真一
タッチジャッジ
高木 雄一郎
前田 輔
布巻 浩二

対九州代表 すべては『豊田組』のために…

2008/03/24


 『権丈組』の、『権丈組』による、『豊田組』のための戦い―。主将・豊田将万、フォローワー・権丈太郎、畠山健介、五郎丸歩。テーマ:『Dynamic Challenge』。大学チャンピオン・『権丈組』が、最後の最後に、赤黒の未来のために体を張った。そこには勝者のDNAがギッシリ、新生ワセダにとっては最高の置き土産…。「今日は『豊田組』としての第一歩。最後に『豊田組』の力になろうと考えてました。大げさな話ではなくて、この日の試合が『荒ぶる』に繋がると思ってのチャレンジ。自分は卒業しますけれど、これからもワセダのために何ができるのかを常に考えていきます」(権丈太郎)…。
 本来であれば、権丈太郎で臨むべきところを、敢えて豊田将万を主将に据えたのは、「しっかりとした土台のあるなかで、豊田にその任を経験して欲しい」という中竹監督の強い思いから(権丈太郎は前日までキャプテンする気マンマンで、五郎丸らにたしなめられたとか、いないとか…)。常々口にし、理想として掲げてきたフォローワーシップの実現。今季目指すニュースタイルへのイメージ作り。合言葉は、「4年生に来年もワセダでやりたいと思わせよう!」。『豊田組』ファーストゲームとしては、この上ない舞台だった。
 新主将・豊田将万のキックオフクリーンキャッチで始まった試合は、『Dynamic Challenge』が満載。開始早々の1分、今年のチームからは考えられないほどアッサリとトライを許したものの、これで目が覚めたと言わんばかりに、そこからは胸のすくようなビューティフルアタックを連発した。堅く堅く、ほとんどリスクを犯してこなかったシーズンとは一転、あらゆる局面からチャレンジ。常にボールが動き続ける。自分たちからガンガン仕掛ける。息つく暇を与えないファンタスティックなラグビーは、見る者の心を奪った。「『Dynamic Challenge』度は…、80点くらいですかね。あの雨のなか、よくできたと思います」(主将・豊田将万)。この日の前半のアタックは、恐らくは2007年のシーズンベスト(目撃者は勝ち組? 今更とは言わないで…)。このラグビーをもし大学選手権でやっていたら…、「ワセダはFWだけ」、「つまらない」などとは絶対に言わせていない。
 なかでも、栄えあるファースト『Dynamic Challenger』(今年はこれでいきます)に選出されたSO山中亮平のパフォーマンスは、秀逸のひと言。蹴ってよし、放ってよし、抜いてよし。やっぱり持ってるモノが全然違う…。眩いばかりの輝きを放ち、完全にゲームを支配した。村田賢史のメンバー入りで尻に火がついた? 「今日は権丈さんたち4年生とできる最後のゲーム。絶対に負けられないと思ってました」(SO山中亮平)。
 しかし、しかし、『Dynamic Challenge』への大きな手応えを得た前半とは打って変わり、『権丈組』色が薄まり、メンバーが若手中心になった後半はちょっぴり不発…。「ここで感じて欲しいのは、チャレンジするにもラグビープレーヤーとしてのベースがしっかりしていないと、その権利すらないんだということ。下級生ばかりになった後半は、やろうとしてもイージーミスとペナルティばかり。そこは学生たちも感じただろうし、後半を見ると、まだまだ自分たちにはベースがないんだと豊田自身が気付いてくれたらいいと思う」(中竹監督)…。「僕たちの力ではなく、権丈さんたちの力を入れての80点。自分たちに足りないものをこれから埋めていかなければならない。まだまだこれからです」(主将・豊田将万)…・まだ始動から3日。何もしてないに等しいことを考えると、ある程度はしょうがない。新たなスタイルへの可能性と、甘さ、やるべきことを痛感させられた意味のある80分だった。
 「今日4年生たちと一緒にプレーをして、決意を新たにさせてもらった」と副将・瀧澤直が噛み締めるように語れば、主将・豊田将万も、「その恩を返せるのは、『荒ぶる』を獲って一緒に喜んでもらうことしかない」とキッパリ。『権丈組』はそのラストマッチで、『豊田組』に大きな財産を…。そして『豊田組』はその初陣で『権丈組』に希望の光を…。試合後のロッカールーム、権丈太郎は呟いた。「ホントにもう1年ワセダでやりたいです。ずっとワセダでやりたいです。え~、させてよ~」。そのワセダ愛、永遠に―


