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Tough Choice

2022

慶應義塾大学D戦/観戦記

この日の3連戦の最後を飾るのは早大D。直前に行われた関東大学ジュニア選手権(ジュニア選手権)と練習試合の慶大C戦に敗北し、3連敗は避けたい早大Dだったが、立ち上がりに奪ったWTB和田遼(社4=埼玉・早大本庄)のトライ以降、なかなか得点できない。相手の前に出るディフェンスに苦戦し、守備ではなかなか自陣から脱出できず、終わってみれば19-33での敗戦。これで、慶大に同日で3連敗となった。

なんとしてでも勝利が欲しい早大Dは、開始30秒からスコアを動かす。

相手のキックオフから2度フェーズを重ね、自陣22メートル付近からSO黒川和音(人1=茨城・茗溪学園)が敵陣に向けてキック。そこから相手のカウンターをプロップ川村駿太(法4=北海道・函館ラサール)がタックルで仕留め、ラックからこぼれたボールに素早く反応したSH清水一志(社4=東京・早実)が和田にパス。和田が左端をおよそ50メートル走り抜き、早大Dが幸先よく先制する。

しかしその後は反則を重ね自陣深くに押し込まれると、ラインアウトモールを起点に2トライ、アタックランで数的有利を作られ1トライを許した。攻勢に転じたい早大Dは、40分にラインアウトモールからインゴールに迫るもののグラウンディングできず。5-19で試合を折り返した。

左際を走り抜きインゴールに向かうWTB和田

後半開始早々、早大Dは再びチャンスを迎える。1分、ハーフウェー付近のスクラムを起点に、NO8勝矢紘史(スポ1=長崎北陽台)、フランカー西浦剛臣(社2=ニュージーランド・ハミルトン・ボーイズ・ハイスクール)、ロック折戸健介(法2=東京・早実)のゲインで大きなチャンスを作るが、ノットリリースでフィニッシュまで到達できない。

だが6分、敵陣左22メートル付近のラックから右に展開。CTB金井奨(人4=群馬・太田)が守備網のギャップを突き、最後は黒川がグラウンディングする。7点差に追い上げた。その後も早大Dのペースで展開するが、ゴールラインの攻防に競り負け得点ならず。

すると、流れは相手に渡り、テンポよく得点を奪われ、点差は21に。35分に敵陣5メートル付近から西浦が気迫を見せたトライを挙げるが、追い上げもここまで。19-33で試合終了となり、勝利を飾ることはできなかった。

ゲインするフランカー西浦

本試合は反則の多さやラックの寄りの速さで相手に上回られ、自分たちのペースで試合を展開できなかったことが結果につながってしまった。だが、勝矢や西浦のラインブレイクなどを起点に、チャンスを演出する場面は多く見られた。『セカンドマン』の速さなど、チームとしてどのように連携を強めていくかが今後への鍵となりそうだ。

文=森田健介 写真=谷口花・戸祭華子(早稲田スポーツ新聞会)