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Tough Choice

2022

芝の張り替えが完了!

春シーズン終了後から夏合宿の期間を利用した上井草の天然芝グラウンドの改修が完了し、井草八幡宮の方に来ていただき竣工祭を行いました!

今回のグラウンド改修はICT施工による高精度の工事が行われ、特に排水性にこだわったとのこと。竣工祭に参加した相良主将も「フラットで非常に走りやすいです。芝もふわふわで怪我のリスクも減ると思います」と満足し、いよいよ始まる対抗戦に向け決意を新たにしました。

自身が大学3年時に東伏見から上井草への移転を経験した大田尾監督は「都内で大学の部活が天然芝のグラウンドを持っているというのはとても稀有なことで、この恵まれた環境に本当に感謝をします。移転から20年という節目の年に新しくなったこのグラウンドは、多くの学生が積み上げてきた思いを受け止め、継承していくのにふさわしい舞台だと思います」と感謝を述べた。

手応えを得た夏合宿を経て、生まれ変わったグラウンドで練習に打ち込みシーズンに臨みます。

対抗戦は、いよいよ今週末、開幕。

【グラウンド改修裏話】今回のグラウンド改修を担当してくださった株式会社チュウブさまと日本体育施設株式会社さまに育成や工事のポイントをおうかがいしました!

株式会社チュウブ 大田真之介さまによる注力ポイント紹介

①BIGロール工法

本グラウンド改修工事で施工したBIGロール工法は、1ロールあたり幅76cm、長さ8~13.2m、厚み3cmの規格で、1ロールあたりの重量が約500kgある大型ロールを専用機械「インストーラー」、「サイドキック」を用いて、素早く隙間なく敷き詰める工法です。BIGロール工法は、国内のラグビートップチームやJリーグのホームグラウンドなどの改修工事及び新設工事で多く導入されています。BIGロール工法の利点としましては、ロールの自重により施工後の養生管理期間(利用までの期間)が従来の張芝工法よりも大幅に短縮できます。

②ティフトン(サンドベース栽培品)

本グラウンドで導入された芝生は、国内(関東以西)の主たるスポーツグラウンドで最も多く導入されているティフトン(砂地圃場栽培品)となります。芝生の産地は国内各所にありますが、芝生も農作物と同様に生産地が重要となります。本工事で導入したティフトンBIGロールの産地としては、国内有数の芝生産地であり、かつスポーツターフの国内トップシェアを誇る「鳥取県産 砂地栽培品ティフトン」となります。砂地圃場で栽培されたティフトンは、排水性が良いため根の張りが良く、また健全で丈夫な根茎層(芝生の層)を地下で形成することで、強度のあるターフとなります。

(株)チュウブは、芝生の生産、施工、管理を一貫して行う芝生専門企業として創業59年を迎える会社です。芝生の生産に関しては、様々な品種を栽培管理しており、特にティフトンに関しては約250,000㎡の砂地圃場にて栽培管理を行っています。導入実績としましては、味の素スタジアム、秩父宮ラグビー場などの主な公式スタジアム、練習場など全国各地で導入して頂いております。また、ティフトンを開発した米国ジョージア大学と連携し、ティフトン改良品種である「ティフグランド」「ティフタフ」「ティフスポーツ」などの最新品種を国内に導入しております。

日本体育施設株式会社 清水幹久さまによる注力ポイント紹介

①芝生舗装の品質管理

芝生はスポーツフィールドに適した「ティフトン419」を使用し、養生期間が短い「BIGロール工法」にて施工しました。芝生の下の層となる床砂で使用した千葉県君津産の洗い砂は、施工に先立ちサンプリング調査・粒度試験を実施して、優れた材料を使用しています。そして、3Dブルドーザーと3次元位置情報を制御するトータルステーションを用いて施工精度を高め、安全で高い品質のグラウンドを完成しました。

②排水性の向上

グラウンドの地中には降雨後に地中に残る余分な水を速やかに排水し、水はけの良いグラウンドのための暗渠排水管を設けています。余剰水を除去することで、芝生の育成基盤を良い状態に保つ役割も果たしています。暗渠排水管は、ラグビーコート全面に均一に配置し、総延長1,300mを施工しました。

③高さ17mのラグビーゴール

W杯会場でも使用された高さ17mのゴールは、ウィンチで起倒することができます。基礎工事では、高尺のポールを支えるため通常の倍近い大きさの巨大なコンクリート基礎工事を行うため、作業スペースの確保や転落防止対策により安全な工事に取り組みました。

日本体育施設(株)は、仙台スタジアムや昭和電工ドーム大分をはじめ全国でスポーツ施設の建設・管理・運営に取り組み、創立51年を迎えた会社です。今回工事は、東京支店の清水幹久が担当しました。使う人の視点で考え使いやすい施設を提供することをモットーにする日本体育施設(株)は、昨年竣工の東伏見キャンパスアメリカンフットボール場の人工芝工事も担当しております。

この素晴らしいグラウンドで練習に打ち込み、大学日本一を目指します!