<ついに実現? 理想のフォローワーシップに笑みを浮かべる中竹監督>
「この朝日招待は大学選手権に優勝したチームが招かれる試合。日本中の大学の代表だという意識で、ベストメンバーを組んだ。九州代表もベストメンバーを揃えるということでしたので。本来は権丈たちの代、最後の試合ということだけれども、既に豊田のチームが20日からスタートしていることもあって、権丈、五郎丸、畠山にお願いして、このゲームのキャプテンは豊田にした。『豊田組』最初の試合として、いいスタートが切れたと思う。豊田自身も自分らしくとやって、観客のみなさんにも喜んで頂けたのではないかなと。ただ、後半はメンバーがたくさん替わって、テンポが落ちてしまった。そこは学生たちに学んで欲しいところ。『Dynamic Challenge』を意識してはいたけれど、それができなかったのはベースの部分でのミスが多かったから。そこを上げていかないと挑戦することはできないと気付かれた後半だった。九州代表の印象は…、コンバインドチームということで、チームとしては合わせていないのかなと思ったけれど、やっぱり個々の強さは感じた。トップリーグらしいというか、学生のスピードでボールを動かすとついてこれなかった。ワセダとしては、思っていたようなプレーができたという感じ。ただ、何人か出ていたワセダOBは内部のことを知っているし、思いを持ってこの1年見てきたので、ラインアウトを中心にプレッシャーを掛けられてしまったなと。テーマとして掲げた『Dynamic Challenge』については、特に前半はよくできていた。あの雨のなかで自分たちから仕掛けていった。昨年1年と比べても、仕掛けの意識は格段によかった。その姿勢がテンポを生んでトライを呼んだ。『豊田組』のファーストステップしては、イメージに近いものがあった。豊田がキャプテンを務めたなかで、いい試合ができたのは大きい。豊田にここで感じて欲しいのは、チャレンジするにもラグビープレーヤーとしてのベースがしっかりしていないと、その権利すらないんだということ。下級生ばかりになった後半は、やろうとしてもイージーミスとペナルティばかり。そこは学生たちも感じたと思うし、今日は権丈たちがいるなか、そのしっかりとした土台のあるなかで、豊田にキャプテンをやらせたかった。後半を見ると、まだまだ自分たちにはベースがないんだと豊田自身が気付いてくれたらいいと思う。ともあれ、『豊田組』の第一歩としてはかなりいいゲームだった。卒業する4年生たちは…、もう本当に素晴らしかったね。特にリーダーたち。あれだけリーダーシップのある人間たちが、今日のようにフォローする側に回ったら、それは完全なフォローワーシップができる。アップから4年生が豊田たちをサポートしていて、改めて素晴らしいチーム、素晴らしい4年生だったと感じた。来週の長崎はその4年生たちだけで臨む最後の舞台。すごく楽しみにしています」

<『権丈組』メンバーに感謝! 主将としてその第一歩を踏み出した豊田将万>
「今日はもう深くは考えずに、自分らしくやろうと考えてました。周りにはすごい人たちばかりで、自分のことをサポートしてくれる。言いたいことも言えましたし、いいスタートが切れたと思います。メンバーが替わって若くなった後、やりたいことができなかったのは反省ですが…。九州代表の印象は、やっぱり個々の強さに関しては学生と差があるなと。そこの部分を埋めていかないと、トップリーグとの差は縮まらないと改めて感じました。ただ、ボールの動かし方、陣地の取り方などはワセダが上回っていたと思います。ワセダにはたくさんの福岡出身者がいる。家族や親戚、お世話になった方々、みなさんに来て頂くなか、プレーすることをずっと待ち望んでいましたし、今日は本当に楽しかったです。『Dynamic Challenge』度は…、あの雨のなか果敢に攻められていたので80点くらいでしょうか(笑)。けど、それは僕たちの力ではなく、権丈さんたちの力を入れての80点なので、自分たちに足りないものをこれから埋めていかなければならない。まだまだこれからですね。キャプテンとしては…、権丈さんにも言われたように、レフリーとのコミュニケーションを学ばないといけないなと…。キャプテントークでの難しさを感じましたし、今日は本当に周りに助けてもらいました。まだまだ力不足です。ただ、今日で『豊田組』としての方向性は見えたと思います。軸になるべきモールはイマイチでしたけど、ディフェンスではしっかり前に出られていましたし、要所要所でいいタックルも見られましたし、まずは軸を作って、精度の高いプレーをしていきたいです。4年生には本当にお世話になりました。僕たちがその恩を返せるのは、『荒ぶる』を獲って一緒に喜んでもらうことしかないと思ってます。一緒にプレーした時間を忘れずに、また1年間がんばっていきます」

<『権丈組』との最後のプレーに決意を新たにした副将・瀧澤直>
「いやぁ、4年生たち素晴らしかったです。本当に頼りになる。権丈さん、五郎さん、健介さん、3人のリーダーを見ていて、自分も1年でああいう風に後輩たち、同期から頼られる存在にならなければと強く感じた試合でした。そこは本当に今日で学びました。試合の内容としては、色々とありますけど、まぁ合わせたばかりでしたし、ある程度はしょうがないのかなと。4年生から色々感じ取れたことに大きな意味があったと思います。初陣として勝つこともできましたし。ワセダは勝たないと意味がないですから。勝つことに意義がある。豊田の主将ぶりですか?、もう既にキャプテンらしいなと(笑)。やっぱり違う。しっかりとリーダーシップを取ってくれるし、また権丈さんとは違った形になるのかもしれないですけど、1年間引っ張ってくれると期待させてくれました。頼りになりますね。4年生にはもうありがとうの言葉しかないです。ムチャクチャな人たちばかりでしたけど(笑)、本当に楽しかった。卒業してもそれぞれが、各方面で活躍してくれると思います。今日4年生たちと一緒にプレーをして、決意を新たにさせてもらいました。僕は今までたるんでました…。今年1年は、副将としてバシッとやります!」

