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2024

対明大戦・観戦記

対明大戦・観戦記


夏の到来を感じさせる日差しに、飛騨の豊かな自然。山々に囲まれた長良川競技場で早明戦が行われた。試合前にはすでに遠征では恒例(?)になりつつある選手のサインボールのプレゼントもあった。<HP委員・片>


前半8分、先制したのは早大。田原(4年・SH)から大田尾(2年・SO)、そしてスピードにのって内側に走りこんできた仲山(3年・WTB)がパスを受けインゴールへ飛びこんだ。だがその直後11分、明大CTBにタックルをはねとばされトライを許してしまう。スクラム、モールも強さで明大が早大を上回り、アタックでも明大のFBらBK陣に中央を突破されトライを奪われる。早大も継続ラグビーで相手陣に攻めこみチャンスを作ったが一歩及ばず、19-26と明大リードのままハーフタイムへ。
しかし、後半開始8分から早大の”トライラッシュ”となる。まず山田(2年・FB)が相手をうまくかわして右中間にトライを決めると、後半から山岡(2年・WTB)に代わった加藤(2年・WTB)が認定トライ。FW陣も積極的にアタックに参加し町田(4年・FL)、大江(3年・PR)、紀(2年・NO8)と、FWで続けざまにトライを奪った。明大も25分からBK陣が連続で3トライと追いすがるが、40分に加藤が大田尾がこぼした球を拾い駄目押しのトライを決めたところでノーサイド。61-45で早大が勝利をおさめた。

<同じ日にサントリーもウェールズに勝利!清宮監督のコメント>
「(前半明治にやられたのは)まだ教えていないこともあるから仕方ない。アタックは今までで一番良かった。一番ミスも少なかったし。DFは全然だめ。タックルもシステムも全部」

<左京主将の試合後のコメント>
「(今日のアタックは)練習通りのことをやっただけなんですけどね。(DFは)接点で、1対1で負けています。体の強さで。相手より走れるけど接点で負けているので強くして行かないと、DFもきついし、相手に簡単に球を出されてしまう。あれだけ(球を)出されるとトライにもつながります。(明大の)スクラムも力強いですよ。こっちは球だしもぎりぎりでした。(次は社会人チームとの対戦だが)社会人だと接点での体の強さも1ランク上だし、逆に学生の方が走れるかもしれない。練習時間などでは学生の方が有利なのでそのフィットネスを生かして試合を組みたてたいです」

<トライも決めた、安藤副将(4年・PR)の試合後のコメント>
「(スクラムは)ボロボロでしたね。大江君が3をはじめて間もないし少し時間はかかる。(トライは)おまけです、たまたま(笑)。FWがアタック参加する戦い方なんでたまたまおこぼれがくるんです(笑)。(DFについては)DFラインをそろえるのが1つ。もうひとつがタックルのフィットを強くできるか。1週間そういう練習をしてきたけど、ピタッとそろうまではいってないし、習熟するにはまだ時間がかかります」

<初アカクロ・柳沢(3年・FB)のコメント>
「(アカクロは)うれしかったです。出る15分くらい前に言われました。2週連続で明治(注:先週、Bチームは明大Bとの試合で勝利)ということで特にびっくりするということはなかった。(観客とか歓声は)全然気にならなかった。出た10分間は試合に集中して思いっきり楽しんでできました。これがレギュラーで出来るようにステップになればいいです」

<同じく初アカクロ・岡本(3年・LO)>
「うれしかったですけど動けなくて空回りしてました。スイープとかは練習したことができたけど、アタックが高すぎてタックルされた。(AもBも)戦法は一緒なんですけどAで練習を2、3回しかしていないので、サインを覚えるので精一杯でした。先週明治には勝っていたので気持ちの面では楽でした。今日、リザーブで出たんで最初から定着したい」