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新人戦   試合結果

2010/06/02
(Kick off 16:00)

慶大・日吉グラウンド

早大新人 慶大1年
  24 10 - 7 14  
14 7
T G PG DG PT   T G PG DG PT
2 0 0 0 1 1 0 0
2 2 0 0 1 1 0
4 2 0 0 0 2 2 0 0 0

T:トライ G:ゴール PG:ペナルティゴール DG:ドロップゴール PT:ペナルティトライ

レフリー
タッチジャッジ


1年早慶戦 人生でたった一度の…

2010/06/02


 やっとみんながひとつになれた!エンジの血が流れ始めた! 6月2日、久々「来日」しての1年早慶。垣永真之介率いるベイビーワセダは、熱く、しぶとく、全員で通過儀礼を乗り越えた。永遠のライバルを相手に、選手たちの心を突き動かしていたのは、試合前に飛んだ後藤コーチからの檄…。「今日はお前たちの人生で一度しかない試合だぞ。このプレッシャーを存分に楽しめ。徹底的にやってこい!」―
 その一度しかない試合は、山あり谷あり、まるで人生の縮図かのような険しさだった。硬さの取れた11分、15分、FWの推進力にBKが呼応し、幸先良く2トライを先行するも、ここで本職SOを失うアクシデント(同時にWTBも本来はSHに)。残り65分、あの手この手のスクランブル。監督・後藤禎和、主演・Rookiesによる、ワセダとして本当の勝負が始まった。定石がまったく通らない状況のなか、実に統制のとれたアタックを繰り出してくる慶應(12番のタテにはタジタジ…)を前に防戦一方。若さからか、ラックでのペナルティもこれに重なり、自陣深くに閉じ込められた。23分、FWのゴリゴリで3点差。その後もゴールを背負ってのピンチの連続。あと1m…、あと30cm…、もう一歩たりとも下がれない。しかし、この苦境を『有田組』の真骨頂・超ガマン、FWのしつこさと、CTB藤近紘二郎のビッグヒットで凌ぎ、ワセダのプライドをしっかり見せた。ここはもう理屈ではない世界。「一生に一度の試合、それを負けで残すのは絶対に嫌だったので…」(No8金正奎)。
 ひとまずはホッと一息。頭を冷やし、修正点を共有して臨んだ後半も、まだまだドラマは終わらなかった。遂行するプレーを極端に絞ったのが功を奏し、8分この日再三見られたFWのラインアタックで17-7。徐々に相手を上回り、ゲームの肝は抑えながら、逆に21分ペナルティで下げられトライ。やはり一筋縄ではいかない早慶戦…。攻守に渡るしつこさはいかにも慶應…。このままでは埒があかない。大きくスコアは動かないと判断し、ここで後藤コーチが勝負に出た。「もし失敗したら、俺がすべての責任を負ってやるから…」。それまでNo8として出色のデキだった金正奎をFBに配置転換(8古賀、SO廣野)。……、結果、この一手が勝負の行方を決定づける。
 29分、そのFB金がセットアタックで前に出たところから、チーム一丸流れるような連続攻撃 → フェーズを重ね、CTB藤近がついに慶應ディフェンスラインの裏へ。鬼軍曹も思わず笑顔。Emergencyを見事に乗り越え、結果を出した男たちは、実にワセダらしく、逞しかった。
 全員が勤勉に走り続け、強固な意志を見せ、ライバルから掴み取った価値ある勝利。どんな苦境に陥ろうとも、自由を奪われようとも、一年生だけで、自分たちの手で結果を出したことに意義がある。これぞワセダのDNA。「今日でやっとみんながひとつになれたと思います」(ゲームキャプテン・垣永真之介)。…。「人生で一度の試合、最高の思い出になりました。ここからが僕たちのスタートです」(金)…。しっかりと心に刻まれたメモリアルデー。この日の想いを忘れなければ、きっと栄光はやってくる―