<『豊田組』でのプレーを熱望!? 見事な凱旋を果たした権丈太郎>
「今日は『豊田組』としての第一歩。最後に『豊田組』の力になろうと考えてました。大げさな話ではなくて、この日の試合が『荒ぶる』に繋がると思ってのチャレンジ。それが今日の結果に繋がったと思います。自分は卒業しますけれど、これからもワセダのために何ができるのかを常に考えて、やっていきます。豊田のいいところは、プレーで引っ張れて、流れを作れるところ。テーマであった『Dynamic Challenge』に関しても、豊田が先頭になってスローガンどおりにできたのは素晴らしいことだと思います。主将デビューとしては満点?、いやぁ、まだまだこれからでしょう(笑)。例えばレフリーとのコミュニケーションの取り方だったり。これからです。九州代表の印象は…、東芝戦の後ということもあってか、コンタクトの部分では差を感じることはありませんでした。『豊田組』もあの東芝戦からスタートしてますし、今日で後輩たちは手応えを掴んだと思います。相手がトップリーグだということを特別意識することもなくできましたし、これからに向けて今日は自信を持っていい試合でした。僕は地元愛というか、福岡が大好きですし、いつかは福岡でプレーしたいとも思っています。今日も母校の監督、後輩たち、親戚、大勢の方に応援してもらい、嬉しかったです。このグラウンドも大好きですし、本当に幸せな時間でした。久々にキャプテンではない試合は…、やっぱりちょっと違いましたね(笑)。気楽にできました。『Dynamic Challenge』は、全然動いていなかったのでしんどかったですけど、やろうとしていることはおもしろいですし、豊田たちが羨ましいです…。やっててもすごく楽しかった。豊田には自分の意志をしっかり持って、本気になって、最後まで貫いて、自分らしくチャレンジして『荒ぶる』を歌って欲しいです。ホントにもう1年ワセダでやりたいです。ずっとワセダでやりたいです。(後輩たちからは「やらせませんよ」の声が…)え~、させてよ~(笑)」


<いいチームでなく強いチームを! 後輩たちに未来を託す五郎丸歩>
「今日は新しいことにチャレンジしようという意識がありましたし、自分たちが1番伝えてきたかったのは勝つことだったので、いいゲームだったと思います。『豊田組』としての最初の試合で勝てたことが1番です。豊田キャプテンの下でプレーしてみての感覚は…、豊田を支える人間がまだいないということ。けど、その分これからに希望のあるチームですから、これからしっかりと見守っていきたいです。今日は可能性をすごく感じました。『Dynamic Challenge』に関しても、こういう天候のああいったプレーができたのはかなりよかったと思います。後輩のBKたちに伝えるべきことはすべて伝えました。やっぱり福岡でのプレーは落ち着きますね(笑)。豊田たちには、いいチームを作るのではなく、強いチームを作って欲しいと思ってます」

<後輩たちに太鼓判! 『豊田組』へ温かいエールを送る畠山健介>
「今日は『豊田組』としての初戦ということだったんですけど、正直自分のプレーはイマイチでした。全然動けてなくて…。ミスもしてしまいましたし、スクラムもダメで、豊田たちには申し訳なかったです。豊田は元々リーダーしての力がある人間。今日見ていて、これからしっかりワセダを引っ張ってくれると思いましたし、あとは周りの人間のフォローが大事になってくると思います。組織だったことはまだやっていないので、こんなもんだとは思いますけど、タックルでは要所要所でいいのを見せてくれましたし、初戦としては上々ではないでしょうか。豊田は今年1年辛いこともあるでしょうけど、小さくなる必要はないし、1人ですべてを背負う必要もないし、同期に頼ってもいい。最後まで自分らしく、『Dynamic Challenge』して欲しいです。後輩たちには伝えるべきことはすべて伝えられたと思います。大丈夫ですよ」

<本日の『Dynamic Challenger』・山中亮平 村田と日本一の争い?>

関連ロケーション

地図を大きくする。 [博多の森球技場]

A招待試合 試合情報一覧

2008/03/30 長崎ドリームチーム ○ 7-5 ●

2008/03/21 九州代表 ○ 35-12 ●

2007/09/16 ケンブリッジ大 ○ 47-17 ●

2007/08/26 法大 ○ 73-3 ●

2007/08/19 関東学院大 ○ 19-10 ●

2007/07/01 関東学院大 ○ 38-0 ●

2007/06/10 ヤマハ ● 21-24 ○

2007/06/03 明大 ○ 21-17 ●

2007/05/20 慶大 ○ 54-12 ●

九州代表との戦績

過去3試合の対戦結果

2006/03/12 招待試合 ● 27-38 ○

2005/03/13 招待試合 ○ 45-24 ●

2003/03/09 招待試合 ○ 62-21 ●

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