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2024

対山梨学院大戦(Jr選手権)・観戦記

対山梨学院大戦(Jr選手権)・観戦記

ジュニア選手権第2戦が東伏見グラウンドにて行われた。この日の相手はリーグ戦2部の山梨学院大。ジュニア選手権ながら相手は1本目で早大ジュニアチームの実力を図るには格好の試合となった。<HP委員疋>


細かいミスこそあれ、試合は開始から早大ペース。12分のWTB正木健介(2年)の先制トライを皮切りに15分、25分と立て続けに3つのトライを挙げ幸先のよいスタートを切る。
このまま一気に押し切りたい早大であったが、33分にゴール前ラインアウトからのモールでトライを許すと、前半終了間際にもペナルティーから相手BKに50メートルを走り切られトライ。26-10と追い上げられてしまう。
後半7分にもノックオンしたボールを相手に拾われトライを許し、26-17。冷たい空気がチームを襲う。
ここで東伏見を熱くさせたのが晴児(CTB、2年)、慎平(FB、1年)の内藤兄弟。まずは兄晴児。10分に見事なラストパスで相手を突き放すトライを演出すると、その後も面白いようにゲインラインを突破。14分に再びトライをアシストしたかと思えば、19分には自らインゴールへ。この見事な活躍ぶりに部員たちからは「お兄ちゃん、ナイス!」の声が飛んだ。
弟慎平も負けてはいない。群を抜くほどのスピードはないが、タックルされてもなかなか倒れない粘り腰とタイミングのいいライン参加で後半のトライラッシュに一役買った。最後も弟慎平がトライ。まさにこの試合を象徴する終わり方で69-17と圧勝した。
実はこの試合は活躍したBKひとりが明日の青学大戦のメンバーに入れるというおまけつき。そのひとつの座を慎平が掴み取り、見事赤黒ジャージーを手に入れた。ふたり揃っての活躍に兄弟赤黒の夢も膨らむばかりだ。

<チームの勝利に大貢献のCTB内藤晴児>
「後半になってようやくBKが練習どおりできるようになり、よかったと思う。前半からもう少しテンポよくいければよかったけど、ミスして取れるところで取れなかった。その点は反省しないと。個人的にも2つタックルミスしてしまったし。ジュニアは初めてだったけれど全体的にはいいプレーができた。ケガ人がいてたまたまチームが上がっているだけだが、次も出られるようにがんばる。悔いのないように80分走るだけです」