<スクランブルを制し笑顔を見せる後藤コーチ>
「今日は日本一のFWラインアタックで勝ちましたね(笑)。前半のディフェンス、特にタックルが高かったことは不満ですが、後半はしっかりと修正してくれましたし、しぶといディフェンスをしてくれて、勝ったことには満足です。慶應もいいチームでしたから。今日の勝利が彼らにとって大きいかは分からないけど、一生に一度しかない試合だから、勝つことに意味がある。勝つと負けるでは全然違ってくる。みな勤勉に走る選手たちなので、小さくまとまらず大きく育って欲しいですし、割とまとまっている学年なので、学生スポーツにふさわしい思い出を作っていって欲しいと思います。早明戦に向けては…、今は何も思いつきませんが、しっかりと戦います」

<常に声を出し先頭に立ち続けたゲームキャプテン・垣永真之介>
「今日はエンジンがかかるのが遅かったです。特にディフェンスが…。前半はもう受けすぎてしんどかったです。ペナルティが多く、みんな高く受けていたので、とにかく刺さろうと。新人戦は人生で一回なので、楽しもうと思っていましたし、こうして勝つことができて、いい思い出になりました。慶應を上回っていたところは…、タテのヘッドスピードと、キャッチスピードだと思います。そこはこの2カ月取り組んできたところですし、今日はワセダのやりたいラグビーが見えました。もっと点数を取りたかったですが…。慶應はいいチームでした。試合中慶應らしいなと感じていました。ワセダとしては、今日でやっとみんながひとつになれたと思います。これまではずっとバラバラだったので。また明治戦がありますけど、負けていい試合はないので勝ちます。人生で一度の試合ですから、勝ちに拘って、結果を出したいです」

<最高の思い出に充実感を漂わせるNo8金正奎>
「ディフェンスでがんばろうと言っていたにも関わらず、前半はタックルが高く、後手後手になり、相手に思うようなアタックをさせてしまい、しんどかったです。後半も結果取られた点数は同じですが、中身は全然違います。全員タックの意識が高かったですし、内容の濃い後半。そういう面で、しっかりと修正できたのは、すごく大きかったと思います。今日臨むに当たっては…、一生に一度の試合だと言われていました。思い出に残る試合にしたかったですし、それを負けで残すのは絶対に嫌だったので、まず勝ちに拘ること。そしてそのなかで、自分に何ができるのか、どうチームに貢献できるのか。垣永からも自分のプレーより、まずチームのことだと言われてました。勝因はここで取ろうというときにみんながひとつになってアタックできたこと。慶應が集中を切らしているときに、逆にワセダは集中できていた。場面場面の集中力だと思います。突然のFBには驚きました(笑)。ただ、今までFWしかやってこなかったなかFBでプレーしたことで、周りがどう動いているのかが見えましたし、色々なことが分かってよかったです。楽しかったですし、新鮮でした。3年後は自分たちの代。そこに向けてこの試合が僕たちにとっての第一歩ですし、いいスタートが切れたと思います。まだまだチームとして足りないことがあるので、そこは3年かけてひとりひとりが精進していくように。一生に一度の試合、今日は最高の思い出です(笑)」

<攻守に芯の通ったところを見せたCTB藤近紘二郎>
「こうして1年生だけのチームで勝つことができて嬉しいです。苦しい展開ではありましたけど、ひとりひとりがしっかりとプレーして、波に乗っていくことができました。今日はとにかく1年生だけの試合を、みんなの力で勝つことだけを考えていたので。思い出に残るゲームです。今日はワセダの団結力勝つことができたと思います。自分自身としては、この4年間毎日努力してステップアップしていきたいです」



前半

11分 早大 LOから連続攻撃→ラックから逆目9・15・3で森村トライ G辰野失敗5-0


15分 早大 DFターンオーバーからFWでゲイン→黒木トライ G辰野失敗 10-0


23分 慶大 5mLOからFWが近場を突きトライ         G成功 10-7

後半

8分 早大 TOから8・3でビッグゲイン→黒木トライ       G廣野成功 17-7

21分 慶大 22mライン内ペナルティからの速攻でトライ   G成功   17-14

29分 早大 Sから連続攻撃→8ゲイン→順目→9・藤近トライ G廣野成功24-14



※1年早明戦は、『北風祭』の一環として7月4日(日)・11時KOでの開催を予定しております。

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